言葉の虐待の被害者に起こる6つの症状

5月 22, 2018
言葉の虐待というのは、必ずしも攻撃的な言葉や怒鳴り声が伴うわけではありません。巧妙なやり方で脅したり、劣等感を感じさせたりすることもできるのです。

「虐待」という言葉を聞くと、まず思い浮かぶのは身体的な暴力です。しかし、見える傷痕は残らなくても言葉の虐待というものも存在し、身体的虐待と同様に有害なものです

目に見えないだけに、自分が被害者なのか分かりにくいので、次のような症状に注意しましょう。

 

1. 怒鳴り声を聞かなくても恐れを感じる

壁際で顔を覆う女性

言葉の虐待を怒鳴り声と同義語だと考えてしまうとそれは間違いで、必ずしもそうではありません。実際、言葉や心理的な虐待をする人は、他人を操ったり、被害者が自分が被害者かどうか自覚できないようにしたりする傾向があります。

加害者は、やさしく愛情があるような声の調子を使うことさえありますから、暴力的なふるまいをしないからといって虐待していないとは言えないことを覚えておかなければなりません。明らかな、あるいは暗示的な脅しもあるかもしれません。

自分が何かをしなかったら相手がどういう行動に出るか心配に思うことがある、常に相手のコメントが怖いと感じる、自分の一言一言や行動を相手が不快に思わないように気をつけている…このような心当たりがありませんか?

 

2. 人と比較されたり、責任を押し付けられたりする

誰しも自分の個性を大切にされ、自分というものを受け入れてもらいたいものです。しかし多くの場合、言葉の虐待は人との比較や責任の転嫁によって、被害者の自尊心を徐々に壊していきます。

批難や嘲笑、または残酷な声の調子で他の人の方が賢いとかきれいだとか、何事もうまくやるとか言われてうれしい人はいません。こういったことを毎日聞くことは、自尊心にとって大きな打撃となります。

  • 問題があると気づいたらすぐにその状況から抜け出さなくてはなりません。
  • どんな状況であれ、劣等感を抱かせる権利は誰にもありません。
  • 比較をする人は責任転嫁をする人でもあり、加害者は取るに足らないことでも人に責任を感じさせようとします。

 

3. 常に脅されていると感じる

座って手を前に突きだしている女性

相手の近くにいると脅されているように感じるなら、言葉の虐待の被害者になっていると言えるでしょう。

この症状は実に巧妙なやり方によって感じることもあります。冗談や笑い話、軽蔑的なコメント、自尊心を傷つけるふさわしくない言葉遣いなどです。

脅しというのは、さらに深刻な状況、例えばしたくないことや屈辱的だと感じることを強制される状況に陥る場合もあります。

 

4. 常に批難されたり尋問されたりしていると感じる

言葉の虐待のもう一つの症状として、加害者の自信の欠如が原因で起こる直接的な攻撃があります。一般に、自信の欠如は自尊心の低さに関連しており、それが他人の一挙手一投足に文句をつけるという行動につながります。

  • こういった批難や尋問は少しずつ行われることがあるので、いつ虐待の事態になっているのかを察知するために注意しておかなければなりません。
  • よくある間違いは、自分の恐怖心を落ち着かせるために言い訳を始めることです。問題は、時間がたつにつれ状況が悪化するということです。

 

5. 精神状態にネガティブな変化がある

ソファで考える女性

私たちは人間ですから、周りで起こっていることに何らかの影響を受けます。そのため、ある種の言葉の虐待を受けている場合は、よく注意すれば気づくことのできるいくつかの影響が表れるものです。

  • 相手の近くにいる時に、自分の精神状態を意識してみましょう。幸せを感じさせてくれる人とは違う感覚がありますか? すり減らされるように感じることはないですか?

悲しさにしろ嫌悪感にしろ、常に不快感のみを感じさせる人がいるなら、その人とは離れる時です。

その人がパートナーや大切な人である場合、本当に自分を傷つけている原因なのかどうか区別するために客観的にならなければなりません。それを基本にして状況に対処するための方法を決めましょう。

 

6. 自分も他の人を虐待している

人は、他人の行動を見て学ぶものです。残念ながら虐待の場合も、多くの被害者が加害者になり変わります。

例えば、両親が感情をコントロールしない家庭で育った子供は、攻撃的な言葉を使う大人になるでしょう。感情をコントロールする術を学ばなかったからです。

もちろん状況を健全化して悪循環を壊す方法はあります。この場合にすすめられるのは、受けた虐待の記憶への対処をサポートしてくれる専門家を探し、健全な人間関係を築くためのガイドラインを示してもらうことです。

 

言葉の虐待に立ち向かおう

自分が言葉の虐待の被害者であると認識し受け入れることは、簡単なことではありません。大切なことは、自分の心の平穏は、今置かれている状況への対処ができてこそ得られるということです。

周りの人がどう反応するかとか、その他の側面について考える前に、自分が最も大切にしなければならないのは自分自身だということを思い出してください。

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