朝起きた時から疲れているのはなぜ?

夜早くベッドに入ったはずなのに、朝起きた時から疲れていることってありませんか? この疲れには様々な理由があります。今日は、この原因について、そして睡眠の質をアップさせる方法について知りましょう。
朝起きた時から疲れているのはなぜ?

によって書かれた Edith Sánchez

最後の更新: 09 8月, 2022

夜早くベッドに入ったはずなのに、朝起きた時から疲れているとしたら、何かがおかしいということです。実は、その原因のほとんどは不眠症ではありません。

あなたはこのような経験がありますか? どうしてたっぷり寝たはずなのに疲れが取れていないのでしょうか?

その原因を詳しく見ていきましょう。

朝起きた時から疲れている?

人間の体は変化に順応しやすいのですが、心と体は、安定したパターンで生活を送るほうがより良く機能するでしょう。このパターンはずばり、倦怠感に影響を与えます。

たとえば、平日は毎朝7時に起床し、夜は9時前にベッドに行くとします。このパターンを週末に変えてしまったら、体は混乱します。いくら寝ても起きた時に疲れを感じる、というのはこのような時です。一般的に、人間は夜間、90分の睡眠サイクルを5回繰り返します。一つのサイクルは4つのステージに分かれます。ポイントは、睡眠時間を変えてしまうと、体がこの過程を終了する前の誤った時間に目が覚めてしまうということです。

その結果、起きた時に疲れを感じるのです。

睡眠障害

いびきをかいて眠る男性

起きた時に疲れを感じる原因の一つに、睡眠障害があります。なかなか眠りに入ることができない、夜中に何度も目が覚めるという方は、おそらくベッドから起き上がろうとすると疲れを感じ、一日中疲れているのではないでしょうか。睡眠の質に影響を与える睡眠障害の一つに、睡眠時無呼吸症候群があります。これは、眠っている間に一時的に呼吸が止まってしまう、または低呼吸になる疾患です。朝起きた時に、まるで全然眠っていなかったかのように感じるでしょう。

特定の物質の消費

アルコールなど特定の物質の消費は、質の良い睡眠を妨害する原因となることがあります。これには奇異反応があります。つまり、お酒を飲んで最初は眠たくなるのですが、質の良い睡眠は取れないということです。鎮痛剤などの特定の薬剤にも同じようなことが言えるでしょう。

コーヒーもまた、夜間の安眠の敵です。朝、コーヒーを飲むと気持ちよく目が覚めるかもしれません。ですが、夜コーヒーを飲むと、なかなか寝付けないかもしれません。どうしてもコーヒーが飲みたい方は、就寝する5時間前までにしておきましょう。

精神的な問題

精神的な働きが原因のこともあります。眠る前に今抱えている心配事について思い出したり、決めなければいけないことについて考えてしまうという方は多いでしょう。ですが、これは良いことではありません。夜間不安症”を引き起こす原因となり、質の良い睡眠を取るのは難しくなるでしょう。ストレスも快適な睡眠の大敵です。たとえ体が疲れていて眠たくても、不快な気持ちのせいで心が覚醒してしまうのです。このケースに当てはまる方は、リラクゼーション法を試してみると良いでしょう。

ソファに座る女性

その他の原因

その他の原因として、睡眠環境が良くないことも挙げられます。明るすぎる、音が聞こえる、暑い、寒い等の環境も睡眠を妨げる原因となるのです。また、日常生活の悪習慣も関係してきます。寝る前にテレビやパソコン、スマホを使うことが睡眠の質を妨害することを示した研究はいくつかあります。また、寝る前に食べ過ぎる、砂糖を取りすぎることも良くありません。エクササイズをしないことも睡眠の質につながるでしょう。

一方で、腸内細菌のトラブルも睡眠の質を悪くしてしまいます。ホルモンと神経伝達物質の生成に影響を与えてしまうのですが、ホルモンも神経伝達物質も、リラックスして心身を休めるために必要な物質です。健康な細菌がなければ、快眠することは難しくなるでしょう。

いかがでしたか。睡眠の質に影響を与える要因はいろいろあるのですね。あなたも睡眠の質を上げ、起床時の疲れをなくしていきましょう。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Ferré, A. (2018). Síndrome de fatiga crónica y los trastornos del sueño: relaciones clínicas y dificultades diagnósticas. Neurología, 33(6), 385-394.
  • Marín Agudelo, H. A. (2008). Trastornos del sueño, salud y calidad de vida Una perspectiva desde la medicina comportamental del sueño. Suma Psicologica. https://doi.org/10.14349/sumapsi2008.24
  • Borquez, P. (2011). Calidad del sueño, somnolencia diurna y salud autopercibida en estudiantes universitarios. Eureka.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。