睡眠不足が引き起こす七大疾病

12月 30, 2015

みなさん一度は寝不足を経験したことがあるでしょう。眠りが浅かったり、十分な睡眠時間をとらなかったりすると、集中力が続かなくなったり、うとうとしたり、体がだるくて仕方なくなったりします。それに加えて、よく眠れなかった翌朝は、睡眠不足のくまが目の下にしっかりできてしまうこともあります。しかし、睡眠不足が原因で多くの病気が引き起こされるとは、気づかない人も多いかもしれません。それらの病気は人によって非常に長く患うこともあるのです。

 世界保健機関によると、人間は平均して7時間から8時間の睡眠時間をとる必要があるそうです。これは、肉体的にも、感情的にも、精神的にも私たちが健康を維持するために必要な時間です。それにもかかわらず、ライフスタイルの変化やテクノロジーの進歩によって、現代人がとる一晩の睡眠時間は減少し、眠りの質そのものが悪くなっていると報告されています。

テキサス大学がある研究結果を発表しました。それによると、一晩に取るべき最低睡眠時間をとらずに7日間過ごした被験者は、遺伝配列に異常がみられるようになったそうです。それは、肥満や心臓病、記憶障害のような、重大な病気を引き起こす原因になるのです。6時間以下の睡眠しかとっていない人は、重大な病気にかかるリスクが高いということに十分気を付けなくてはいけません。

脳卒中にかかるリスクの上昇

アメリカ合衆国のマヨクリニックの研究によると、睡眠障害の患者は脳卒にかかるリスクが高いことがわかっています。成人で、6時間以下の睡眠しかとらない人は、十分な睡眠をとっている人に比べて脳卒中にかかる確率が4倍も高いことがわかっています。

肥満のリスク

肥満

寝つきの悪い人や睡眠時間が6時間以下の人は、異常な食欲をみせることがあります。そして、カロリーが高く脂肪分の多い食べ物を好む傾向にあります。睡眠が足りていないと、体内のホルモンバランスに異常をきたし、その結果、食欲が抑えられなくなるのです。それに加え、睡眠不足は慢性的な肥満につながることがあります。多くの研究結果において、十分睡眠をとらないと、体内のグレリンとレプチンのレベルが劇的に変化することがわかっています。グレリンは食欲を増進させるホルモンで、レプチンは食欲を抑えるホルモンですが。睡眠の短い人は、睡眠中にグレリン量が増加し、レプチン量が減少してしまいます。その結果、食欲抑制作用が正常に機能せず、食欲を抑えることができないために肥満になりやすいのです。

糖尿病にかかるリスクの上昇

疾病管理センターの研究によると、睡眠の質が悪いと慢性病を引き起こすリスク高いことがわかっています。例えば、2型糖尿病です。2型糖尿病とは、肥満や睡眠不足といった生活習慣の乱れが体内で作られるインスリンの作用を不足させる糖尿病のことです。体内のインスリンの分泌は正常でありながら、血中のブドウ糖を上手に処理できず血糖値があがってしまいます。しかも、睡眠不足の患者はインスリン治療が効きにくい傾向があります。

記憶障害

睡眠が足りていないと、物事を忘れっぽくなったり、集中力が足りなくなったりします。しかし、ほとんどの人が気づかないのは、睡眠不足を放置すると脳の認識機能が低下するリスクが高まるということです。

一晩でも寝ないと、脳細胞が減少します。なぜなら、睡眠中は脳の細胞分子に血が大量に流れ込み、それが脳にダメージをあたえることになるのです。カリフォルニア大学の研究チームは、睡眠不足が「脳にダメージ」を与える原因であると発表しています。

風邪をひきやすくなる

熱

体に必要な睡眠時間をとらないと、免疫機能の低下につながることがあります。これは風邪やインフルエンザにかかりやすくなることを意味しています。このことは、カーネギー・メロン大学の研究チームによって明らかにされました。

心臓疾患

睡眠が不足すると、心臓病を引き起こす原因になる化学物質やホルモンが体内で形成されます。このことはヨーロッパ心臓疾患ジャーナル(European Heart Journal)で発表されており、一日6時間以下の睡眠しかとらないと、48%もの人が心臓疾患にかかると言われています。

一方で、ハーバードの健康情報誌(Harvard Health Publication)は、寝不足が高血圧につながり、それによって動脈が詰まりやすくなることが原因で心臓疾患が発症すると紹介しています

癌の発症率の増加

ガン

米国癌研究所の実験によると、睡眠不足は腸内癌や乳癌のリスクを高めるという結果が出ました。1,240名の被験者のうち、睡眠時間が一日6時間未満の人は、ほかの人より二倍も腸にポリープとみられる症状がありました。これを放置すると、悪性腫瘍になってしまう可能性もあります。

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