子供に一番良いのはどのミルク?
ミルクは栄養価が高く、私たちの食生活に欠かせないものであると考えられてきました。しかし特に子供にとってはどの種類が一番良いのでしょうか。
生後数ヶ月の赤ちゃんには、母乳に勝るミルクはありません。でも、赤ちゃんが成長するにつれて、子供の成長を助けるためにも母乳に代わる栄養価の高いミルクを探す必要があります。
市場には多くの選択肢があります。幼児にとってどのミルクが一番良いのかぜひ医師に相談してみてください。多くの子供向けのミルクには、カルシウムやビタミンDなどの必須栄養素が含まれていますが、それぞれの製品には違いがあります。
全乳? 無脂肪?
昔は、子供のためのミルク選びはそれほど難しくありませんでした。母乳から全乳に変えるのが当たり前だったからです。唯一の違いは、粉末か液体かという点でした。製品が多様化したことで、子供用の様々なミルク製品や、低脂肪、無脂肪のものなどが作られるようになりました。
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子供には全乳を飲ませた方が良いの?
子供は、大人とは違って、全乳を摂取するとその高い脂肪含有量に影響されることなく多くのビタミンDを摂取することが出来ます。
牛乳はさらに栄養価が高い
牛乳は加工されていないので、たくさんの栄養分があります。カルシウム、タンパク質、ビタミンD、ビタミンB12などを豊富に含んでいます。これらの栄養素は全て幼児および乳児の栄養状態を改善します。ビタミンDをたくさん摂取することで、適切なカルシウムの吸収を促進することが、子供の発育にとても良い効果があります。
低脂肪乳を飲ませるべき?
お子さんが太り気味の場合は、低脂肪乳を飲ませるようにしましょう。そうすることで、体重が増えるのを防ぎながら、栄養を摂取することができます。目標は、子供の体重を減らしつつ、栄養を与えることです。
低脂肪のミルクの中でも、ビタミンやミネラルが豊富なものを選びましょう。栄養素をよく調べて、一番良いものを選びましょう。
カルシウム濃度が高い(高カルシウム血症)赤ちゃん、アレルギーや腎臓結石を患っている方は、濃度の低いミルクを飲むようにしてください。 ラクトース不耐性の方も同様です。
これらの症状に当てはまる方には、半脂肪乳がおすすめです。脂肪が1.8%でありながら、子供に必要な栄養素が含まれています。
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無脂肪乳は大人のためのもの
無脂肪乳は大人で体重を減らしたい、もしくは健康的な体重を維持したいという人におすすめです。
子供の場合は、極端な肥満である場合を除いてダイエットをするべきではありません。子供たちの食生活には良質な食材を取り入れなければなりません。適切な食事計画については、ぜひ栄養士に相談しましょう。
無脂肪乳は味が薄く、幼児や子供は簡単に消化することができます。しかし、3歳未満のお子さんにはお勧めできません。
その他のカルシウムが豊富な食品
カルシウムが豊富なものとして、オレンジジュース、ほうれん草、米、ナッツ、魚、卵などが挙げられます。また、子供たちが大好きなチョコレートもカルシウムを含む食材の一つです。
チーズやヨーグルトなどの乳製品にもカルシウムが含まれています。大切なことは、高品質の食材を使った、バランスの良い食事を心がけることです。
ミルクは、お子さんの成長にとって重要です。小児科医にアドバイスを求めて、あなたのお子さんにとって一番良いミルクを選んであげましょう。
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