ビーツをもっと食べるべき3つの理由
鮮やかな色に少し土のような香りのあるビーツは、私たちの体と健康にうれしいご褒美。濃い紫色が特徴のビーツには様々な薬用効果があり、自然療法として様々な症状に使えます。だからこそ、ビーツを食べるのは健康への大きな一歩。あなたもそんなビーツに興味が沸いてきたのでは?
まず、ミネラルがとても豊富なのが大きな特徴。根菜の中では最も糖分の高いものの一つではあるものの、普通の砂糖と違い体に優しいことが専門家によって言われます。
利用法としては、スープやサラダに使ったり、活力を与えてデトックスできるジュースにも良い材料。今回は、そんなビーツを食べるべき理由をいくつかご紹介します。
1.ビーツ:貧血と戦う滋養強壮剤
ビーツは、病み上がりの時や鉄分が不足しているときに最適な滋養強壮剤。栄養豊富なうえに脂肪分はなく、普段よりも体が重く感じたり、朝起きた時に頭が痛いといったような時に、体にエネルギーを与えてくれます。
ビーツのビタミンの中で興味深いのが、ビタミンB群、もしくはリボフラビンと呼ばれる成分で、赤血球の生成を促進し、活力を与えてくれると同時に免疫力もアップさせてくれます。
ビーツ100gの栄養成分がこちら。
- エネルギー 46.10 Kcal
- たんぱく質 1.56g
- 炭水化物 8.38g
- 食物繊維 2.58g
- コレステロール 0.00
- 水 87.40g
- カルシウム 17.00mg
- 鉄 0.91mg
- ヨウ素 0.40mg
- マグネシウム 21.00mg
- 亜鉛 0.36mg
- セレン 0.62mg
- ナトリウム 58.00mg
- カリウム 407.00mg
- リン 12.00mg
- ビタミンB1 チアミン 0.02mg
- ビタミンB2 リボフラビン 0.04mg
- ナイアシン 0.32mg
- アミノ酸 83.00mg
ビーツを使った朝のドリンク
材料
- 小さめのビーツ(火を通したもの) 1個
- リンゴ 1個
- ニンジン 1本
- 水 コップ1杯(200ml)
作り方
- 作り方はシンプルで、ミキサーと材料がそろっていれば(例えばビーツは事前に茹でて置くなど)、時間もかからないのが良いところ。
- ニンジンとリンゴをきれいに洗う。リンゴの皮はペクチンが豊富で栄養価も高く、皮は向かずにそのまま使う。材料をすべてミキサーに入れ、均一になるまでよく混ぜる。
- 重たすぎる場合は水を足してもOK。朝起きてすぐにこれを飲めば、あなたも気分が良くなるはずです。
2.ビーツのデットクス効果
高血圧、高尿酸血症、痛風にかかっている、または家族にかかっている人がいるという場合は、ビーツを継続的に食べると効果的だというのが、ぜひ知っておきたい知識です。
食物繊維が豊富で、肝臓の機能を高め、腸をきれいにし、腎臓にも効果的で体液循環が滞るのを防いでくれるミネラルを含んでいることがその効果の元。ビーツは優れた利尿薬で、毒素、炎症の原因となる様々な物質、血中の尿酸値を上げる成分などを排出するのを助けます。
このデトックス効果を得るための食べ方ここでチェック。
体内をきれいにするビーツの使い方
材料
- 調理済みのビーツ 中くらいのもの1個
- レモンのしぼり汁 1個分
- 水 コップ1杯(200ml)
作り方
- このドリンクは食事の15分前に飲むと、消化を助けて栄養分の吸収や老廃物の排出を促進。
- レモンを絞り、茹でて皮をむいたビーツと共にミキサーに入れる。
- 水を加えながらミキサーにかけると、鮮やかな色のジュースが完成。
- 少しずつ飲む。味は独特なものの、体は元気になるはず。
- 週に3回これを飲んで、経過の観察を。
こちらもご覧ください デトックスを習慣化するための方法
3.甲状腺のための自然療法
ビーツにはヨウ素が豊富に含まれていることを知っていましたか? ヨウ素の不足は甲状腺に深刻な影響があり、だからこそビーツを普段の食事に取り入れることが大きなプラスになります。ビーツに含まれるベタレインは甲状腺が腫れるのを防ぐ物質。ただし、高温で調理すると失われてしまう成分であるので注意が必要です。
これを防ぐ調理法が、皮をむく前に蒸すかオーブンで調理する方法。こうすることで、甲状腺腫といった病気の予防に役立つ成分をより活用することが可能になります。さらに抗酸化物質が豊富で、炎症、体液循環の妨げ、むくみなどを引き起こす物質を抑えてくれる力があるのも見逃せないポイントです。
ビーツを使ったサラダも良いオプション。その際、葉にも健康に良い成分が含まれていることも忘れないでください。
こちらもご覧ください 甲状腺機能低下症の治療法
ぜひあなたも今日から実践を!