信じることで物事は実現可能になる
信じることは、様々な感情の元となる精神面の機能です。ここでは宗教やスピリチュアリティ―ではなく、希望、価値観、自信、怒りといった感情を作り出す精神面の強さを意味します。
自分を信じることほど力強い心の働きは他にあまりなく、特に困難を乗り越えて夢を実現するためのエネルギーは絶大です。宗教や、あなたがスピリチュアルかどうかは関係なし。重要なのは、自分を正しく評価し、信念をもって自分自身の価値を信じることです。
信じることは、人間が持つ恐怖に立ち向かうための力です。今日は、この能力について考えていきます。
暗闇の中の一筋の光
人生の中では、困難が次から次へとやってくるような時もあります。しかし、困難をまわりのせいにしてしまう前に、客観的に物事を見て、出来る限りコントロールをする努力をすることが大切です。
困難やつらい時期は永遠には続かないものですが、人生は常に変化していき、私たちをその流れに飲み込んでいきます。そんな時、心に自ら火をともし、「物事は必ず良くなる、自分はこれを克服できる」と信じることが大事なのです。
こちらもお読みください:請わなければならないならそれは愛ではない
これこそが、私たちの意味する「信じる」ことなのです。言葉では説明できない、私たちの目には見えない心で感じることを信じる能力です。
- どんな困難、涙、絶望を経験しても、最後まで自分らしくいられる強さが、あなたの内にも潜んでいることを忘れないでください。
- これまで生きてきた中でいろんな困難から学んできたこと、そして自分には折れずに突き進んでいく力があることを信じましょう。あなたにも困難を弾き返せる力があることを信じて、自分に自信を持ってください。
信じればなんでも簡単に上手くいくとは限らない
中には、物事が簡単にいきますように、プロジェクト、家族との関係、月末の生活費まで、なんでも苦労せずにうまくいきますようにと願う人がいます。
- しかしよく考えれば、仕事がなければ給料がもらえないと同じで、生きるとは日々の戦いであり、良い結果を得るにはそれだけの努力が必要です。
- 信じたからといって、天から金が降ってきたりはしません。しかし自分自身に自信を持てば、日々の戦いにより前向きに取り組むのに必要な心の在り方を得ることが可能です。
わたしが日々奮闘するのは、いつか目標を達成できると分かっているから。簡単ではないことはわかっていても、それだけの価値が自分にあることを信じているから、穏やかでも力強く前にすすんでいくことができます。
信じる力に注目して恐怖感を忘れる
まず、恐怖とは何でしょうか?
- 恐怖感とは、目前の危険から逃げるために脳が発信する警告であり、直感的感情です。
- 時に、人は客観的でない恐怖感を作り上げて、人としての成長を妨げることがあります。それは不安感、根拠のない恐れなど、私たちを制限してしまう態度です。
- 自分が何を恐れているのか知ることが大切です。自分が恐れているものをよく理解し、信じること、自分に自信を持つことを通じて克服することが必要なのです。
こちらもどうぞ:ストレス、不安、恐怖に打ち勝つ14のコツ
信じることでどんな困難も乗り越える
困難に立ち向かうときのカギは、十分な備えと戦略を持つことです。他人に頼ることに慣れるてしまうと、自分の人生のコントロールを少しずつ失っていくことになってしまいます。
- まず、自分に自信を持つことです。そこから自分の能力と強さを信じ、問題解決をするために精神的に強くなることが重要なのです。
- ただし、時により大きな困難に直面することもあり、一人ではどうしても解決できない問題があることも事実です。
周りの人の助けも、私たちが生きていくうえで欠かせないものです。しかし、自分で解決できることまですべて他人に押し付けてしまわないことが大切です。
最後に、「信じる」というと宗教やスピリチュアリティ―と結び付けられがちですが、これは実際はとても強力な私たちの心の機能です。そのおかげで、精神面を強くし、自分の可能性に自信をもって目標に向かって努力することが可能になるのです。
その理由は、自分を信じる人は、他人に信じてもらう必要がないからです。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Iglesias, E. B. (2006). Resiliencia: definición, características y utilidad del concepto. Revista de psicopatología y psicología clínica, 11(3), 125-146. http://revistas.uned.es/index.php/RPPC/article/view/4024
- Thalberg, I. (1964). Philosophy and Phenomenological Research,25(2), 288-288. doi:10.2307/2105414 https://www.jstor.org/stable/2105414?origin=crossref&seq=1