あなたの心の傷が/愛する人を傷つけないように

· 8月 23, 2016
傷ついてしまっている今は信じがたいことかもしれませんが、その傷を癒すのに必要なのは、時間がたつのを待つことだけなのです。時間がたつのを待ちましょう。そして傷が癒えるのを待っている間、あなたの傷が他の人を傷つけてしまわないように気を付けましょう。

あなたの心の傷は、とても個人的で複雑なものです。この傷は、少しずつ時間をかけて癒えていき、やがて心のバランスや落ち着きを取り戻すようになります。しっかりと希望をもって毎日に向き合うことができるようになります。

誰もが個人的な問題にぶつかります。この問題を他人のせいにしようとすることがあってはなりません。他人を傷つけること、自分の傷を他人のせいにすることはやめましょう。

それができない時もあるでしょう。落ち込み具合がひどい時には、悲しみが怒りや無気力さにすり替えられ、自分自身の問題だとか病気だとかを他人の責めにしてしまうようなこともあるでしょう。

そんなとき、一番必要なのは、人からのサポートですが、それにもまして大切なのは、私たちは感情で動いている生き物なのだということを理解することです。他人を傷つけることなしに、自分の闇と立ち向かい、自分の感情をコントロールしながら平静や落ち着きを取り戻すことができるようになりましょう。

これから、このことについて一緒に考えていきましょう。

心の傷は乗り越えられる壁

こんなことを聞いたことがあるかと思います。

「悲痛な思いをしている人が、もっと悲痛になってしまう唯一の原因は、その苦しみを他人に広められないことだけだ」

自分の暗い気持ちや憂鬱さを他人に押し付けるような人と一緒にいなければならないのが、どのようなことか皆さんご承知でしょうが、ここで明らかなのは、その人が苦しんでいるということです。

あなたの痛みや苦しみは、他の人が持っている痛み苦しみと同じ重みをもっています。個人的な問題を抱えている時は、自分自身、そして周りにいる他人みんなに暗い影を落としてしまうことになるのです。

woman-crying-768x460

壁に囲まれた心の傷

このような状況下では、エモーショナルインテリジェンス、こころの知能指数が大切になってきます。誰だって、落ち込んだり、がっかりしたり、裏切られたことがあるものです。誰かに傷つけられたとき、一番にやって来る感情は怒りです。

この怒りは、次第に悲しみ、心労へと移り変わっていきます

こういった現象は誰にでもあることですが、心の傷と上手に付き合っていくことができる人もいれば、そうできない人もいます。

傷ついた人は、自分を守るために心の周りに壁を築いてしまうのですが、この壁を使って他人を攻撃したりしてしまうのです。 

感情をコントロールするために自分の感情を把握すること

最近では、悲観的に振舞うことが普通のことようになってきています。私たちはいつの間にか、心の自由や、客観的に考えること、自分を大切にすることを優先しなくなってしまったのです。

心の自由とは、思っていることを言葉で表現でき、気になることや、何に傷ついているかを話し合えることです。こういったマイナスな感情を隠してしまうことは、時限爆弾を抱えているのと同じで、いつ爆発してしまうかもわかりません。

自分を縛っている嫌悪や苦痛その他のマイナスな感情は、さらなる痛手の原因になることもあります。こういった感情を開放できることが客観性です。

心の痛みが、時にコンクリートのように固まってしまうことがあるのは、誰もが知っていることです。しかし、この痛みから解放されるには、これを許し、前へと進まなければならないのです。

自分を大切にすることは、身勝手なことではありません。むしろ、心の中の対話をはぐくむという素晴らしい行為なのです。心の中の対話ができることによって、自分にとって必要なものは何かを知ったり、恐れや心配事、まだ癒えていない傷を察知することができるのです。

自分のことをきちんと大切にしていれば、自尊心を養うことができます。そしてこの健康な精神状態は、周りの人にも投影されることになります。

時がすべてを癒す

dandelion (1)

心の傷にいつまでもこだわったり、嫌悪感を抱いたりしないでください。そうしていると、こうしたマイナスな感情は治癒しないばかりか、われわれを病気にすることさえできるのですから、そこにこだわっている意味はありません。

恨みを抱いているということは、誰のためにもなりません。従って、つらい思いをしている時は、言葉遣い、身振り手振りに細心の注意を払いましょう。そうとは気づかずに、周りの人を遠ざけることになるかもしれません。

一方、周囲にいる近しい人たちは、傷ついた人の現実を理解し、親身になってサポートする必要があります。

傷ついた人は、そういったサポートを受け入れ、サポートしてくれる人を、あなたの強さや理解力の源としてとらえることが出来なければなりません。