ニフェジピン〜その特徴と服用について

ニフェジピンを服用する前に、まずニフェジピンの副作用や禁忌について知っておかなくてはいけません。今日は、ニフェジピンについて詳しく見ていきましょう。
ニフェジピン〜その特徴と服用について

最後の更新: 02 11月, 2020

ニフェジピンは、ジヒドロピリジン系に属するカルシウム拮抗剤です。末梢血管拡張、低血圧血管拡張、そして低陰性変力作用効果があります。

このような効果から、ニフェジピンは、狭心症や高血圧の治療に処方されます。素早い効果が期待できるカプセル状もあり、レイノー症候群の患者の治療にも有効です。

この薬剤は、経口または舌下投与されます。例えば、高血圧クリーゼの患者など、錠剤を飲み込むのが困難な患者には舌下投与されます。

しかし、舌下投与は危険を伴う場合がありますので、一般的には推奨されていません。低血圧反応が誘発され、コントロールが難しくなることが多いからです。

さらに、ニフェジピンの服用中は、グレープフルーツジュースを飲んではいけません。肝臓の代謝を阻害する物質を服用する場合にも同じことが言えます。これは、薬剤の濃度が増し、有毒となるからです。

レイノー症候群って何?

レイノー症候群は、手足の指の血管に影響を与えるとても稀な病気です。寒い時やストレスを感じている時に、血管が狭くなってしまうのです。

この状態、つまり血管収縮が起こると、血液が正常に循環しなくなります。結果として、影響を受けた場所が白っぽくなったり、青みを帯びて見えるようになります。

この状態から回復すると、皮膚は再び赤みを帯び、チクチクした感じや動悸を感じるかもしれません。ひどい場合では、皮膚の痛みや壊死を起こすこともあります。

レイノー症候群の原因は未だにわかっていません。また、原発性のものと二次性のものとに区別されることも知っておきましょう。原発性のレイノー症候群の方が多く、他の関連する病気の原因ではありません。

二次性レイノー症候群は、原発性よりも深刻なケースが多いでしょう。二次性レイノー症候群を引き起こす可能性のある病気や状態を以下にいくつか挙げましょう

  • 膠原病
  • 動脈疾患
  • 手根管症候群
  • 喫煙
  • 手や足の怪我

作用機序〜ニフェジピンはどのように効果を発する?

心臓の病気

前述したように、ニフェジピンは、カルシウム拮抗剤です。このグループは、心筋細胞と血管によるカルシウムの吸収を減らします。これはすべて、電位依存症カルシウムチャネルのブロックの結果です。

さらに、ニフェジピンは特にジヒドロピリジン系に属します。主に血管平滑筋をリラックスさせることによって末梢循環に働き、2つのレベルで動脈の血管を拡張させます。

  • 末梢血管拡張:ニフェジピンは後負荷抵抗を減らします。ニフェジピンが高血圧の患者やレイノー症候群の患者に効果的なのはこのためです。
  • 冠血管拡張:この場合、ニフェジピンは冠状動脈の血流と心筋の酸素化を上げます。狭心症の治療に効果的なのはこのためです。

同様に、少しですが心臓伝導と収縮性を減らします。

ニフェジピンの禁忌と副作用

薬剤

ニフェジピンの投与を始める前に、副作用や禁忌について知っておかなくてはいけません。一番大切なことは、ニフェジピンにアレルギーがないことを確認することです。

妊娠中や授乳中の女性はこの薬剤を服用することはできません。胎児や母乳を通して赤ちゃんに影響があるかもしれないからです。また、現在判明しているデータに基づくと、このグループの他の薬剤、例えばリファンピシンを投与中の患者はニフェジピンを併用することができません。

市場にあるほとんどの薬剤と同じく、ニフェジピンも副作用が起こる可能性があります。考えられる副作用を以下に挙げましょう。

  • めまい、頭痛、末梢浮腫など血管拡張に関する血管疾患
  • 動悸、低血圧、心不全などの心臓疾患
  • 消化の変化
  • 不眠症や不安感など神経系の変化

まとめ

ニフェジピンは高血圧やレイノー症候群、狭心症の治療に使われる薬剤です。効力が強い為、服用には注意しましょう。

この薬剤が処方されたら、服用に関しては主治医の指示に従いましょう。何か疑問がある場合は、必ず前もって医師に確認しましょう。

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