車の運転が怖いのはなぜ? 運転恐怖症とは

· 3月 28, 2018
車を運転することはやりがいのあることで、全く普通のことだと考える人は多いでしょう。ですが逆に、運転が全く楽しめないどころか、怖いと感じる人もいます。

運転恐怖症とは、車のハンドルを握ることに恐れを感じる症状です。様々な状況や条件の元に現れるのですが、一般的な特徴として、運転への恐怖により身体を動かせなくなり、運転不能という状態に陥ってしまいます。

 車の運転が怖いのはなぜか?

運転恐怖症の人が感じる感覚はさまざまです。事故を起こすことや運転を失敗することを恐れる場合もあれば、運転する場所(高速道路、山道、大通りなど)に反応する場合もあります。

また夜間に運転すること、あるいは高速で運転することが怖い場合もあります。運転恐怖症は3つの側面からなります。

 

認識面

事故や運転のコントロールを失うという考え、死や他人を傷つけることに対する恐怖と関連しています。

 

感情または生理学面

不安、筋肉の緊張、吐き気、過剰な発汗などが起こります。また、目のかすみや心拍数の増加、下痢、手足の震えなどが起こることもあります。

 

行動面

目を見開いて運転する男性

運転をさけるか、特別な状況でのみ運転します。例えば助手席に誰かがいる、特定の道路を走る、最低速度以上で走らない、日中に運転する、交通量の少ない道を走る、などです。

運転することへの恐怖の重大性は、この恐怖症によって運転不能になるのかどれだけの困難となるのかということと、その人が感じる不快感のレベルによって変わってきます。

運転席に座ることができない人もいれば、他の人に運転してもらったり、歩いたりタクシーに乗ったりすることを選ぶ人もいます。また静かな道を選んで運転し、目的地に着くのに倍の時間がかかっても気にしない人もいます。

この恐れは日常生活に支障をきたすものです。運転を必要とする仕事を拒否したり、他の交通機関を使うためにお金がかかったり、また緊急の場合に人を車で連れていくことができない、あるいは週末に遠出を楽しむことができないということもあるでしょう。

運転恐怖症は、運転経験が長い人よりは2年未満の経験の浅いドライバーに起こることが多いものです。また30歳前後の女性の発症率が高いです。この恐怖症の主な原因の例を挙げると、

  • 事故に遭ったことがある(または目撃したことがある)
  • 能力について恐怖や不信感に基づいた教育を受けた
  • 運転とは関係のない不安やストレスがある(職業上、家庭問題など)

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運転への恐怖を克服することは可能なのか?

理由がなんであれ車を運転できない、あるいは車に乗ると考えることだけで恐ろしくなってしまう方は、以下に挙げるアドバイスを参考にしてみてくださいね。

 

1. リラックスした雰囲気を作る

運転席と車外の景色

友人や家族の中には、助手席に座るとあなたをさらに神経質にしてしまうタイプの人がいます。そういう人には後部座席に座ってもらうか、思い切って一緒に乗らないようにしてもらいましょう。

身体を締め付ける部分のない楽な服装を選び、ゆったりした音楽を流し、アロマグッズを置いてみましょう。

 

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2. 腹式呼吸を実践する

状況のコントロールができないと感じた時、パニックになりそうだと感じた時にまず一番にするべきは腹式呼吸です。

鼻から吸った息を肺の奥深くまで届けるように、お腹は最大限に膨らむようにします。そしてゆっくりと身体がリラックスするように息を吐きます。これを何度かくり返します。

 

3. ポジティブな言葉を使う

助手席の男性に助言を受ける女性

運転が怖いなら、自信や自尊心を高めてくれる文や言葉は大きな味方です。例えば以下の文章を言葉に出して言ってみましょう。

  • 私は慎重に運転しているし、制限速度を守っている。
  • 私は状況によく注意し、対応できるドライバーだ。
  • より安心できるように左車線を走る。
  • このドライブは自分で計画した。行き方はきちんと分かっている。

 

4. 恐怖に立ち向かう

運転恐怖症をコントロールする一番よい方法は、何よりも運転することです。少しずつ、交通量の少ない時間や通りで、ごく遅い速度から始めます。自信がついてくれば、恐れも消えるでしょう。

暴露療法は、恐れを克服する最も効果的な方法とされています。恐れのある事柄に対して何もしないでいると、恐れは大きくなりコントロールできなくなってしまいます。

 

5. 小さなステップを積み上げる

運転席で驚く女性

一晩で長距離の運転ができるようにはなりません。自分が大丈夫だと感じられるまで、段階を踏んでゆくのが一番よい方法です。車のキーを数分持つことから始め、次にエンジンをかけずに運転席に座ってみましょう。

その後一つの通りを走ってみる、近所を一周してみる、信号のある幹線道路を走ってみる、高速道路に乗って最初の出口まで左車線を走ってみる、右車線を走ってみる、などのステップを設定しましょう。

 

6. サポートを求める

あなたの周りには、運転への恐怖を克服するために必要なサポートをしてくれる人がいるはずです。一緒に車に乗ってもらったり、怖い気持ちを話して意見を聞いたりしてみましょう。

この問題について話したり、克服に向けての自分の気持ちを打ち明けるだけでも大きな助けとなる場合があるでしょう。