慢性の腰痛に効く最新治療法

腰痛の症状を解消する新しい治療法が登場しました。

腰痛に悩む方が多い現代社会ですが、リウマチならびに結合組織の疾患全般を対象としたオリジナル論文を掲載するEULAR(European League Against Rheumatism)の公式機関誌である「 Annals of Rheumatic Diseases」が、腰痛が「最も破壊的なダメージを与える」病気の一つだと発表しました。

「破壊的なダメージを与える」という単語を使ったのは、仕事ができなくなる原因の中でも最も多いのが腰痛だからです。また腰痛の症状が悪化すると慢性疾患となります。

現在は10人に1人が何らかの腰痛に悩んでいるといわれており、腰痛の患者が増えることで、医療機関、会社、そして患者本人にも多くの金銭的な負担がかかります。

座ることが多い生活、太り過ぎ、遺伝などの要因が腰痛の症状を決定するといわれており、加齢と共に症状が悪化する腰痛慢性化すると、日常生活が困難になります。

今回は慢性の腰痛に悩む方に朗報です!

米国にあるカリフォルニア州にあるRelievant Medsystemsという会社が開発した腰痛を完治させる最新技術をご紹介します。

INTRACEPT(イントラセプト):腰痛の最新治療法

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これのまでの腰痛治療は、腰痛そのものを効果的に治療するものではありませんでした。

こちらの記事をご覧ください: 6 Exercises to Get Rid of Neck Pain

例えば、理学療法やコルセット、痛み止めなどは、腰痛を完治するのには十分ではなかっため、以下のような技術に頼ってきました。

  • 脊髄刺激療法:腰痛を解消する
  • 脊椎・脊髄手術:あまり行われなかったり期待した結果が得られない可能性がある。

腰痛は、痛みを感じる場所の上下にある腰椎に負担がかかりすぎていることで発症するといわれています。

慢性の腰痛を治療するのは非常に難しいといわれる中、Relievant Medsystems社は新しいアプローチによる治療「INTRACEPT(イントラセプト)」を開発しました。

非侵襲的で安全な手術

イントラセプトは外科手術ですが、従来の脊髄手術とは大きく異なり、腰痛の原因となっている神経を「殺す」細い針を使います。

患者は顔を下に向けて仰向けになります。

脊柱のL3 とS1の間で腰痛を発症している場所に麻酔をかけ、特別な針を挿入します。この針によって、脊椎から脳に腰痛の痛みのシグナルを送る働きのある椎体の神経活動を停止させるため、イントラセプトの局所手術によって、腰痛の痛みが解消されます。

手術時間はすべてを含めて約一時間強で、手術後は自分の足で帰宅することができます。

この手術は高周波エネルギーを使います。言い換えると、手術を担当する外科医はメスを使わないため、外傷性損傷は起こらず、患者は術後のリハビリや回復期を必要としません。

特別な機器が高周波エネルギーを伝達する際に、患者はわずかな熱を感じるだけで手術は終了します。手術後は、外科医が効果的に器具を取り除くため、合併症も起こりません。

腰痛が再発しない

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この最新技術はアメリカ食品医薬品局の認可を受けており、近いうちにヨーロッパでも適切な医療機関の認可を得て使用が始まると予想されています。

この最新治療法に関する臨床実験や基底神経を取り除く手術を行った人は全員「人生が変わった」と術後の経過に喜んでいます。

慢性の腰痛で悩んでいた患者は、この治療を受けた後、痛みなどの腰痛の症状が全くなくなったと報告しています。ただし、この治療法は慢性ではない、時々痛みが現れるような腰痛には向いていません。

さらに加えると、慢性の腰痛の痛みを引き起こす神経を「壊す」というアイディアそのものは新しい考え方ではありません。これまでも、薬の効かない腰痛には基底神経を取り除く様々な治療方法や手術が行われてきました。冷凍アブレーションもその一例です。

しかし、今回ご紹介した治療法で使う高周波エネルギーが腰痛などの慢性の痛みに効果を発揮しているのは明らかです

私たちがより良い生活を送るために、科学技術は常に変化しています。