強く、たくましく、自立したすべての女性へ

自分の意見をはっきりと述べる男性は勇敢です。ところが、はっきりと物を言ったり、服従しない女性は扱いにくく嫌なタイプだと思われがちです。今こそこの考えを変えるべきです。あなたも恐れず、声を大にして正しいことを主張しましょう。強く、たくましく、自立した女性でいることを恐れてはいけません。
強く、たくましく、自立したすべての女性へ

最後の更新: 19 10月, 2018

今日、強くたくましい女性は多くの試練を受けています。21世紀になっても私たちは未だに古い考えに取り憑かれているのです。

実際、日々の生活の中で、自分の意見をしっかりと持ち述べることができる女性は、周りから否定的な態度や反応を受けているのを目にします。

強い意志を持った女性は、世界に立ち向かうことができるのです。しかし、だからこそ嫌な目で見る人が多いことも事実です。強く、感情のバランスが取れた女性は傲慢だとされています。中には、彼女たちの自由なところや決定能力、反応能力、目標に向かう強さに価値を見出すことができる人もいます。ところが、残念なことにこういったタイプの女性は”一人で突き進む”ことが多いでしょう。

女性の後ろ姿

女性が我が道を突き進むことは、幸せな恋愛関係や結婚生活のためにならないと考える人もいるでしょう。

このバッシングのルーツは様々なところにあります。そして時には、同じ女性によってこのバッシングを受けることもあるでしょう。

信じられないかもしれませんが、自立した女性を軽蔑するような女性もいるのです。その人たちは、自らの道を選ぶ女性に対し、非難するでしょう。自らの道を選ぶ女性とは、周りの人と同じようにしない女性、変化を生み出し、ステレオタイプを破ることができる女性です。

私たちは皆、自由に物事を決定し、他人に非難されることなく自らの道を進むべきなのです。男性も女性も同じように挑戦する権利があるのです。どちらもが強く、そして自分の夢のために戦うことが認められるべきなのです。

誰かと一緒に穏やかに生きるための鍵は、性別や社会的な地位、イデオロギーに関係なく、常に敬意を持つことだからです

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強くたくましい女性の特徴

強くたくましい性格の女性は、1日にして出来上がるわけではありません。その存在はこれまでの人生全部、そして如何にして困難と向き合ってきたかという結果なのです。

名高い人類学者であるヘレン・フィッシャー氏は彼女の著書『The First Sex.』の中でこのように書いています。女性は単に社会的状況や人間的な接触だけではない、もっと深くて繊細なものなのだ、と。

フィッシャー氏によると、女性は シモーヌ・ド・ボーヴォワールなら言うような第二の性でありません。また、アダムの肋骨から作られたというわけでもないでしょう。

フィッシャー氏は科学を利用し、次のように見解しています。

  • 生理学的に言えば、女性は一番最初の性であるのです。その証拠に、卵子に化学物質を加えなければ男性はできないからです。
  • 毎日少しずつでも、もっと尊敬の念を抱くべきだという内面の声があります。
  • 遺伝が私たちを形作り、社会的な要素がインストールされます。しかし、時間が経つにつれ、少しずつ新たな内面の気づきがおこります。
ランプを持つ女性の手

世の中には、服従の人生を生きている女性もいます。この人たちは自分の個人的な表現をすること、完全に自分の意見を言うことは難しいでしょう。家父長制という鎖に繋がれ、服従している女性もいます。男子家長制社会の一部となっているのです。

たとえ批判されようとも、声を上げましょう

「この人ってどうしてこんな性格なんだろう?きっとキツイ女性に違いない。」

この声には、単に尊敬の念がないというよりもっと深いものが隠れています。また、やみくもな固定観念の表れです。結局、ある種の振る舞いはその質を反映するのです。

自分の意見をはっきりと述べる男性は勇敢です。ところが、はっきりと意見を言ったり怒りを見せる女性、服従しない女性は、扱いにくくて嫌なタイプだと思われがちなのです。これはなぜでしょうか?

  • これは男性優位の社会における古い固定観念のせいです。
  • 我々の社会では、女性は自分の置かれた現状に甘んじ、思いやりを持つべきなのです。

時には、深く考えずにこういう発言をしてしまう人がいるかと思います。今こそ自分の言葉について、その意味について考えるべきなのです。

男性と同じく、女性も強くあって良いのです。古い固定観念に立ち向かい、自らの目標を達成し、敬意を持って夢のために戦えるべきなのです。

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野生の女

クラリッサ・ピンコラ・エステスの『狼と駆ける女たちー”野生の女”原型の神話と物語』のような私たちの”目を覚まさせ”、社会に挑戦させるような本はほとんどありません。

赤いマントを着た女性

この素晴らしいエッセイの中で、エステスは歴史を通し”野生の女”の文化的なルーツについて深く触れています。題名からもわかるように、その定義はパワフルな女性になることです。

野生の女は皆、自身の深い部分から今の状態に成るまで人間的な成長を遂げているのです。

挑戦や恐れ、苦しみを経験することによって、今のような強い女性となったのです。

女性は特別なものを持っています。例えば、

  • 女性のルーツは、直感と創造力です。女性は、自分を取り囲むもの以外のものも見ることができます。
  • 女性は、自分の声を聞き、同時に自分の周りのすべての物事と連結することができます。
  • 過去の社会が作り上げたステレオタイプな女性像は今の私たちに通用しません。今の女性は、昔の女性とは違うのです。
  • そしてもちろん、女性は弱くありません。感化されやすいわけでもなく、自己中心的でもなく、口やかましいわけでもありません。
ランプを持つ女性

今を生きる女性は、自らの生活を創り出しています。勇気があり、力強い声を持っているのです。

現代の女性は、物事を変えたい、自分の気持ちを話したいと思っています。そして、妥当な敬意を払われるべきだと考えているのです。

女性は、幸せでバランスの取れた、自分の望むものが揃った人生を生きています。誰かと恋に落ちていようが、一人であろうが関係はないのです。


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