新鮮な卵かどうかが/3秒でわかる方法
朝食や夕食に新鮮な卵を使った料理が食べたいという人は多いのではないでしょうか。卵は体に良いので、是非とも頻繁に取り入れたい食べ物です。
卵は冷蔵庫に入れても長期間保存できませんので、できる限り新鮮な卵を購入し、できるだけ早く食べることをお勧めします。
最も質が良く新鮮な卵が手に入る場所ーそれは間違いなく農場です。もちろん、スーパーに行けば卵はすぐに手に入りますが、スーパーの卵は見た目程新鮮ではありません。卵業界では、卵が少しでもスーパーの棚で長持ちするよう、特定のプロセスにかけているからです。
例えば、卵の中にはスーパーマーケットや小売店に出荷される前、ものすごく寒い場所で保管されているものもあります。
新鮮でない卵を食べても大丈夫ですが、新鮮な卵のような味はありません。調理してみるときっと思っていたように仕上がらないはずです。それでは、どうすれば新鮮な卵なのかがわかるのでしょうか?
ユリウス日
アメリカの卵産業では、000〜365までの番号を印刷したパックに卵を入れ販売するようになっています。この番号はユリウス日として知られ、いつ卵がパックに入れられたかということを示しています。もしパックに000のスタンプが押されていたら、1月1日、213のスタンプが押されていたら8月2日にパッケージに入れられたということです。この日付の他に、消費者が一番気にする賞味期限も記されています。015の番号が押されていて、2/28の日付が記されていれば、その卵は1月15日にパックされ2月28日までに、もしくは1ヶ月半以内に販売されるべきものであるということです。
でも、どうせ同じお金を出して卵を買うのなら、誰でも新鮮な卵の方がいいですよね。
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水に入れて新鮮な卵かどうかをチェック
卵のパッケージを捨ててしまって新鮮かどうかがわからないという場合には、次の方法を試してみましょう。この方法なら卵が新鮮かどうかがわかります。
割らないように気をつけて、カップに入れた水に卵を入れてみましょう。新鮮な卵なら、卵はカップの底に沈みます。
卵は古くなると水に浮くようになります。これは時間が経つに連れ、卵の殻を通して水分が失われて重量が減り、卵に空気が入ってしまうからです。
新鮮な卵かどうかが重要な理由
他の食べ物と同様、新鮮な卵の方が古い卵よりも栄養価が高く、美味しく食べることができます。でもスーパーで卵を購入するとき、パッと見ただけでは新鮮かどうかわかりませんよね。冷たい温度で保存されているのでどれも新鮮に見えると思います。
しかし、自宅に帰って古い卵を調理すると、結果は明らかにわかります。新鮮な卵とは色が違いますし、味も違います。新鮮な卵はずっと美味しく、黄身の色も濃い黄色をしています。白身は黄身とはっきり分かれています。
卵白にも卵黄にもカルボン酸が含まれています。時間が経つとこの酸は卵の殻を通して外に排出され、卵のpH値が上昇します。その結果以下のようなことが起こります。
- 堅さが失われる
- 卵黄の位置が中央から横にずれる
- 卵白の色が失われ透明になる
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買ったときに卵は洗わないといけない?
卵は洗ってはいけません。卵の殻は微生物から中身を保護する役割をしており、卵を洗うと卵の殻が弱くなったりダメージを受ける可能性があるからです。卵を洗うと殻に付いているキューティクルが弱まります。このキューティクルは細菌が卵の中に入り込むのを防ぐ役割をしています。卵を洗えば、感染のリスクが高まるでしょう。
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