傷ついた心:心理的虐待を受けた人々の真実

2月 24, 2017
子供の頃に傷ついた心は、大人になると2つの異なった方向へと進みますが、一番大切なのは本人や周りの人々がその傷ついた心を癒すサポートをしていくことです。

小さい頃に心に傷を負うと、心が傷ついたまま成長します。小さい頃の心の傷とは、両親から虐待や、両親からの愛情不足により受けた傷です。

心が傷ついたまま大人になった人の恋愛や人間関係は、小説や映画のようにロマンチックには進まないことが多く、そのすべての原因は、虐待を受けた幼少期に始まり、大人になってもそのトラウマが続いているためだといわれています。

傷ついた心の修復は可能なのでしょうか?

自分が思い描く理想の生き方とは?

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虐待が起こるときに、そこに「加害者」と「被害者」が生まれます。虐待を受けている被害者の周りの人々は、被害者に真実を見てもらうように努力しますが、被害者は真実に目を向けません。

幼少期の虐待や親の育児放棄によって心が傷ついてしまった人は、大人になって虐待などの攻撃的な態度をとられても、それを受け入れてしまうからです。攻撃的な態度とは、屈辱的な言葉、暴力的な行動、汚い言葉、またバカにするような以上な態度や行動ですが、子供の頃に同様の虐待を受けてきた人は、自分の状況を辛く屈辱的だと感じないことが多く、そのため状況を改善したいという気持ちが起こらない傾向にあります。

自分の力で現状を改善しようと気づいたときに、はじめて「怖い」と感じますが、その「怖い」という感情は、被害者に反抗的な態度をとるのではなく、相手からの暴力を受け入れる方向に働きます。

例えば虐待を受けている人が、虐待によって怪我をしても、化粧で怪我を隠したり「転んだ」時の怪我だと嘘の話をして周りにその状況を隠そうとするのはそのためです。

自分が「普通」だと思っていることが普通でないと気づき、その状況から抜け出そうとしても、そこから抜けだす方法がわからず、混乱し、恐怖を感じ、そして誰の助けも得られないような絶望的な気持ちになります。

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実は、気づかないうちに、「加害者」という怪獣に捕まり、その怪獣に餌を与え続けた結果、そこからは逃げる方法がわからないのです。

一枚のコインの表と裏

信じられないかもしれませんが、加害者と被害者はどちらも同じコインの表と裏です。どちらも幼児期に虐待などに苦しんだ経験の持ち主であることがほとんどですが、大人になった時、その経験の現れ方が異なるため、同じコインの表と裏といえます。

  • 他者を力づくでコントロールする:加害者は幼児期に自分が奪われた力を、今度は誰かを虐待することで取り戻そうとします。傷つけられたくない、自分が弱いと思われたくないと感じるため、自分が一番愛している大切な人を傷つけます
  • 相手に媚びご機嫌をうかがう:被害者は自分を受け入れてもらい、相手から愛の言葉をもらうために、媚びてご機嫌をうかがいます。絶対に失敗せず、すべてを完璧に行うべきだという強迫観念に押しつぶされます。
  • このような行動を起こさない人は、不平不満や小言が多い傾向にあります。

ここでの大きな問題は、すべての被害者の心が傷ついてしまうということです。それに対して加害者は傷つける相手を見つけたら、相手を脅迫するような方法で傷つけ、ひどいときには命を奪います。

被害者は子供の頃、自分を守る方法を誰からも教わらなかったため、大人になってからも自分を守る方法がわかりません。一つだけ被害者がわかっているのは、辛い状況では自分の感情を押し殺し、苦しみを自分の内側に閉じ込めることだけなのです。

ただし強い心と忍耐力があればこのサイクルから抜け出すことは可能です。

傷ついた心を修復する

「傷ついた心を修復することはできない」という意見は否定できません。幼児期の経験やすべての出来事は、私たちの人生に大きな影響を及ぼします。

しかし正しい人々と出会い、自分がこれまでに気づかなかった内面の強さを引き出してコントロールする方法を身につければ、心の修復は可能です。

まずあなたの心、そして魂に大きな穴をあけるような破壊的で痛みを伴う虐待関係から抜け出しましょう。抜け出した後は、あなたの目の前に新しい道が広がります。

あなたが愛している人々と一緒に過ごす時間は非常に大切であり、あなたが変わるきっかけとなります。さらに、専門家のカウンセリングや指導を受け、正しい方法で心を修復していくことも大切です。

一歩ずつ、ゆっくりと静かに心の傷を取り除き、壊れてしまった心のかけらを拾い集めて修復していきます。

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虐待を受けた人の心には大きな傷跡や欠けた部分があります。虐待を受けたという事実を忘れることや、現在の自分を作り出している過去のすべての出来事や経験を忘れることも不可能でしょう。

ただし、傷ついた心を癒すためには、これらの辛い経験から学びながら、傷跡が残っていても前に進みましょう。傷跡は私たちの傷が癒された印です。傷ついた心を持った人は前に進むことができます。ただし絶対に後戻りしてはいけません。

これまで正しいと信じていたことや間違っていると思ってきたことの方向性を変えるのもお勧めです。

虐待を受ける二人の関係には「以前」と「今」がありますが、「未来」はありません。すべてを変えるこのチャンスを逃さず、勇気をだして新しい道を進みましょう。

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