赤ちゃんにあげてはいけない8つの食べ物
赤ちゃんにあげてはいけない食べ物のリストがあれば、それは新米パパやママにとって貴重なものとなるでしょう。
子供を育てるに当たって、世話をし、守ってあげたいと思うのは当たり前のことです。1歳未満の赤ちゃんにとって欠かすことのできない、栄養満点なものはやはり母乳です。
赤ちゃんが少し大きくなり、離乳食が始まるとそのステージに合った食べ物を与えていくこととなります。
離乳食を始める理想的な時期は生後6ヶ月頃だとされています。この頃までには赤ちゃんの腰がしっかりとし、自分でおすわりできるようになるでしょうし、母乳や人工乳以外の食べ物を消化することができるようになるからです。
一般的には、フルーツや野菜のピューレなどシンプルで軽いものを赤ちゃんの食事にすると良いでしょう。今日は、赤ちゃんの離乳食を始めるに当たって、あげてはいけないものをご紹介します。
1歳未満の赤ちゃんにあげてはいけない8つの食べ物
赤ちゃんにあげてはいけない食べ物を以下に8つ挙げましょう。赤ちゃんの食事を考える上で是非知っておきましょう。
1. 砂糖
砂糖の取りすぎによる体への悪影響はご存知でしょう。飲み物に砂糖を加えるのもやめましょう。甘いものを食べることに慣れてしまうだけです。
赤ちゃんの味覚はまだまだ発達段階です。甘いものかあっさりした食べ物なのかの区別がつきません。
- どうしても甘みを加えたい、という場合はバナナを潰して加えると良いでしょう。母乳を混ぜるのも良いでしょう。
2. はちみつ
はちみつは赤ちゃんにあげるご飯の甘味料として良いと考えてしまうかもしれませんが、はちみつをあげるのは良い考えではありません。
1歳未満の子供にはちみつを与えると、ボツリヌス症(便秘の原因となる腸の疾患、母乳が飲みづらくなるでしょう)になってしまうかもしれません。
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3. 塩
上述した2つの食品と同じく、塩も食べ物の味を引き立てる調味料ですが、1歳未満の幼い子供に与えるのは良い考えとは言えません。腎臓の健康を脅かすかもしれません。
赤ちゃんの腎臓は多量のナトリウムを処理できるほど発達していません。1歳以上の子供には、控えめな量のみを調理に加えても構いません。
4. 魚介類
魚は健康的なタンパク源だと考えられています。ですが、赤ちゃんにお勧めの食べ物とは言い難いでしょう。魚の中には水銀が多く含まれている種類があります。子供の神経系に深刻な影響を与えてしまうかもしれません。
エビなどの甲殻類を与えるのも良い考えとは言えません。含まれているカドミウムが子供の腎臓の発達や機能に良くない影響を与えるかもしれません。
5. 低脂肪乳製品
牛乳は母乳の代わりにはなりませんが、ヨーグルトやチーズなどを動物性脂質として取り入れると良いでしょう。
また、無脂肪、低脂肪の乳製品を赤ちゃんに与えるのはやめましょう。無脂肪、低脂肪バージョンは、様々な過程を通して脂肪を除去しているからです。また、この脂肪はビタミンやカルシウム源となるからです。
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6. ある特定の野菜
健康のために野菜を食べなくてはいけないのは子供も同じです。体が必要とする栄養やビタミンを摂取することができるからです。ですが、以下のような野菜は赤ちゃんには与えないでください。
- スイスチャード
- ほうれん草
上述した野菜にはナイアシンが多く含まれています。これはメトヘモグロビン血症を引き起こす危険があります。メトヘモグロビン血症になると、皮膚が青みがかった色になるでしょう。粘膜に影響を与え、血流の酸素の量を減らしてしまうのです。
7. カフェイン入りの飲み物
カフェインの入った飲み物が赤ちゃんにはどれほど危険になりうるか、ということに気がついていない親が多いようです。この機会にぜひ知っておいてくださいね。
コーヒー、ソーダ、お茶にはカフェインが多く含まれ、鉄やカルシウムの吸収を抑えてしまう添加物も含まれています。また、赤ちゃんの神経系を過剰に刺激してしまうでしょう。緑茶にもカフェインが含まれていますのであげないよう気をつけましょう。
8. ナッツ類、スナック
1歳未満の赤ちゃんにナッツ類を与えてはいけません。窒息する恐れがあるからです。ナッツ類は子供が5歳以上になったら与えても構いません。ですが、必ず大人がそばにいて観察できる時のみにしてください。
また、ポテトチップスなどのスナック菓子、焼き菓子、菓子パンなどもあげないようにしましょう。これらの食品には塩分や糖分、赤ちゃんの健康を害する恐れのある添加物が多く含まれています。
子供が幼い時は、子供が何を食べるかは親が気をつけて管理しましょう。食べ物が健康に与える影響を常に考えなくてはいけません。
与える食べ物について不安や心配がある場合は、小児科医や専門家に相談しましょう。
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