手や手首の痛みの原因は何か?

· 12月 6, 2015
腱鞘炎は一般的な痛みの一つで、過度の負担や悪い動かし方が原因で強い痛みが伴う炎症を引き起こします。

手の痛みは女性に多く、腫れやしびれを伴ったり、ときには手の機能性を失ってしまうほど痛むことも。今回は、どういうことが原因で痛みが生じるのか、対処方法はあるのかについてご説明します。

驚くかもしれませんが、手は19の骨、17の関節、19の筋肉で構成されている私たちの体の中で一番複雑な部位と言われています。そのどれか1つの部分に何か問題が起こると、確実に手の動きやすべての動作に影響が出ます。これらの痛みにはどういう原因があるのか見てみましょう。

手と手首の痛みはどうして女性に多いのか? 手や手首の痛みの原因

一般的なのは手や手首の関節の痛み、夜に耐えられないほどのしびれが起こります。私たち女性の弱く傷つきやすい部分の退行性の病気が原因であると考えられます。

女性の軟骨、関節、骨は男性よりも早くすり減ってしまいカルシウムの欠乏や女性の閉経時が近づいた時のホルモン要因が原因で引き起こることが多いです。また遺伝的要因が原因のこともあります。手は常に動いているので、最初に軟骨などがすり減りったところから関節などに小さな問題が起こり、手が正常に機能しなくなります。

こちらの記事もご参考に:女性の骨粗鬆症:予防と治療

痛みの原因

親指リウマチ手や手首の痛みの原因

手首の関節や親指の付け根部分に起きる関節炎が原因で炎症が引き起こされます。40代の方に起こりやすく、すり減り切った関節を酷使することやストレスが原因で強い痛みを伴い、正常に動かすことができなくなります。

手根管症候群

手根管症候群

何とも言い表せない痛みが手首に違和感を走らせます。少しずつ手から腕に痛みが拡大していきます。夜に指が動かなくなったりしびれを引き起こし、細かい運動機能(物を掴んだり、細かい作業をする)が失われていくのがわかります。

手根管症候群は、指をずっと動かしていたり、同じポジションで強く押し続けていたり、長時間パソコンのキーボードを使った仕事などで指を酷使することが原因に繋がることがあります。日本整形外科学会の報告によると、突発性というものが多く、原因不明とされています。妊娠・出産期や更年期の女性が多く生じるのが特徴です。そのほか、骨折などの怪我、仕事やスポーツでの手の使いすぎ、透析をしている人などに生じます。

ガングリオン

手や手首の痛みの原因

 

手首や指の関節に液体が入ったこぶ状のものが出てきます。たいてい腱の部分にでき、痛みはそこまで強くはないですが手に違和感を感じます。この病気の原因はまだよく解明されていませんが、関節炎や関節や腱の小さい障害の一種と言われています。

治療法は人それぞれで、炎症抑制剤を処方される場合もありますし、自然に消滅してしまうことさえあります。ガングリオンは腫瘤のみで無症状なら、放置しても心配はありませんが、診断をしてもらうためにも整形外科を受診しましょう。日本整形外科学会がいくつかの治療法を紹介しています。大きくなるもの、痛みが強いもの、神経が圧迫されて症状が出ているものは治療が必要になります。ガングリオンに注射針を刺して注射器で吸引し内容物を排出します。何回か吸入排出する治療を行ううちになることもあります。ガングリオンに力を加えて押しつぶす治療法もあります。それでも繰り返し内容物が溜まるようなら、手術を行います。手術をしても再発する可能性もあります。

ばね指

 滑車

このばね指はよく起こるもので痛みや苦痛が生じます。指を曲げたときに痛みが生じてピンと伸ばすことすらできません。これは外部の肥大や痛みがある指の鞘に取り巻く腱が原因です。このばね指は手作業の仕事が多く、繰り返し作業や手を酷使する人はもちろん、特に腱や筋肉の炎症が起こりやすかったり、関節炎が癖になっている人に多いです。

手首の腱鞘炎

手や手首の痛みの原因

症状は一般的でみなさん一度は経験したことがあると思います。親指の数センチ下にできたふくらみで、指でつまんだり何かを強く押したりする動作で痛みが生じます。腱鞘炎は過度な負担をかけたり、不自然な動きなどが原因で起こることが大半です。非常に強い痛みを伴い腕にまで広がることもあります。

対処法

手や手首の痛みが関節炎に結びつく原因の場合、完治させるのが非常に難しく、手術をしたとしても完全な状態は期待できないこともあります。しかしたとえそうであっても、手術前よりは自由な生活と機能性を手に入れることはできるはずです。診断してくれるお医者さんのアドバイスや治療方針に従うのが一番ですが、ここでは、一時的に炎症の痛みが緩和できる簡単な方法をご紹介します。

亜麻仁のオイル

炎症を抑える手助けをしてくれる食品です。午前中に毎日スプーン1杯の亜麻仁のオイルを飲むのを1か月間続けると炎症が引いていくのがわかります。

こちらの記事もご参考に:フラックスシード(亜麻仁)の効果

ビタミンB6

腱、骨、関節に良いビタミンで炎症を防ぐだけでなく、手や手首の様々な痛みを和らげる効果があります。鳥の胸肉、緑黄色野菜、バナナに多く含まれています。また、ビタミンB6 のカプセルタイプのものも薬局などで売られています。1日に2㎎摂るといいでしょう。

オメガ3脂肪酸

この成分は魚に大変多く含まれています。抗炎症作用があるので骨関節炎などに効区とされています。さらに関節の痛みを抑えてくれます。

さくらんぼ

様々な研究でさくらんぼを食べると骨関節炎の痛みを軽減し、可動性を良くする(2か月間食べた場合)と言われています。さくらんぼを1日に10個ほど食べることは良いことです。なかなか見つからない時や高くて買えないという時には、カプセルタイプで商品化されているものを摂取するのも良いでしょう。