お腹がきりきり痛む原因

お腹のきりきりとした痛みが長く続いたら見過ごさずに、医師の診察を受けましょう。
お腹がきりきり痛む原因

最後の更新: 10 11月, 2018

お腹のきりきりとした痛みは、誰もが経験するものです

その原因が精神的なものであることや、「第2の脳」とも呼ばれる腸から来る痛みだと考えられるケースもありますが、痛みが長時間続く場合は、その原因が別の何か深刻なものである可能性があります。

ストレスや消化器系の問題が原因で痛みが続くこともありますし、病気の症状として痛みが生じているのかもしれません。

この記事では、考えられるいくつかの原因についてご紹介します。

お腹がきりきり痛むのはなぜ?

いわゆる「お腹の痛み」の中にも様々なものがあり、小さな痛みや、きりきりとした痛みは一般的です。

ある特定の食品を食べることがお腹の状態に影響することもありますし、神経過敏やストレスが、消化器系に悪影響を与えて、お腹の痛みにつながることもあります。

また、空腹時に不快感を感じたり、下痢を伴うお腹の痛みに悩まされることもあります。

私たちは、強い痛みを感じることで、確実に何か問題が起きていると知ることができ、どのような問題がその痛みと関連しているのか判断することができます。

広島県医師会は「腹痛のため、病院を受診する原因疾患として最も頻度が高いのが消化器疾患です。しかし、腹痛をきたす消化器疾患は多種多様で、自然に治癒する軽症の ものから、生命にかかわる重症なものまで幅が広く、診断が容易でない場合があります。診察医が迅速に正しい診断をして適切な対処をするために、腹痛に関す る情報を正確に伝えて頂くことが重要な役割を果たします。」とそのサイトに記載しています。

気になる痛みや症状があるときは、必ず医師の診察を受けましょう。

胃

胃炎

お腹がきりきり痛むのは、胃炎の主な症状の一つでもあり、一日中強い痛みを感じます。

痛みがとても強いために疲労を感じますし、他のさまざまな問題を引き起こすこともあります。

さらに、痛みで立っていられなくなるかもしれません。

  • この痛みは、胃粘膜の炎症によるものです。胃粘膜は胃壁の内側の層で、この部分に何らかの問題を抱えている人はたくさんいます。胃炎は主に感染症がきっかけとなって起こります。
  • 胃粘膜を刺激する要因は他にもあり、アルコール、脂肪分の多い食べ物、服薬などが挙げられます。
  • 胃炎によって起きる症状は、他に発熱、震え、嘔吐、めまいなどがあり、状態がひどい場合には、便や嘔吐物の中に血が見られることもあります。

状態に応じて、必要な治療を受けることが大切です

また、胃炎は子供にも起こり得ることを覚えておく必要があります。

子供がお腹のきりきりするような感覚や痛みを訴えたら、病院で診察を受けましょう。

こちらもご覧ください:胃炎に効果抜群の自然療法

消化性潰瘍

お腹の痛みには、前述のようにさまざまな原因がありますが、消化性潰瘍は比較的判断しやすいものの一つです。

  • 食後1時間から3時間でお腹がきりきり痛む場合、多くは消化性潰瘍が原因です
胃潰瘍

胃粘液が正常に分泌されなくなり、胃酸によって胃粘膜が傷つけられることで胃潰瘍が生じます。

  • この痛み、またはきりきりする感じは、食後か夜間に起こります。痛みのせいで十分に睡眠が取れなくなることもあります。
  • この潰瘍の最も一般的な原因は、ヘリコバクター・ピロリ菌です。しかし、イブプロフェンなどの消炎作用のある薬も原因となることがあります。
  • また、ストレスや辛い料理なども状態を悪化させる可能性があることを覚えておきましょう。

痛みを和らげるためには?

お腹のきりきりするような痛みを感じたら、まず、その原因と治療法を最もよく知っている、医師の診察を受けることが大切です。

医学的な治療が第一であることを前提として、ここでは、胃炎や潰瘍などによる痛みを和らげるために、家庭で行うことができる自然療法や、ちょっとしたヒントをご紹介します。

アロエベラジェル

次のようなシンプルな方法を試してみてください

  • ぬるま湯(熱いお湯や、冷たい水は不可)に、大さじ1蜂蜜を溶かして飲む
  • 有機栽培のにんじんを生のまま搾ったジュースを飲む。
  • 生姜茶を飲む。生姜茶には高い健康効果があり、痛みを鎮め、気分を良くする作用があります。
  • ココナッツウォーターを飲むこともおすすめです。
  • じゃがいもの汁も、潰瘍の自然療法には長い間使われてきました。じゃがいもをやや粗くすりおろし、搾って汁を取り出しましょう。
  • アロエベラも症状の改善に役立ちます。アロエ茶を一日に23回飲んでみてください。
  • パパイヤと洋梨もとても効果的です。胃腸の調子がすぐれないときに食べることで、気分が良くなります。

食事の内容に気を付けることも忘れないでください。

脂質の多い食品や、症状を悪化させるような食品はできるだけ取らないようにしましょう。お腹が痛くなる原因を知り、それを避けることが大切です。

何よりもあなたの健康を最優先にして、毎日を過ごしてください。

引用サイト:広島県医師会


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このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。