おむつを替えるために赤ちゃんを起こすべき?
おむつを替えるときに眠っている赤ちゃんを起こすべきかわからない、と言うパパやママがいます。毎日気になっている方もいらっしゃるかもですね。
赤ちゃんの肌は、糞尿や化粧品のような刺激物にとっても敏感です。なので、発疹や皮膚炎を避けるために、赤ちゃんのおむつは頻繁に替えてあげる必要があります。
おむつを替えるときに赤ちゃんを起こすかどうかは、いくつかの状況によります。なかなか寝付いてくれない赤ちゃんがいるママは、もちろん起こしたくないですよね。眠りを妨げられて機嫌を悪くした赤ちゃんをあやすのが好きな人なんていませんもの。
でも、おむつのせいで赤ちゃんに頻繁に発疹ができるなら、皮膚炎を予防するために夜中に赤ちゃんを起こしておむつを替えるのは仕方がないことです。
おむつを替えるために赤ちゃんを起こすべき?
当然ですが、赤ちゃんもそれぞれ違います。ある赤ちゃんに効く方法でも、他の赤ちゃんには効果がないかもしれません。つまり、赤ちゃんの兄弟姉妹に使えた方法に頼りきってはダメ、ということです。
自分の赤ちゃんに何が必要かを決めるのは、赤ちゃんの親次第。ですので、「おむつを替えるときに赤ちゃんを起こすべきか」の判断に関わるいくつかの要因について見てみましょう。
優先するのは、睡眠?それとも衛生状態?
疑いもなく、ウンチやオシッコがついたおむつを長時間そのままにするのは、乳児の敏感肌に良くありません。ですが一方で、赤ちゃんの眠りを妨げないことも、赤ちゃんの発育にとって必要不可欠です。
赤ちゃんが起きているときにおむつを替えるのはどうってことありません。問題は、赤ちゃんがスヤスヤ眠っているとき。睡眠と衛生状態の優先順位をつけることが、最良の判断をする鍵になります。
赤ちゃんは、大抵の場合、食べたものが胃に到達したときに排便します。これは「胃結腸反射」と呼ばれるもので、食事の時間=おむつの時間ということです。人工栄養児は3時間毎に目を覚まします。お乳を飲んでおむつを替えてもらうために起きるのです。つまり、おむつを替えるためにわざわざ眠っている赤ちゃんを起こさなくても大丈夫という意味ですね。
母乳で育てている赤ちゃんは、比較的さらに頻繁にオシッコやウンチをして、お乳を飲むことが多いでしょう。ということは赤ちゃんはもっと頻繁に目を覚ますということなので、わざわざ起こさなくてもおむつを替える時間ができるということですね。
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でも私の赤ちゃんは6時間以上寝たままなの!どうすれば?
6、7時間続けて眠る赤ちゃんがいる家庭のパパやママにとって、「起こすべきか」の判断は一層しにくいものです。おむつのために赤ちゃんを起こすのがだんだん心配事になって、小児科の先生に相談するママは大勢います。
使い捨ておむつは、近頃はずっと吸収力の高いものが売られています。特に夜用おむつは、赤ちゃんが一晩中ぐっすり眠ることができるように計算され作られているのです。6、7時間眠っていられる赤ちゃんは、おむつを替えるために起こさない方が得策です。翌朝赤ちゃんが目を覚ますまで、夜用おむつが水分を吸収してサラサラに保ってくれるはずです。
赤ちゃんが夜眠る直前に必ずおむつを替えて、赤ちゃんのお肌が清潔で乾いているのを確認するだけで大丈夫。また、かぶれ対策用のクリームを塗ってあげましょう。あなたの赤ちゃんに合うクリームはどれか、小児科医に聞いてください。
夜中の授乳のために赤ちゃんを起こしても、赤ちゃんは大抵の場合授乳中に眠ってしまいます。なので、おむつを替えるために赤ちゃんを起こすのは全くもって非生産的。翌朝までおむつはちゃんと乾いているはずです。でも、朝赤ちゃんが起きたらすぐにおむつを替えてあげましょう。
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おむつを替えるとき、いつなら赤ちゃんを起こすべき?
赤ちゃんが使い捨ておむつにアレルギーを持っていて、布おむつしか使えない場合、おむつを替えるベストのタイミングは赤ちゃんがウンチをしたときと、おむつが濡れすぎているときです。残念ながら、おむつを替えるために赤ちゃん起こさなければならないか、またはおむつを替えている間に赤ちゃんが目を覚ましてしまいます。
マットレスとシーツの間にカバーを敷くと、赤ちゃんのお肌が湿るのを防ぐことができます。他にも、ブランケットやタオルを1枚マットレスとシーツの間に挟むのもOK。コツは、赤ちゃんを湿気から離すことです。
赤ちゃんが下痢気味なら、おむつは直ちに替えましょう。ウンチが酸性になる場合があり、赤ちゃんのデリケートなお肌を傷つけてしまいます。たとえ吸収力の高い使い捨ておむつを使っているとしても、おむつは必ず取り替えましょう。きっと赤ちゃんは目を覚ましてしまいますし、寝かしつけるまで大変ですが…。
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- Los Niños Y El Sueño – National Sleep Foundation. Available from: https://www.sleepfoundation.org/articles/los-ninos-y-el-sueno