ビールダイエットってヘルシー?

食事中にビールを飲むのは体に良いということを知っていますか? 今回はそのことについてお伝えします。
ビールダイエットってヘルシー?
Maricela Jiménez López

によってレビューと承認されています。 医者 Maricela Jiménez López.

によって書かれた Ivan Aranaga Amengual

最後の更新: 06 12月, 2022

他のアルコール類同様、ビールも体に悪いなど、評価はあまり良くありません。ですがそのほとんどは根拠のないものです。実はビールには体に良い影響をもたらす多くの効能があります。

ですがアルコールを含んでいるので、たくさん飲むのはおススメしません。体に害のない、適量を飲むようにしましょう。最も良いのは、ノンアルコールのビールです。

ビールを使ったダイエットなんて、おかしな感じがしますよね。アルコールが関連していると、どうしても悪い影響ばかり考えてしまいがちです。

ですがビールが体に良いことは、科学的にも証明されています。

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ビール腹なんてものはない

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ウエストラインの崩れを、ビールのせいだと考える人が多いようです。ですが、最近の科学研究で、それが全くの嘘であることが分かっています。

ビール腹とは、体液貯留プラス脂肪分の過剰摂取によるものだという事が分かりました。つまりお腹が出ている人は、ビールを飲んでいようと飲んでいまいと、お腹が出るような生活をしているという事なのです。

またすでにウエストラインが大きくなってしまっている人がたくさんのビールを飲むと、ガスを発生し、状況はさらに悪くなります。

 

肥満はビールのせいではない

肥満になったからと言って、ビールが原因かというとそうではありません。

ビールと肥満の関連性についての研究がなされました。その結果、ビールを飲むことが体重増加に繋がることはないという事が分かっています。

ビールを飲んでいる人が太っているからと言って、それとこれとは全く関係がなく、肥満は結局代謝が悪いか、カロリーの過剰摂取が原因なのです。ビールに含まれるカロリーはとても少なく、肥満に繋がることはありません。

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ダイエット中にビールを飲んでも大丈夫なの?

最近「ビールダイエット」についてよく耳にするかと思います。

ここで一つはっきりさせておきましょう。「ビールダイエット」とはビールをベースにダイエットをすることではありません。ダイエット中に、少量のビールを飲んでも大丈夫だという意味なのです。もちろん適量であり、出来ればノンアルコールのものが良いです。

ビールには次のような効果があります。

栄養分を多く含み、低カロリー

適量であれば、体重が増える心配をする必要なくビールを飲むことが出来ます。

標準的なビール1本に含まれるカロリーは148カロリー。ノンアルコールなら、たったの68カロリーです。

ノンアルコールをお勧めするのは、単にカロリーが更に低いからだけなく、アルコールの摂取を避けることが出来るからです。アルコールはビールが体に悪いと言われる元凶なのです。

ビールにはビタミン(特にビタミンB複合体)、ミネラルが豊富に含まれており、また利尿作用もあります。

 

考慮すべきこと

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「ビールダイエット」はビールばかりを飲むことではない

例えダイエットをしていてもビールは飲んでも良いという意味です。食べ物をビールに置き換えるのではありません。

ビタミン、ミネラル、抗酸化成分を含むこの飲み物をシンプルに楽しみましょう。

ビールはソフトドリンクやジュースと比べても脂肪分が少なく、体に良い飲み物です。

ソフトドリンクやジュースは、ライトであっても砂糖を多く含んでおり、カロリーが高いのです。ですのでビールの方がおススメです。

 

適量を飲み、高カロリーの食べ物と一緒に飲まない

適量というのは、1日の摂取量が男性3~4本、女性1~2本です。これ以上はヘルシーとは言えない量です。

当たり前のことかも知れませんがここでもう一度念を押しておきます。ビールを高カロリー、高脂肪の食事をしながら飲むのは避けてください。体重を増加させてしまいます。

 

エクササイズ後の水分補給

水分と天然塩を含むビールが、エクササイズ後の水分補給に良いという事を知っていましたか? もちろん適量を、またノンアルコールのものがおススメです。

ビールは、身体活動後の体液の回復を促進する炭水化物の一種であるマルトデキストリンを含んでいます

 

ビールの健康効果

研究によると、ビールに含まれる微量栄養素は、ダメージを癒す力があるので、心血管の健康を維持するのに役立ちます。また、骨の健康に役立つポリフェノール、シリコン、フラボノイドも含んでいます。

ビールのは女性の健康のためにも良いものです。抗炎症作用、抗酸化作用、抗ウイルス作用があり、エストロゲン作用を強めます。


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