あごの痛みを和らげる5つの自然療法

あごの痛みにお悩みですか? あごの痛みを和らげるには、今回ご紹介する自然療法に加えて、ストレスを軽減しながら、ガムを噛むなどのあごに負担のかかる有害な習慣を避けることが大切です。
あごの痛みを和らげる5つの自然療法
Maricela Jiménez López

によってレビューと承認されています。 医者 Maricela Jiménez López.

によって書かれた Daniela Colmenares

最後の更新: 06 12月, 2022

あごの痛みは、私たちが思うよりも一般的で、いつの間にか始まり多くの不快感を引き起こします。

早期に治療を始めないと、症状が悪化して痛みが鋭くそして激しくなるだけでなく、最終的には顔全体に痛みが広がるリスクもあります。

あごの不快感に関連する様々な症状がありますが、どの場合も早期の治療を開始する必要があるという点が共通しています。

でも心配はいりません!

今回は、あごの痛みを緩和するのに役立つ自然療法をご紹介します。

あごの痛みの原因

顎の痛み あごの痛みを和らげる5つの自然療法

通常、あごの痛みは「何かがずれている」ことが原因と考えられます。

あごがずれる原因の一つが歯ぎしりです。

それ以外の原因としては、首の怪我やあごへの何か打撃や衝撃を受けた時が考えられます。

本記事では、あごの痛みを緩和する自然療法をご紹介しますが、まず最初に痛みや不快感の原因を特定することが大切です。

痛みの原因を特定し、それが食べ物やある特定の生活習慣である場合は、変更を行うことが大切です。

また、痛みの原因が、怪我や歯ぎしりなどの場合を含め、あごの痛みが起きたら、必ず専門家の診察を受けることが大切です。

専門家は、あごの痛みの原因を特定したり、痛みを軽減する治療法を提案します。

歯ぎしり(プラキシズム)

あごの痛みの主な原因の一つが歯ぎしりです。

自発的に歯ぎしりを行う人もいれば、ストレスを感じているときや眠っている時に無意識に行なっている人もいます。

歯ぎしりを行っている時には、噛む時の5倍の圧力が歯にかかっています。

そのため、歯ぎしりをすると歯のエナメル質の摩耗とあごの痛みを引き起こします。

また、歯ぎしりを繰り返し行うと、頭痛の原因になったりあごが外れることもあります。

顎骨骨髄炎

骨髄炎は、骨や組織に影響を与える感染症で、その中でも顎関節に起こる顎骨骨髄炎を発症する人もいます。

これは、顔の腫れ、高熱、そしてあごの痛みを引き起こします。

一般的には抗生物質を使用して治療を行いますが、進行している場合は、感染症で壊死してしまった部分の骨を切除する手術を受ける必要があるかもしれません。

歯周膿瘍

歯周膿瘍とは、神経への細菌感染により歯の周辺組織の内部に膿が溜まる症状をいいます。

治療していない虫歯をはじめとする、様々な歯の問題が原因となります。

歯周膿瘍には、根元の根尖タイプと歯茎の歯周タイプがあります。

細菌感染が歯の根元に達すると、骨の近くの組織にも影響を与え、不快なあごの痛みを引き起こします。

そして、リンパ節に炎症が起こることで口の中に不快な臭いや味が広がったり、発熱を引き起こすこともあります。

歯周膿瘍を発症したり何か歯に問題が生じたら、できるだけ早く歯科医の診察を受けてください。

あごの痛みを和らげるのに役立つ自然療法

顎が痛い あごの痛みを和らげる5つの自然療法

あごの痛みにはさまざまな原因がありますが、痛みの強度にもいくつかのレベルがあります。

早期に対処をしないと、あごの動きが悪くなり、会話や食事ができなくなる可能性があります。

症状が深刻な場合は、必ず医師の診察を受けてください。

ここからはあごの痛みを和らげるのに役立つ自然療法を5つご紹介します。

1. アイスパック

炎症を緩和することで痛みを和らげるアイスパックは、あごの痛みを和らげるのに効果的です。

ただし、肌に直接氷を当てると、皮膚を傷つけることになるため気をつけてください。

使用方法

  • 氷をビニール袋に入れます。
  • 氷を入れたビニール袋を布で包みます。
  • 出来上がったアイスパックを患部に10分間当てます。
  • 10分が経過したら外してください。
  • 必要に応じて繰り返しましょう。

2. 温湿布

温水を活用する温湿布は、過活動になっている筋肉を弛緩させ、患部の血液循環を改善することで、痛みを軽減しながら治癒過程を促進します。

温湿布を患部である顔に当てる前に、必ず手の上に置いて温度を確認してください。

使用方法

  • 布をぬるま湯につけます。
  • 余分な水を取り除くために布をしぼります。
  • 温かい布を患部に10分間当ててください。
  • あごの痛みがなくなるまで、2時間ごとに繰り返してください。

3.食生活の改善

あごの痛みに苦しんでいるときは、一部の食べ物を食べるのをやめてください。

固いものやカリカリとした食感のものはできるだけ避けてください。

例えば、ナッツ、固めの生野菜、焼きたてのパン、クッキーなどです。

これらの食品の代わりに、スープ、調理済みの野菜、柔らかいチーズなどを選びましょう。

また、あごの痛みを感じているときは、ガムを噛むことやカフェインを含む飲み物を飲むことは避けてください。

これらの行動はあごの筋肉と関節を引き締めるため、あごの痛みが悪化し、長期化する恐れもあるでしょう。

その代わりに、カルシウム、マグネシウム、ビタミンAとCが豊富な食品を毎日の食生活に加えてください。

4. あごのマッサージ

マッサージは、痛みのある部分の血行を促進しながら、血圧を正常に保つ効果があるため、その原因に関係なく痛みの緩和に役立ちます。

ただし、傷つけないように優しくマッサージを行うように注意してください。

  • あごのラインにかけて、オリーブオイル、ココナッツオイル、または保湿クリームを塗ってください。
  • 人差し指と中指を使い、円を描くように5分間マッサージします。
  • 4、5回口を開けてください。
  • 1日に2〜3回このマッサージを繰り返します。

5.ストレスをコントロール

ストレスが原因で、爪を噛んだり歯ぎしりをする習慣が現れることがありますが、これはあごの健康に非常に有害です。

ヨガや瞑想など、ストレスをコントロールする方法を実践し、十分な睡眠を心がけてください。

また、正しい姿勢を維持することも大切です。

さらに、週2回、30分程度の有酸素運動を行うことで、ストレスを軽減しながら、体内でエンドルフィンが生成されるのを助けます。

エンドルフィンは、あごの痛みを和らげるのを助ける天然の鎮痛剤として作用します。

こちらもご参考に:ストレスが及ぼす負の影響

最後に

ガムを噛む時に口を大きく開けて噛む、とても固い食べ物を好んで食る、そして座っている時の姿勢が悪いなどの生活習慣は、あごの痛みを悪化させる可能性があります。

あごの痛みを緩和したいのなら、これらの生活習慣を改善しましょう。

あごの痛みを感じたら、できるだけ早く医師や歯科医などの、専門家に相談することが大切です。

痛みが強くなるようであれば、症状が悪化しているサインかもしれません。

初期の兆候に十分な注意を払い、早期発見と早期の治療を心がけることが大切です。


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