低カルシウム血症の症状とその治療法

12月 13, 2019
低カルシウム血症とは、血液中のカルシウムが不足するときに起こります。今回は、低カルシウム血症の診断とその治療法について説明します。

今回の記事では、低カルシウム血症の症状とその治療法についてお話ししたいと思います。

血中のカルシウム濃度が低すぎる場合、低カルシウム血症として診断されることがほとんどです。

カルシウムは、私たちの体が正常に機能するために欠かせない必須ミネラルの1つです。

いくつかの研究でも指摘されているように、カルシウムは細胞内外において2つの非常に重要な機能があります。

  • 細胞内では、いくつかの酵素反応に関与し、神経信号の伝達に大切な役割を果たします。
  • 細胞外においては、内分泌、凝固、神経筋プラークにとって欠かせない栄養素となります。

低カルシウム血症の症状の多くは、前述の機能と密接な関わり合いがあるため、これらの機能を理解することが大切です。

低カルシウム血症の症状と治療法

低カルシウム血症の症状とその治療法 骨の写真
低カルシウム血症の影響を受ける主な体内器官の1つは骨組織です。これは、カルシウムが骨組織の健康に不可欠だからです。

低カルシウム血症は、ビタミンDが不足している場合によく発生しますが、ほとんどの場合、慢性の腎臓病や白血病などの深刻な血液の問題が原因です。

血液中のカルシウム不足の影響を受けて機能が低下する主な臓器は、骨、腸、および腎臓です。

低カルシウム血症の症状のいくつかを詳しく見ていきましょう。

  • 神経筋プラークの興奮性の増加:主に手足の筋肉に影響を及ぼしますが、これには痛みを伴う筋肉のけいれんが含まれます。これがテタニーと呼ばれる手足のしびれなどの症状です。
  • 疲労と衰弱:患者はこれまでよりも疲れやすくなり衰弱します。これは、低カルシウム血症による下痢と突然の体重減少などが原因である可能性があります。
  • 精神病と不安障害:これらの症状はとても一般的です。患者は現実の変化に関心を示した後、不安障害なども症状が続きます。
  • 知覚異常:けいれんに加えて、体のさまざまな部分にヒリヒリする痛み、しびれ、灼熱感などを感じることがあります。また鋭い痛みを感じることもあります。

これらは、低カルシウム血症に伴う症状のほんの一部で、不整脈や動脈性低血圧など、他にも多くの症状があります。

低カルシウム血症の症状が現れている場合や疑問点があるときには、必ず医師の診察を受け、できるだけ早く治療を開始しましょう。

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低カルシウム血症の治療

血液検査の様子
さまざまな対照サンプルを通じて、医療チームは低カルシウム血症の診断と適切な治療法の確率に取り組みます。

低カルシウム血症の症状を示す人に適切な診断を行うためには、血液検査が必要です。

血液検査の結果から、医師は治療を開始するべきかどうか判断します。

また、どのタイプの低カルシウム血症を発症しているかを見つけることも、正しい治療を行うために必要です。

急性低カルシウム血症

このタイプの低カルシウム血症の症状は深刻なので、治療をすぐに始めなくてはいけません。

最も一般的な治療は、ミネラルであるグルコン酸カルシウムの静脈内投与です。

患者が治療を受けている間は、常に監視と制御が必要であることに注意してください。

これは、治療が不整脈を引き起こす可能性があるからです。

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慢性低カルシウム血症

前述とはタイプの異なる低カルシウム血症で、血中のカルシウム濃度の安定やバランスを取ることができない、深刻な問題を慢性的に抱えています。

慢性の低カルシウム血症を発症している人は、永久的に症状をコントロールする必要があります。

最も一般的な治療法の一つがカルシウムとビタミンDサプリメントの経口摂取です。

このタイプの低カルシウム血症は、急性低カルシウム血症状ほど深刻ではありませんが、カルシウム値を安定させるために定期的な診察が必要です。

最初に診断されてからは、毎週診察を受けることが多くあります。

その後は、症状の改善に従って、1か月に1回、そして3ヶ月に1回程度まで減ります。

低カルシウム血症の治療を受けている患者は、必ず医師の指示に従った治療法を行い、すべての診察を欠かさないことが大切です。

慢性の場合は不整脈のリスクはありませんが、腎臓結石が現れることがあります。

腎臓結石を予防するためには、食事に含まれる塩分の量をコントロールすることが大切です。

今回の記事が、低カルシウム血症への理解を深めるきっかけになることを願っています。

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