多嚢胞性卵巣症候群とその治療について知りましょう

18 12月, 2019
多嚢胞性卵巣症候群は、若い女性、特に生理不順の女性によく見られる症状です。ホルモンバランスの乱れから、症状が起こります。
 

一般的に、医学会では、女性の生殖システムの変化を言及して、”多嚢胞性卵巣症候群”という用語を使います。生殖可能な段階にある女性全般に起こりうる症候群です。

多嚢胞性卵巣症候群の人は、卵巣の内部に繊維構造を持ち、これらがホルモンの変化を作り出しているのです。つまり、テストステロンやアンドロステロンといった、アンドロゲン(Y染色体ホルモン)の値が通常高いでしょう。

その他、このホルモンの乱れは、通常治療不可能な症状を引き起こします。時が経つにつれて、深刻な複雑化へとつながる場合もあります。

多嚢胞性卵巣症候群

症状

お腹を押さえる女性

多嚢胞性卵巣症候群の最もよくある症状は、以下のようなものです。

  • 生理周期の変化。生理期間や経血量などにも影響を与える。
  • 不妊や妊娠しにくくなる。
  • 多毛症、顔の産毛の増加。以前は、ムダ毛の存在を感じなかった場所にもムダ毛が増えたと感じる。
  • ニキビができやすくなる。できると治りにくい。
  • 抜け毛

 

こちらも合わせてどうぞ:卵巣の痛み:7つの原因

 

多嚢胞性卵巣症候群は、太り過ぎや肥満の女性に見られることが多いようです。太り過ぎなどの要素は、症状を悪化させることが多く、以下のような複雑化を引き起こす場合があります。

  • 妊娠糖尿病や高血圧など妊娠中のトラブル
  • 不眠症など睡眠障害
  • 二型糖尿病
  • 血尿
  • 行動や態度の変化
 

多嚢胞性卵巣症候群のはっきりとした引き金は、今のところ判明していません。ですが、発展に関連していると考えられる要素はいくつかあります。

どのようなケースにしても、卵巣の通常の機能になんらかの変化を引き起こすでしょう。例えば、バランスの乱れによって、卵巣は小さな卵胞を多く発達させます。そして、生理周期のしかるべき時期に成長した卵子を放出することに失敗してしまうかもしれません。

 

こちらも合わせてどうぞ:ビーツと糖蜜:卵巣嚢胞のための伝統的な自然療法

 

多嚢胞性卵巣症候群の治療

検査を受ける女性

現在、医療専門家は様々な治療法の中から選ぶことができます。それぞれの患者の特徴や、症状のひどさに応じて適切な方法を選ぶことができるのです。

そのため、多嚢胞性卵巣症候群の女性は、服用している薬剤などをすべて主治医に知らせることが大切です。また、過去や現在の生活習慣やアレルギー、その他健康問題なども必ず知らせましょう。

治療

今日よく使われている治療ガイドラインは以下のようなものです。

⒈ 計画的に体重を減らす:バランスのとれた食事を取り、日々身体活動を行うことで健康的に体重を減らします。

⒉ 薬剤の投与:多嚢胞性卵巣症候群に関連した内分泌障害の症状の治療として使われます。多嚢胞性卵巣症候群の治療に使われる処方薬の一般的なものを以下に挙げましょう。

 
  • 経口避妊薬:経口避妊薬にはエストロゲンとプロゲステロンが入っているため、ホルモンの値を正常に保ちます。それだけでなく、生理周期や子宮出血を正常に保ってくれるでしょう。子宮がんなどの病気になるリスクを下げてくれるかもしれません。
  • プロゲステロンを含む化合物:経口避妊薬と同じように、生理周期を正常に保つ助けとなり、子宮がんを予防してくれるでしょう。
  • 多毛症や異常なまでの髪の成長に対処する治療薬

⒊ 電解:これは卵巣の卵胞を破壊するテクニックです。そのためには、問題のある部分に針で電荷を送ります。このタイプの治療は、一度ではなく、数回かけて完了させる必要があります。

いかがでしたか。今日の記事があなたの役に立ちましたか。多嚢胞性卵巣症候群について知りたかったことや疑問が、少しでも解決できましたか。大切な自分の体です。何か気になることがあれば、すぐに婦人科を受診することをおすすめします。

 
  • Meier, R. K. (2018). Polycystic Ovary Syndrome. Nursing Clinics of North America. https://doi.org/10.1016/j.cnur.2018.04.008
  • Legro, R. S. (2003). Polycystic Ovarian Syndrome. In The Ovary: Second Edition. https://doi.org/10.1016/B978-012444562-8/50030-6
  • Kovanci, E., & Buster, J. E. (2015). Polycystic ovary syndrome. In Clinical Gynecology, Second Edition. https://doi.org/10.1017/CBO9781139628938.068