心臓リハビリ 介入後の活動について

29 9月, 2020
心臓リハビリとは、心臓発作を起こした人が日常生活に戻れるように受ける一連の治療のことです。この記事では、心臓リハビリとは何か、どんな人に効果があるかなどをお伝えします。

心臓リハビリは、心筋梗塞を起こした人や心臓手術を受けた人のための積極的なフォローアップ治療として確立されたものです。各患者のケースに応じて様々なやり方があります。

簡単に言えば、心臓リハビリは、健康教育、運動、情緒的なサポートを合わせたものです。ここでの目的は、心臓病患者の生活の質を向上させ、できるだけ早く以前の活動に戻れるようにすることです。

さらなる目的として、心臓の問題をさらに悪化させないように、生活習慣を改善する必要性を認識させることがあります。心臓リハビリでの「教育」は、それに付随するエクササイズよりも重要であると言えます。

世界中の多くの心臓病学会がリハビリプログラムを推奨しています。リハビリの有効性については疑う余地はないほどです。科学的な研究では、リハビリにより、患者の将来の胸痛や心臓発作のリスクを減らすことができることが示されています。

誰が心臓リハビリを受けるべき?

心臓リハビリプログラムは虚血性心疾患の患者には向いていません。プログラムを受ける資格を得るには、一定の条件を満たさなければいけないのです。

いずれにしても、リハビリから最も恩恵を受ける人は下に挙げるような人だとの認識が一般的です。

  • 心不全。これは、心臓が循環系に血液を送り出すのに十分な強さを持っていない状態です。一般的な活動が容易ではないため、日常生活に影響を及ぼします
  • 狭心症これは、心臓に十分な血液が届かないことによって引き起こされる胸部の再発性の痛みです。急性心筋梗塞にならないようにするためには、心臓のリハビリが必要不可欠です。
  • 急性心筋梗塞。重篤になると死に至ることも多い病態です。心臓への血流が過度に減少することで心筋細胞が死滅します。
  • 末梢動脈疾患。動脈硬化が上肢や下肢の動脈を詰まらせることで発症します。そのため、危険因子は虚血性心疾患と似ています。
  • 心臓外科的な手術をした場合。外科的介入以外に解決策がない場合、元の生活に戻れるように心臓リハビリを受ける必要があります。
  • 心臓移植。心臓病理学的には最後の手段です。頻繁に行われているわけではありませんが、科学の進歩により、もう他に選択肢がない状態の患者にとっては選択肢の1つにすることができるようになりました。

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誰が心臓リハビリを受けるべき 介入

各フェーズと使用機器

心臓リハビリには3つのフェーズがあり、最後の2つは運動と教育プログラムに対応します。各フェーズは以下の通りです。

  • 入院または診断。最初のフェーズは、患者の詳細確認です。医療チームが、慎重な評価と検査と評価の後に、その人がリハビリプログラムで効果が出る人かどうかを決定します。つまり、ここでプログラムへ入れてもらえるか否かが決まります。
  • プログラム実行。心臓リハビリプログラムに入り、訓練計画、カウンセリング、健康教育、薬理学的管理のための医学的モニタリングを開始します。この段階は、それぞれのケースに応じて必要なだけ続きます。
  • 退院。第3段階は退院のプロセスであり、リハビリチームが患者が日常生活の環境下で自分で生活習慣の変化を継続できると確信したときに行われます。

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これらの段階は、様々な分野の専門家チームによって行われ、指導されます。最も一般的に介入する専門家は以下の通りです。

  • 循環器専門医。リハビリ計画を定義し、薬理学的治療を行います。
  • 看護師。一般的に、プログラムの日常的な部分を指導し、それに関連するあらゆる記録を管理します。
  • キネシオロジストや理学療法士。エクササイズとその監督を担当します。
  • リハビリ医学専門医。理学療法士と一緒にエクササイズを作ります。
  • 心理カウンセラー。患者の感情的な要素に注意を払い、感情的なプロセスをサポートします。
心臓リハビリ 使用機器

心臓リハビリでは具体的に何をするの?

冒頭で述べたように、心臓リハビリは単に運動学的なエクササイズのプログラムではなく、健康教育のプログラムです。したがって、その中にはいくつかの分野があります。

  • 医学的評価。医療機関により、リハビリのどの形態が最も適切であるかを決定し、また、各検査の結果数値を改善するために、心臓介入後のプロセスのための薬物処方を行います。
  • エクササイズ。心筋を改善するために患者が行う運動プログラムです。運動の種類は様々で、エアロバイクで運動したり、コントロールされたウエイトリフティングを行ったりと多岐にわたります。
  • 健康教育。プログラムの最も重要な部分は、患者がライフスタイルを変えることです。そのために、良い食習慣と身体活動についての教育を受けます。また、ストレスを管理する方法、病院に行くタイミング、どのような習慣が有害か、そして心臓病を悪化させる制御すべきその他の疾患について学ぶ必要があります。

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