胸の痛みを和らげる5つの自然療法

胸の痛みは、女性なら誰もが一度は経験する症状ではないでしょうか。ここでご紹介するようなものを外用として使ったり内服する、または組み合わせることで、胸の痛みを和らげることができるかもしれません。
乳房の痛みはホルモンのバランスが変わり、乳腺が敏感になっている時によく起こりますが、炎症性疾患や乳腺炎などの感染症が原因の場合もあります。
女性の中には、この痛みが乳がんと関連しているのではないかと不安になる方もいますが、ほとんどの場合無害で、痛みは数日でなくなります。
痛さの度合いはその原因によってそれぞれですが、痛みの緩和に役立つとされる自然療法が存在するのです。
今回は、そんな効果が期待できる自然食品を5つ取り挙げましょう。
1.マンサクティー
マンサクティーには炎症を抑え、リラックスさせる成分が含まれており、胸の痛みや張りの緩和に良いとされています。
このお茶は胸の炎症を抑えるほか血液の循環を良くし、体の細胞に酸素を届ける手助けをしてくれるでしょう。
材料
- 水 1カップ(250ml)
- マンサク 大さじ2(20g)
準備
- 水を沸騰させてからマンサクを加える
- 20分ほど、ぬるくなるまで蒸らす
使い方
- お茶を綿の布に染み込ませ、胸にあてる
- 効果がでるまで10分ほどそのままにして、患部を優しくほぐすようにマッサージを続ける
- この手順を痛みがおさまるまでつづける
2. マローティー
マローは炎症を抑える成分と鎮痛効果のある成分を多く含み、長年自然治療薬として使われてきました。胸の痛みを和らげるのに効果的だとされています。
外用することで敏感さを緩和し、膜を作るので感染症を引き起こす微生物から乳首を守ってくれます。
材料
- マロー 大さじ1(10g)
- 水 1カップ(250ml)
準備
- 沸騰した水にマローを加え15分から20分ほど蒸らす
使い方
- 出来上がった液に綿の布を浸し、胸の患部にあてる
- 10分そのままにする。これを1日2回繰り返す
3. 亜麻仁(フラックス)水
亜麻仁は栄養価がとても高い食品です。亜麻仁水は今回紹介する中で、内服により胸の痛みを和らげてくれるとされる自然治療薬の1つです。
オメガ3脂肪酸を非常に多く含み、摂取することで炎症を抑えてくれるミネラルも豊富です。
材料
- 亜麻仁 大さじ1(10g)
- 水 1カップ(250ml)
準備
- ぬるま湯に亜麻仁を入れる
- 蓋をし、一晩漬け置きする
- 次の日、ざるで亜麻仁を取り、ゼラチン状になった液体を飲む
飲み方
- 最低週2回、空腹時に飲みましょう
こちらもお読みください:フラックスシード(亜麻仁)の効果
4. カモミールティー
カモミールティーにはリラックス作用があり、抗炎症成分も含まれています。よって胸の痛みや張りを緩和してくれるとされています。
外用することで痛みを和らげ、血液の循環を良くする働きがあります。
材料
- カモミールの花 大さじ1(10g)
- 水 1カップ(250ml)
準備
- 沸騰したお湯にカモミールの花を加え、10分蒸らす。
使い方
- 出来上がった液に布を浸し、胸に軽くあてる
- または、お茶として1日に2回摂取する
こちらもお読みください:乳房の痛み 考えられる7つの原因
5. ホーステイルティー
ホーステイルティーは月経時の体液貯留による胸の痛みの緩和に効果的だとされています。
利尿作用と抗炎症成分が含まれており、そのおかげで余計な水分が排除され、血液の循環が改善されることにより、乳腺の細胞に十分な酸素が届けられるでしょう。
材料
- ホーステイル 小さじ1(5g)
- 水 1カップ(250ml)
準備
- 沸騰したお湯にホーステイルを入れる
- 蓋をし、室温で10分置く
- ざるで漉して、出来上がったお茶を飲む
使い方
- 月経が始まる3、4日前から1日2回飲み始める
他に気をつけること
ここでご紹介した方法を試す他に、胸の痛みを避ける予防策を知っておくことも大切です。
- サイズの合った付け心地のいいブラジャーを付ける
- 水やヘルシーなジュースで十分な水分を摂取する
- 飽和脂肪、砂糖、加工食品の摂取を避ける
- 塩分を取りすぎない
- ビタミンA、Eを豊富に含む食材をたくさん摂取する
また、MSDマニュアル家庭版によると、強い痛み、発赤、腫れなどの警戒すべき徴候がみられる女性は、乳房の感染症の可能性があるため、1~2日以内に医師の診察を受ける必要がある、とのことです。
もし乳房の痛みが続いたり、違和感がある場合は信頼する専門家や医師にいち早く相談しましょう。
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