関節周りの炎症とは?

1月 29, 2018

関節は関節包というもので覆われており、関節包の内側は滑膜で覆われています。この関節を包む組織が炎症を起こしている状態は、指、肩、腰といったあらゆる関節部分に現れうるもので、スポーツ選手によく見られます。

バスケットボール、ハンドボール、バレーボールなどのスポーツをする人は、一度はこの強い痛みを伴う炎症を経験したことがあるかもしれません。また、スポーツの世界以外でも、ある程度の年齢に達すると、肩や腰にこの炎症が現れるのはよくあることです。50代から60代の女性は特にこの問題を抱えやすく、中には痛みで日常生活に支障が出る人もいるでしょう。

これからこの炎症についてもう少し詳しく見ていきましょう。

どうして関節周りに炎症が起こるの?

関節包

まず、関節包とは何かから見ていきましょう。

  • 関節包とは、骨が離れてしまうのを防ぐために、私たちのすべての関節を覆っている膜のようなものです。
  • この関節包は、軟骨の近くに位置し関節を守りまた摩擦を軽減します。

関節包に炎症が起こるとき、亀裂や骨折などが起きたり関節包が動いてしまったりしているわけではありません。そうした意味では深刻な問題というわけではありませんが、持続的な痛みを引き起こします。この炎症のはっきりした原因が分かっているわけではなく、何が引き金となっているか正確には解明されてはいません。

以下は一般的な原因、リスクとしてよく知られているものです。

  • 打撲
  • リウマチ系の病気
  • 糖尿
  • 甲状腺の問題
  • 50代から60代の女性で閉経を迎えた人

 

関節周りの炎症の症状

痛みは局部的です。たいてい、こわばりや硬直から始まり、いつのまにか以前は問題なくできていた動き、例えば髪をとかすとか背中を洗う、チャックやボタンを閉める、物を持ち上げるなどといった動きができなくなります。

  • 痛みは徐々に増していき数週間、数か月、または原因によっては何年も続きます。
  • しびれや腫れが伴うことがあります。
  • 回復には時間がかかります。

 

凍結肩(五十肩):関節周りの炎症の典型例

肩の痛み

前述のように、この疾患は50代以降の女性に多く見られます。閉経期に見られる様々な不調の中に、凍結肩、日本では五十肩と呼ばれているものがあり、非常に一般的なものです。

  • 五十肩は、肩関節を覆う連結組織全体に見られる炎症です。
  • 慢性的な痛みとなることが多いです。
  • 組織に弾力が失われます。
  • 関節を覆う関節包が固くなり滑液が不足し摩擦がおこり炎症がおきます。

症状

五十肩の症状は初期には夜に現れることが多いです。横向きに寝るのが辛い人もいるでしょう。

  • そのうち日中から痛み出し、髪を梳いたりシートベルトを締めたりなどという日常的な動作にも支障がでるようになります。
  • 痛みは徐々に増し、気温の変化やストレス、振動や季節の変わり目などに応じてひどく痛むようになります。
  • 鎮痛薬は効かない場合は多いでしょう。この種の痛みは慢性的な痛みとなってずっと続くか、2年ほど続いて自然と治まっていきます。

療法

肩の痛みの対処法

痛みを和らげ動作をし易くするには、あらゆる角度からのアプローチが必要となります。

以下が対処法の例です。

  • 冷やす、温めるを交互に行い炎症を抑える方法
  • テンス(経皮的末梢神経電気刺激)。こうしたケースにとても有効な療法の一つ。皮膚を通して電気で神経を刺激する方法で、とても効果的。
  • 肩を動かさないようにする方法。これは理学療法士に施法してもらうべきでしょう。
  • 毎日適切なストレッチをする。
  • 理学療法士によるマッサージ
  • クライオセラピー(冷却療法。凍結治療)。肩関節周辺の炎症を起こした組織の修復を助けるのに低温を用いる療法。

鎮痛薬だけを唯一の対処法とみなすのではなく、様々な療法を試してみて自分のケースに合う対処法を探してみるのが良いでしょう。

鍼灸が合う人、水泳が合う人、ヨガが合う人など様々です。関節周りの痛み、そのままにせずに専門家を訪れてみましょう

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