お腹の張りを緩和する家庭療法
お腹の張りを緩和するにはどうしたらいいの?
塩分を取りすぎない
ナトリウムを摂りすぎると、余分な体液が増えてむくんだりなど、健康に非常に悪い影響を与えます。
推奨される1日あたりのナトリウム摂取量は大人で1,500 mg(食塩相当量は約3.8 g)です。
不健康な食生活を送っていると、この2倍近くを摂取することになるため、できる限り食事に塩を加えないようにし、食品のパッケージに表記されている栄養表示を確認し、ナトリウム(または食塩)含有量が少ないものを選ぶようにしましょう。
食生活にもっとカリウムを取り入れる
バナナやほうれん草など、カリウムが豊富な食品は、体内(胃を含む)に溜まった余分な水分を排出するのを助けてくれます。
バナナ1本と中くらいのパパイヤ1個でおいしいスムージーを作って飲んだり、皮ごとローストしたジャガイモ1個や、ゆでたほうれん草カップ1/2杯を食べるとよいでしょう。
お酒を飲まない
ご存知のようにいろいろな理由から、アルコール飲料は健康のためによくありません。
お酒を飲んだ後にお腹の張りに苦しむようなら、胃腸内でアルコールが発酵し、胃にガスが溜まっているせいかもしれません。
野菜に火を通す
温野菜より生野菜を食べる方が健康のためにいいというのは本当ですが、生野菜は温野菜よりも消化に時間がかかるため、ひどくお腹が張っているときに生野菜を食べるとお腹の張りが悪化する可能性があるため、温野菜を食べるようにしましょう。
お腹の張りを解消するのに役立つ食品
抗酸化物質
抗酸化物質を豊富に含む食品には、お腹の張りを緩和する働きがあるだけでなく、身体や血液中のさまざまな毒素を排出するのにも役立ちます。
抗酸化物質を多く含む食品には、ブルーベリー・リンゴ・玉ネギ・セロリ・ニンニクなどがあります。
毎日の食生活に適量加えましょう。
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食物繊維
食物繊維はお腹の張りを緩和するのに役立ちます。
果物・野菜・全粒粉・玄米・オートミールなどの食物繊維が豊富に含まれた食品を積極的に食生活に取り入れましょう。
ただし食物繊維を摂りすぎると、逆にお腹にガスが溜まってしまうことがあるため、適量を守ることが大切です。
低脂肪食品
低脂肪食品は、高脂肪食品に比べて非常に健康的ですから、お腹の張りを緩和するのに役立ちます。
朝ごはんに食べている菓子パンをやめて、全粒穀物からできたシリアルと果物に置き換える、フライドポテトではなくニンジンかセロリを食べる、肉類ならトンカツなどの揚げ物ではなく、ステーキや焼き肉などの調理法を選ぶなど、食習慣を改善してください。
こちらの記事もご参考に:低脂肪でヘルシーな食事を作るための6つのコツ
スパイス
フェンネルとクミン、オレガノは、どれも胃腸内に発生したガスによる膨満感を解消するのにすぐれた働きをします。
- フェンネルには殺菌作用があるため、下痢のときに役立ちます。
- クミンには鎮静作用と利尿作用があるため、むくみがある人にピッタリです。
- オレガノは消化を助けてくれます。また、利尿作用もあるので、肝臓と腎臓の健康を守るのに役立ちます。
ハーブ
リンデン茶は気持ちを落ち着かせる成分を含むため、ストレス解消に効果があります。
ストレスに効き目がある薬用ハーブは他にもありますが、どれも食欲や、飢餓感を引き起こす不安感を抑えてくれます。
食べすぎるとお腹がますます重くなりますから、これらのハーブはお腹の張り防止に役立つわけです。
白樺の葉にも同じような働きがあり、特に生理中に起こる腹部膨満感を緩和してくれます。
お腹の張りを緩和するスムージー
たった4つの材料でお腹の張りを緩和してくれる非常に効率的な家庭療法です。
体内の余分な水分や、胃腸に溜まったガスを排出するのを助ける効果があります。
- ヨーグルト:乳糖不耐性のある人もいますが、ヨーグルトには、腸内で発酵している食物のかすを排出するのに役立つ善玉菌がたくさん含まれています。
- 生姜:生姜には薬用効果があるため、消化不良・膨満感・ガスで苦しいときに大いに役立ちます。胃けいれんを防ぐ働きもあります。
- バナナ:カリウムが豊富で、余分なナトリウムを取りのぞく手助けをしてくれます。
- カルダモン:このインド原産のスパイスは、消化を助けてくれます。
作り方
- 低脂肪ヨーグルトカップ2〜3杯をミキサーに入れ、皮をむいて刻んだバナナ2本・すりおろしたショウガ大さじ1杯・粉末状のカルダモン大さじ1/4を加えます。
- お好みで、スキムミルクカップ1杯・ハチミツ大さじ2杯・氷カップ1杯を加えてもOKです。
- これをブレンダーですべてをまぜたらできあがりです。美味しくて、お腹の張りの緩和に役立つスムージーをお楽しみください!