硬化油脂って何?

07 7月, 2020
WHO専門家委員会の報告では、食品の工業生産におけるトランス脂肪酸を除去するまたは大幅に減らす必要性が強調されています。

食べ物には様々な種類の脂肪が含まれています。体に良い脂肪もあれば、悪い脂肪もあります。硬化油脂とは植物性の油で、体に入ると動物性脂肪のように働きます。

硬化油脂はトランス脂肪酸という名でも知られています。今日は、近年話題となっている硬化油脂について見ていきましょう。

硬化油脂って何?

硬化油脂/トランス脂肪酸は、化学過程でできる脂肪です。硬化油脂に対しては、多くの専門家が否定的です。硬化油脂を勧める専門家はいないと言ってもいいでしょう。

硬化油脂の消費はできるだけ避けましょう。この脂肪は植物性オイル(不飽和脂肪から飽和脂肪へと変換)である硬化脂肪です。つまり、飽和脂肪よりもずっと有害なのです。

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硬化油脂はどうやって作られる?

バター 硬化油脂って何?

硬化油脂は食品メーカーにとってメリットのある化学過程の下で作られます。他の脂肪よりもずっとコストが安いのです。

硬化油脂またはトランス脂肪酸は、様々な面で食品メーカーに利点を与える化学過程から作られる脂肪です。特に、他の脂肪よりもコストがかからないというのがその理由の一つでしょう。でも、この脂肪は私たちの健康にとって危険な存在なのです。

 

硬化油脂が健康に与える影響

硬化油脂、またはトランス脂肪酸は、ほとんどの加工食品に含まれています。トランス脂肪酸を1日5g摂取するだけでも、健康にとって害になると考えられています。

硬化油脂は最も有害な脂肪です。硬化油脂による健康リスクとしては、以下のようなものが考えられます。

WHO専門家委員会の報告では、食品の工業生産におけるトランス脂肪酸を除去するまたは大幅に減らす必要性が強調されています。

ですが、トランス脂肪酸が健康に与える影響、特に心臓の健康に与える影響について、完全に認識している消費者はほとんどいません。

硬化油脂を含む食べ物

ペストリー 硬化油脂って何?

スーパーなどで簡単に手に入る様々な食品に硬化油脂は含まれています。

硬化油脂は安価で、食品製造には理想的な油です

また、硬化油脂を使うと美味しく仕上がるのです。そして、他の油を使うよりも日持ちがするでしょう。この有害な脂肪が使われている食品にはどのようなものがあるかご存知ですか? 以下に例を挙げましょう。

  • 市販のペストリー
  • クッキー
  • 調理済みの食品
  • スナック菓子
  • マーガリン
  • キャンディ
  • 一般的なファストフード
  • 揚げ物

 

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硬化油脂を避けるには

では、硬化油脂を避けるにはどうしたらいいでしょうか? まずは、加工食品を避けることです。硬化油脂を始め、他の添加物も含まれていない、新鮮な商品を食べましょう

また、スーパーで買い物をするときは、必ずパッケージの表示を確認しましょう。購入する前に、その食品には不健康な材料が使われていないかを知ることが大切です。

これは、硬化油脂を避けるだけの話ではありません。余分な砂糖やスターチなどもです。また、どのような種類の油を使っているかを知ることも大切です。

普段から加工食品や調理済みの食品に頼っている人には難しいかもしれません。ですが、健康的な生活を送るためには、生活習慣を改善することが必要なのです。

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