坐骨神経痛を緩和するための/家庭療法
坐骨神経は人体で最も長い神経であり、刺激や圧力によって炎症を起こすと足の下の方から腰にかけて、激しい痛みを感じるでしょう。脊椎脊髄病辞典によると、座骨神経痛とは”腰仙部座骨神経の支配領域、すなわち臀部、下肢後面あるいは外側面へ放散する疼痛自体、あるいは疼痛を呈する症候群の総称”だということです。坐骨神経痛は加齢によっても起こり、とても一般的なものです。通常の日常生活を行おうとすると激しい刺痛を引き起こすことがあります。この記事では、自然療法で坐骨神経痛を緩和し、治療するための方法をご紹介します。
坐骨神経症の痛みの緩和には、数日間休養をとるのもよいですが、うちで自分で痛みをコントロールする方法があります。もちろん、その苦しい痛みがどの程度深刻なのかによって、きちんとした治療を必要とするかどうか、医師の診察を受けることは大切です。ここではあなたの治療の助けになるように、坐骨神経痛を緩和するための家庭療法のいくつかをご紹介します。
ジャガイモとセロリのジュース
ジャガイモとセロリのジュースは、坐骨神経痛の治療に大変効果的だと知られていますが、ジューサーを使って作るので少々面倒ですが、可能であるなら、毎日300mlのジュースを飲むことをお勧めします。
柳のハーブティー
柳は、アスピリンの主な成分であるサリシンと呼ばれる物質が含まれています。そのおかげで、柳のハーブティーは、坐骨神経の痛みを緩和するのに理想的です。柳の樹皮の一部を0.5リットルの水に加えて、15分間だけ煮沸させます。その後、8時間ごとに飲んでください。
イラクサ
イラクサには坐骨神経の痛みを緩和する特性があると考えられています。この性質をうまく利用するには、1リットルのイラクサのハーブティーをお風呂に入るか、単純に痛みや炎症を緩和するために患部にいくつかの新鮮な枝をこすってください。これは、1日に2回行う必要があります。
タイムとオレガノ
抗炎症特性を持っているタイムとオレガノは、坐骨神経痛の治療の強力な助っ人です。1リットルの水で、スプーン1杯ずつのタイム、オレガノ、およびイラクサをよく混ぜてください。この混合物を15分間煮沸した後、そのまま5分間置いてくだい。そこまで準備できたら、それをしっかり1日に2回飲みましょう。
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ニンニク
生のニンニクは、痛みを緩和するための鍵である血液の循環を促進することで血液を暖める作用があり、坐骨神経の痛みを緩和するための救済処置として使えるかもしれません。
圧縮ホップ
ほかに、痛みや炎症を緩和するための良いオプションとして、ホップを10分間煮た後、ガーゼで包んで作る圧縮ホップ、というものがあります。それを冷やすことなく痛みのある部分にそれを当ててください。熱が冷めないように布で覆うとよいでしょう。
温水
痛みのある部分に熱を当てると、痛みや炎症の緩和が期待できるでしょう。これを、少なくとも1日に3回行ってください。
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運動
世間一般に、坐骨神経の痛みを和らげるためには休養が勧められますが、過剰な休息が問題を悪化させると主張する専門家もいます。ひどい痛みには2日ほど休んだ後、再び軽いストレッチや運動を始めるのが理想的ですが、最初に感じた痛みから6週間の間は、重いものを持ち上げたり、背中を曲げたりという運動は避けてください。
マッサージ
マッサージは、坐骨神経痛患者に起こることのある筋肉の痙攣を防ぐのに実に有効です。ですが、不適切なマッサージは事態を悪化させることがありますので、自己流で行わず、専門家の元を訪れましょう。マッサージは、痛み、緊張、ストレス、また、潜在的にこの問題を引き起こす可能性を軽減します。
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