七転び八起きの精神を忘れずに!

辛い体験のあとは、自分自身に嘆き悲しむ時間を与えましょう。気分が落ち込むことは正常であると、理解する必要があります。でも、やがて起き上がり、先に進んでいかなければなりません。
七転び八起きの精神を忘れずに!
Bernardo Peña

によってレビューと承認されています。 心理学者 Bernardo Peña.

によって書かれた Raquel Lemos Rodríguez

最後の更新: 23 10月, 2022

転んだら、起き上がれ。

だれでも聞いたことがある言葉ですが、本当に辛い状況に置かれているときは、つい忘れてしまいがち。

人生を通じて私たちは何度も転びますが、大切なのは、起き上がること。

人生は長い道のりなのですから何度転んでも必ず起き上がりましょう。

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不安・うつ状態・欲求不満・ストレス……

人生において、幸せの絶頂から失意のどん底にまで突き落とすようなことがよくあります。

そんなとき、どうしたらよいのでしょう?

仕方がない、とあきらめてしまうべきでしょうか。

すべてが失われてしまったように思えても、歩き続けなければなりません。

人生は続いていくのです。

いつだって希望はある

困難な状況に置かれている時、すべてに希望がないように思われますが、事態はやがてよい方向に向かいます。

スランプの時期を通りすぎれば、簡単に立ち直れます。

今はすべてが暗く思えるのは正常なことで、まだ調子が戻っていないだけです。

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この時期に最もよく見られる問題のひとつはうつ病です。

私たちの存在すべてを完全にのみこんでしまい、不幸のどん底に突き落とされたように感じます。

ふつうの悲しみとちがって、うつ病は回復までに長い時間がかかります希望が全く失われてしまうのです。

このような状態に直面したら、この心の病に人生を完全にのみこまれてしまわないように、できるかぎりのことをしなければなりません。

うつ病は、だれかを失うこと・深刻な問題・転職などがきっかけで起こり得ます。

厚生労働省は「私たちは日常生活の中で、時折憂うつな気分を味わいます。不快な出来事によって食欲が落ちることもあります。しかし、脳のエネルギーが欠乏していなければ、自然治癒力によって、時間の経過とともに元気になるのが通常です。時間の経過とともに改善しない、あるいは悪化する場合には生活への支障が大きくなり、「病気」としてとらえることになります。」とうつ病を説明しています。

今は出口が見つからないように思えるかもしれませんが、出口は必ずあります。

あなたにはこの希望が見えていないかもしれません。

私たちはみな、自分の中の負の感情を増大する傾向にあるからです。

落ち込んでいるときは、それをますますひどくするように努めてしまうもの。

でも、どん底まで落ち込んでしまった人でも、そこから這い上がって抜け出すことができるんです。

何もしたくなくなる

あなたが今辛い状況にいるのなら、何もしたくないと感じるのは自然なことです。

時にはそれが嵩じて、どこにも行く気にならず、家に閉じこもり、友情も顧みず、自分の悲しみに浸ってしまうことがあります。

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心の痛みに耳を傾け、それから学ぶことは、内なる自己を知るために有益なことです。

苦痛を体験することは、ネガティブなことではありません。

私たちは、自分を傷つけているものを乗り越えるために、苦痛を体験しなければなりません。苦しむことなく、それを通りすぎることはできないのです。

転んだら、立ち上がらなければならないのはそのためです。

生きることも、自分自身を大切にすることも、何もしたくないと思ったとからといって、あなたが弱いわけではありません。そう、あなたは強いのです。心の奥底では、今の苦しみを乗り越えることができるとわかっているのです。

心の痛みはいつか消えます。苦しみから逃れようとせず、正面から感じてください。

そうすることで、不死鳥のように、灰の中から生まれ変われることでしょう。

一番辛い瞬間からも学びましょう。それは、世界と自分自身について最も多くのことを学べるチャンスなのですから。

起き上がるときは今!

痛みが過ぎてしまったら、あなたの行動を振り返る時がやってきます。あなたはつまづき、転んでしまいましたが、それは正常なことです。

私たちはみな、人生のある時点で障害に出会い、つまづくもの。

世界はそんな障害でいっぱいなのですから。

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問題は……転んだときに起き上がるかどうかです。

恥ずかしいかもしれませんが、何としてでも起き上がる必要があります。

次に試練を通りすぎるとき、そのことを思い出してください。

ことわざにもあるように、7回転んだら、8回起き上がらなければなりません。どれだけ転がり落ちたとしても、起き上がってやり直せます。

私たちは人生のどん底で、自分自身について学び、どんなに辛くても起き上がる必要があることを理解します。

もちろん、1日悲しい思いをしたというのは、うつ病とはちがいます。でも、結果は同じ―それは乗り越えられるのです。

決してあきらめてはいけません。

問題に直面するのは、それが最後ではないからです。

人生には苦しみやつまづきがつきものですが、大切なのは起き上がり続けること。それはあなたを強くし、あなたに勇気を与えてくれます。

七転び八起き―なんてすばらしい人生訓でしょう!

引用サイト:厚生労働省


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