あなたは理論派?それとも直観派?

あなたは理論派?それとも直観派?

最後の更新: 26 11月, 2018

ある決断を下さなければならない場合、あなたはどのように決断しますか。あなたは感情や本能といった直観に頼りがちなタイプでしょうか。それとも、決断する前に深く物事を考えてみる理論的なタイプでしょうか。今日は、どちらがより自分の性格に近いかを見極めるための方法をご紹介します。

直観的タイプと理論的タイプ

直感的タイプか理論的タイプかどちらかだけという人はいません。勘に頼る時もあれば、物事についてよく考えてから決断する時もあるのは当然です。しかし、他の人と比べてより衝動的なタイプの人っていますよね。他の人よりも頻繁に直観に頼る人もいますし、慎重に注意深く、よく考えてから行動する人もいます。物事の決定方法には、あなたの性格に関係があります。しかし、おもしろいことに直観に頼るということには合理的な側面もあることは知っておいたほうが良いでしょう。実際、あなたの多くの決断が直観と感情によってなされているといわれます。とはいえ、本能的な行動によるものともいえないのです。なぜなのか今から説明してみましょう。

こちらもお読みください『情熱的な愛と合理的な愛は共存できるの?

直観的タイプ

女性

直感とは何なのか、おそらく皆知っているでしょう。直感とは、ある方法を受け入れたほうがいいかもしれないということをあなたに教える突然の感情です。例えば、あなたにいい影響を与えないだろう人は、避けるのが一番ですよね。

私たちはしばしば、こういった直感を合理的なものとは思いません。というのも、直感は自分の気持ちや感情から来るもので、論理的で推論的な行動をさせる頭を使ったものではないと思っているからです。しかし、そうではないのです。直感は、実際、あなたの性格や以前の経験をもとにして、一瞬でおこなった価値判断なのです。あなたの人生におこる全ての出来事が、直感をひきおこした感情によって記憶され残っているのです。だから、刺激を受けたとき、突然、感情が生じあなたに告げるのです。「これをしなさい。この方法を選択しなさい。人を選びなさい。リスクをとりなさい。引き返しなさい」と。直感は、あなたが過去にすでに選択した決断に基づいた出来事なのです。直感は、あなたの性格にも関係しています。

すべての直感(勘や予感)は、なぜだか本当に知ることなしに突然心にわきあがる感情の複雑な世界の下に隠されています。直感に従い、直感を無視しない人々が確かに存在します。このタイプの人たちは、いわゆる本能に注意を払い従います。

しかし、気をつけてください。こういった感情と隠された直感が心に浮かぶのはほんの一瞬です。だから、直感がいつも最も正しい最良の答えではないということを肝に命じなければなりません。勘というものはいつも働くわけではないのです。

なので、より慎重で注意深いタイプの人は、こういった感情を受けたのに直感を無視し、慎重に振る舞おうとします。こういった人たちは、より合理的な性格をしているといえます。

こちらもお読みください『強い人に共通する5つのこと

合理的なタイプ

理論派 直観派

合理的な考えは、意識できる情報がもとになります。私たちが直面していること、見たり、触れたりすること、他の情報や読書を通して物事を比較できること、こうして情報を意識できるようになります。

合理的なタイプの人の決断は、もっと遅く注意深いものです。とはいえ、機転の利かない人というわけではなく、むしろもっと物静かに考え込む、ちょっと不安を感じやすいタイプなのかもしれません。しかし、時にそれはいいことなのです。というのも決断する前に、あなたは「品質管理」部門の人のような厳しいチェックを受けなければいけなくなるからです。こういった考え方の人は、失敗をすることを恐れ、いつも正しい答えと最善の決定を探している人々だといえます。

だから、彼らはより慎重なタイプなのですが、よく決断する時間が足りないと思っています。しかし、私たちは何かを決める前に必要な情報を全て手に入れることはできないのです。例えば、あなたが恋に落ちその先に進む前に、相手の全てを知ることはできないでしょう。恋というものは、ただ突然落ちるものなのです。従って、多くの人は本能的といえます。感情というのは、常に理性より強い力を持っています。人間は、本当に感情的な生き物なのです。そして、肝心なのはバランスをとることなのです。物事を決めるときは急ぎすぎてもいけないし、慎重すぎてもいけません。不安感というものは、逃れようとしても逃れられない、実存的な苦しみなのです。従って、理性と本能のバランスを保つことが間違いなく一番大事なのです。

あなたは直観的なほうですか、それとも合理的なほうですか?

 


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。