なぜ痛い? 腎臓のあたりに不快感や痛みが生じる理由

02 3月, 2020
腎臓が痛む原因は多岐にわたりますが、腎臓が痛むと言うだけでも医師の診察を受ける十分な理由になることを覚えておきましょう。これは、腎臓に関連するどの種類の病気でも、深刻化を防ぐために早期の発見と治療が不可欠だからです。

腎臓が傷つく原因は一つではありませんが、腎臓に痛みを感じるのは一般的な状態ではないため、常に真剣に受け止めるべき症状だと言うことを忘れないでください。

腎臓の痛みや不快感は「風邪が体内に入り込み、痛みを引き起こす」と間違って理解されていることがあります。

背中の痛みや腰痛と混同されたり、自分を悩ませている痛みがどこで実際に起こっているのか特定できないこともあります。

腎臓の痛みだと思ったら違う場所で痛みが起こっていることもあれば、腎臓の痛みではない場所で痛みが起きていると勘違いすることもあります。

腎臓に痛みが生じる理由

なぜ痛い?腎臓に不快感や痛みが生じる理由 辛い痛み

腎臓は、血液を濾過して塩分や老廃物を尿として体外へと排出します。

1日におよそ190リットルの血液を濾過して2リットルの老廃物を体外へと排除する腎臓は、体内でとても重要な役割を果たしているため、健康に保つことが欠かせません。

腎臓は背中側の腰よりもやや上に位置しており、背骨を挟んで左右に一つずつあります。

腎臓が痛むと、患者は背中の中央か両側に痛みを感じますが、時には、片側だけが痛いこともあります。

ただし、すべての背中の痛みや腰痛が、腎臓病と関連があるわけではありません。

一般的に、腎臓病はかなり進行するまで症状が現れませんし、腎臓が痛む理由は、腎結石から腎臓がんまで多岐にわたります。

ここからは、厄介な腎臓の痛みが発生する一般的な理由のいくつかをご紹介します。

腎結石

腎結石または尿路結石として知られるこの状態は、激しい腎臓の痛みや疝痛を引き起こします。

砂つぶのように小さいものから、真珠大のサイズに達することもあります。。

結石が非常に小さい場合は、尿路を自由に移動して、通常は症状を引き起こすことなく通過しますが、結石が大きくなると、激しい痛みが波のように起こり、患者は背中や下腹部に痛みを感じます。

また、この痛みは結石の動きとともに悪化します。

一般的には、痛みは片側にのみ起こりますが、時間の経過とともに結石が鼠蹊部や生殖器領域におりる可能性があります。

多くの場合、吐き気、嘔吐、かゆみや、排尿時の燃えるような痛みを伴い、この不快感が和らぐことはありません。

感染症

背中の痛み 腎臓のあたりに不快感や痛みが生じる理由

腎臓で起こる感染症により腎臓が痛むことがあります。一般的に、感染は尿道か膀胱で始まり腎臓に達します

これらの器官で起こる感染症は、臓器に永久的なダメージを与えたり血流にまで感染が広がって、生命を脅かす可能性があります。

感染症の症状は、排尿時の燃えるような痛みや継続的な激しい腰痛です。また、頻尿が起こり、尿はかなり強い臭いがします。

患者が、吐き気、嘔吐、発熱、悪寒を感じることも珍しくありません。

詳細はこちら:腎臓を健康にしてくれるパセリの成分

多発性嚢胞腎または腎嚢胞

腎嚢胞は、かなりの大きさに達するまで症状を引き起こしませんが、大きくなると、激しい背中の痛みや腰痛を引き起こします。

また、血尿や頭痛も症状として頻繁に現れます

多発性嚢胞腎は、嚢胞がたくさん成長し、進行性に腎機能が低下して身体の正しい機能を妨げる遺伝性腎疾患です。

側部または背部の痛みだけでなく、腎結石や頻繁な感染症を引き起こします。

続きを読む:腎不全の初期症状かもしれない8つのサイン

腎臓の痛みが生じる他の原因

腎臓は水腎症や尿の蓄積による腎炎が原因で痛むことがあります。

この場合、背中の激しい痛みを引き起こすだけでなく、血尿や発熱などの症状が現れます。

腎静脈血栓症(RVT)も腎臓の痛みが生じる原因の一つで、強い腰背部の痛みが急に現れます。

怪我や打ち身、そして妊娠が腎臓の痛みを引き起こすことがあります。

妊娠による痛みの場合は、腹部の重さが原因で脊柱に変化が起こることが原因です。

また、血尿を伴う背中と腹部の片側の痛みは、腎臓がんの症状の可能性があるため、注意が必要です。

Morata Alba, J., Pérez García, B., & Carpena Lucas, P. J. (2015). Dolor abdominal: no siempre es lo que parece. Pediatría Atención Primaria, 17(67), e189-e192.