出血をわずか10秒で止めるジェル

2月 3, 2016

ジョー・ランドリーナというニューヨーク大学に通う青年は、世界のいたるところで数知れぬ命を救う可能性があるものを発明しました。ジョーは再生医療として知られている組織工学分野にとても興味を持っていたそうですが、皮膚内外の出血を、患部を圧迫することなく10秒以内にさっと止血できるジェルを作り出したのです。

ヴェティジェルという製品のプロジェクトは、ジョーが大学生活に踏み出したばかりの頃に始まりました。このアイディアはニューヨーク大学で行われたコンテストで最優秀賞を勝ち取り、彼は、相棒のイサク・ミラーとともに、スネリスという会社を起業するのに十分な資金を得ることができたのです。現在、ジョーは自身の起業した会社のトップとして、ヴェティジェルをプロモーションしています。ジェルは世界中の救急医療現場や救命救急室において命を救う鍵となる可能性があります。すでに獣医クリニックで試験的に使っているところがあり、現在では1,600人以上の獣医がこの製品サンプルを使うことを希望し、より厳密な分析がなされているおところです。

ヴェティジェルは何でできているのでしょうか?

ヴェティジェル

ジョー・ランドリーナにより生み出されたジェルは植物性のものでできており、細胞外マトリックス(ECM)と呼ばれるものが元になっています。それはタンパク質や糖分の網で、ひとつの器官から別の器官に変化できる細胞を取り巻いているものなのです。そのジェルはあたかもレゴのピースのように小さいピースに分かれ、傷口に塗ると元と同じ様な細胞外マトリックスのパターンを再構築するのです。皮膚やからだの他の場所に塗っても効果があるでしょう。尚、細胞外マトリックスとは、たとえば動物や植物のような多細胞生物においては、それらの細胞を取り巻く組織で、細胞の保持や増殖など細胞の変化に対応できる機能的な環境を与える構造体のことです。

ヴェティジェルは正確に元通りの形に修復します。言い換えれば、速やかに元通りのからだの部分に作り替えていくということです。加えてジョーの言葉によれば、「それを使うとからだ自身が治癒し始めるのです。」

 ヴェティジェルのサンプルはまず動物向けに試験的に使われ、次の段階としては米軍に委ねられて最終認可が下り、人間対象の外科的処置に使うため、世に送り出されることになっています。

ヴェティジェルはグレード4の肝臓外傷の血管手術時の出血をくい止めることができます。手術成功の鍵となるこの強力なジェルさえあれば、外科医はこの種の出血を一分もしないうちに止められるはずです。

数秒で止血できるという素晴らしい効能があるので、ヴェティジェルの力を他にも応用することが大いに期待されます。やけどの治療で回復を早めたり、その他の治療にも生かされるでしょう。効能についての研究はさらに続けられており、スネリス社はヴェティジェルが健康分野に貢献できる他の可能性についての研究も続けています。

いまだ製品としては販売されていませんが、その成果は、特に止血の分野では将来の見通しが明るいという結果がすでに現在出ています。価格や販売状況についてはまだ何も語られていませんが、いずれにせよ、医薬品として重要な発見であり、将来多くの人の命を救う鍵となるかもしれないのです。

止血に粉末唐辛子を使う

ピーマン、唐辛子

止血作用のあるジェルにつけ加えてお伝えしておきましょう。ご家庭において、止血する際、身近に使えるものがあります。そのひとつとして多分最も効果があるのが、赤唐辛子もしくは粉末赤唐辛子です。この香辛料は健康にとても有益であり、アメリカ先住民たちは昔から医薬品として使ってきました。

粉末赤唐辛子の使い方はいたって簡単で、少量の粉末赤唐辛子を直接出血している傷口に振り掛けるだけです。15秒から20秒待てば、出血は止まります。粉末赤唐辛子が小さな切り傷や擦り傷の治療に使えるということを心に留めておくと良いでしょう。

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