海外で人気のヘンプミルク:栄養価、利点、作り方

日本では聞きなれない名前かもしれませんが、麻の実と水を加えて作るヘンプミルクは、ビーガンの人をはじめとして、海外では牛乳の代わりとして人気の植物性ミルクです。
海外で人気のヘンプミルク:栄養価、利点、作り方

最後の更新: 24 11月, 2019

ヘンプミルクは、ビタミン、アミノ酸、ミネラルが豊富に含まれている栄養価の高い飲み物です。

ヘンプミルクは、牛乳のように白く、絹のような滑らかな質感を持ち、ナッツを連想させる風味とわずかな苦味がありますが、お好みの甘味料で甘くすることもできます。

植物性ミルクとして海外で人気のヘンプミルクは、乳糖不耐症の人やビーガンの人にとっては素晴らしい牛乳の代替品となります。

ヘンプミルクの栄養価

ヘンプミルクは、タンパク質、ビタミン、ミネラルの毎日の摂取量を増やしたい人にとって、優れた補助食品となります。

麻の実を原料とするヘンプミルクですが、合法的に食品として加工されているため、ヘンプミルクの購入も合法です。

  • 必須脂肪酸(40%):必須脂肪酸は体内で生成することができないため、食物またはサプリメントから摂取する必要があります。ヘンプミルクにはオメガ3およびオメガ6脂肪酸とガンマリノレン酸が含まれています。
  • 植物性タンパク質(35%):すべての必須アミノ酸が含まれているヘンプミルクは、肉、牛乳、卵などの動物性タンパク質源とほぼ同じ割合のタンパク質が摂取できるといわれています。
  • 食物繊維(6%):消化器系の健康に有益な食物繊維が含まれています。
  • ビタミンE:強力で自然な抗酸化物質であるビタミンEが豊富に含まれています。
  • 必須ミネラル:リン、カリウム、鉄、亜鉛、マグネシウムが含まれます。
  • 炭水化物(10%)
  • ビタミンA、B、C
  • カルシウムとマンガン

ヘンプミルクの利点

海外で人気のヘンプミルク:栄養価、利点、作り方 ヘンプシード
ヘンプシードには、健康的な脂肪酸、高品質のタンパク質、および必須微量栄養素が豊富に含まれています。

必須ビタミンとミネラルが含まれている

ヘンプミルクには、前述のように、リン、マグネシウム、カリウム、鉄、および亜鉛などの体が必要とする必須栄養素が含まれます。

これらのミネラルは、筋肉の収縮、骨の形成、および神経系の特定の生化学プロセスに大切です。またビタミンEは、心血管系の健康に大切な抗酸化物質です。

腸管機能とコレステロール値を調節する

ヘンプミルクの材料である麻の実には食物繊維が豊富に含まれているため、腸管の機能を調節して便秘を防ぐ効果が期待できます。

食物繊維はLDL(悪玉コレステロール)の吸収を防ぐため、コレステロールと血圧を正常に保つのにも役立ちます。

ヘンプミルクの消費に関する注意事項

他の化合物とヘンプミルクとの相互作用は、血小板の形成を減らすことができるため、血液凝固などに関連した問題を抱えている人や処方薬を服用している人は、必ず医師に相談してから、ヘンプミルクを飲み始めてください。

食物繊維の含有量が多いヘンプミルクを過剰に摂取すると、下痢、胃痛、腹部膨満を引き起こす可能性があります。

ヘンプミルクの摂取に関して何か質問がある場合は、必ず医師に相談してください。

ヘンプミルクの作り方

ヘンプミルクの作り方
ヘンプミルクの作り方は、他の植物性ミルクの作り方と似ています。

とても作りやすいヘンプミルクは、直射日光を避けて涼しく乾燥した場所に保管すれば、最大3日間の保存が可能です。

材料

  • 麻の実 150g
  • 水 1リットル
  • 砂糖または天然甘味料:蜂蜜、ステビア、シナモン、ナツメヤシなどをお好みで
  • 塩 ひとつまみ

作り方

  • 麻の種を約2時間、水1リットルに浸します。
  • 2時間が経過したら、混合物をブレンダーに入れます。すべての混合物を一度に入れるのではなく、何回かに分けて滑らかになるようにするのが良いでしょう。
  • 出来上がった液体を濾します。
  • 濾した後に残った固形物は、クッキー、パン、ミューズリー、またはビスケットを作るときの材料として再使用することができます。
  • 塩をひとつまみ加えたら、お好みで甘みを加えます。
  • 牛乳をボトルに入れて保存します。

ヘンプミルクは、他の植物性ミルクと同様、非常に用途が広い飲み物です。

スムージー、デザート、そしてソースを作るのに使用するだけでなく、果物、低脂肪チーズ、全粒穀物と組み合わせて、栄養価の高いバランスの取れた朝食や軽食に活用してください。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。