共感的な人の5つの特徴

共感的な人は、意識しなくても相手の話をよく聞くことが出来ます。自分のまわりの人のことを理解したいのです。あなたは共感的な人でしょうか?
共感的な人の5つの特徴
Bernardo Peña

によってレビューと承認されています。 心理学者 Bernardo Peña.

によって書かれた Okairy Zuñiga

最後の更新: 17 12月, 2022

共感的な人は、相手の立場に立って物事を考えることが出来ます。相手の視点から物事をとらえるのです。

共感とは、私たちが暮らす環境の中で使える、社会的なツールです。共感することで、周りの人とより深くつながることが出来ます。

この能力は人間に特有のものですが、全ての人が同じくらい持っているわけではありません。自然にとても共感的になれる人もいます。そういう人は、共感するのに特に努力はいらないのです。一方で、他人とのつながりを持つために、努力が必要な人もいます。

ここでは、共感的な人の5つの特徴をご紹介します:

1.相手が話すことを真面目に聞く

共感的な人は会話の中の全ての言葉に耳を傾けます全ての言葉に全力の注意を払うのが、他の人との違いです。

共感的な人は、ただ聞いて何かを言い返すだけではありません。相手に返すべき言葉を本当に考えているのです。

それほど重要なことではないと思うかもしれませんが、話を集中して聞くということは、あなたが話している人へのお返しなのです。これが出来るようになるのも、また難しいことです。

私たちの多くは、人の話を聞くときに全力の集中を注いではいません。普通は、何か相手に返したり問題を議論するために話を聞いています。この場合の問題は、相手との間にそれほど強いつながりを作ることができないということです。

一方、共感できる人は、相手が語ったことに対して体全体で返します。

相手が話していることに集中しているとすぐにわかります。ジェスチャーを交えたり、熱いエネルギーや姿勢で相手に接するのです。

2.好奇心を大事にする

好奇心のある会話

子供のころ、質問しすぎることは悪いことだと教え込まれてきた人もいると思います。しかし実際は少し異なります。ある程度自信が持てるまでは質問しない方がいいこともあります。しかしそれは何も聞いてはいけないということではありません。

共感的な人は質問のしすぎは悪いことだとは思っていません。他の人が持つ習慣や経験、知識などに対する好奇心でいっぱいなのです。

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もし誰かと話す機会があれば、相手の興味があることや夢、目標について質問してみましょう。この練習を行うことで、共感を養うことが出来ます。さらに相手の視点から物事を見る練習にもなります。

3.自分の意見を相手と確かめる

共感的な人は、盲目的にずっと同じ意見に固執しているわけではありません。

むしろ人の話をよく聞くのです。

共感的な人は、全てのことに対してただ一つの答えがあるわけではないということ、そして全ての人が自分なりの意見があることを理解しています。彼らはいつでも正しいことに興味があるわけではありません。それよりも、議論したり意見交換することを大事にしています。

意見交換をしたり相手の意見を取り入れることは、まったく変なことではないのです。好きになってもらうと思って行っていることではありません。

意見交換するのは、彼らなりの信念があるからです。

より共感的になるには、ある話題について、自分と異なる意見を持つ人と話してみるといいでしょう。

最も重要なことは、自分の意見が正しいと相手を説得しようとしないことです。ただ相手の意見に耳を傾けましょう。

4.自分の発言にも注意する

会話

話すことは聞くことと同じぐらい重要です。

共感的な人は、言葉は人を救うことも傷つけることもできる武器だと認識しています。そのため、自分の発言には非常に気を付けているのです。

何か言葉を発するときには、必ずその言葉を確かめてから発言します。何かアドバイスをする前にも、言葉をかけていいか相手に確認してから発言するのです。

相手を救うことと相手に厳しく当たることの違いがわからなくなることもあります。そのため、何か悩みを抱えている人と話すときは、「想像もできないほど大変なのですね」「何がしてあげられるでしょうか?」などのフレーズを使うことが重要です。

そのような言葉を使うことで、相手は自分のことを本当に理解している、あるいは自分のことを厳しく追及しようとしているわけではない、と安心してもらえるはずです。

5.人はそれぞれ接し方が異なることを理解している

共感的な人は、「自分が接してほしいように、相手に接しなさい」という言葉が間違っていると思っています。全ての人が同じように接してほしいわけではないからです。

共感的であることは、自分のこだわりやプライドを捨てることです。それは正しいことは一つではないと認めることでもあります。

ある一つの態度や経験で、相手を拒絶してしまうこともあります。その態度や経験の背景を考えていないのです。自分にとってはそれほど重要なことではないかもしれませんが、相手は非常に重い気持ちになってしまうかもしれません。

これは、共感的な人は決断しないとか、言いたいことを言わないということではありません。むしろその逆なのです:自分が感じたことや言いたいことを伝えますが、聞き手のことをいつも考えているのです

あなたは自分が共感的な人だと思いますか?そうなりたいと思いますか?ご紹介した特徴を実践していきましょう!


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