肺ペストについて知っていますか?

10月 18, 2019
肺ペストは主に、病原菌に感染したノミから感染したネズミによって広がります。たとえその動物が死んでいたとしても、接触を避けることが一番です。

肺ペストは、”ペスト”として一般的に知られる病気の種類の一つです。とても深刻な病気で致死率が高く、歴史の中でも疫病として何度か姿を表してきました。ありがたいことに、現在では、治療可能な病気です。

歴史の中でペストによる被害が最も大きかったのは、14世紀のヨーロッパです。黒死病と呼ばれ、およそ5000万もの人が亡くなったとされています。

肺ペストはペストの中でも特に深刻な病気です。治療を受けなければ、その致死率は100%になるケースもあります。また、その伝染力はとても強く、疫病となる危険性が非常に大きい病気です。

ペスト

ペストは動物間で伝染する病気で、稀ではありますが、人間にも伝染します。ペスト菌という細菌によるものですが、この細菌はげっ歯類やノミに見られることがあります。

肺ペストって何?ー患者

現在、この病気は世界の様々な地域で発症しているようです。主に、この病気を持つノミに噛まれた動物や人間の間で伝染します。直接的、または間接的な接触で伝染していきます。

ペストは3種類あります。

  • 腺ペスト:ペストの中では一番よくある種類です。ノミに噛まれたり皮膚の傷口などからバクテリアが入り込み、感染します。リンパ系に影響を与えます。
  • 敗血性ペスト:腺ペストが治療されず、バクテリアが血流に蓄積されると、敗血症を起こし、敗血症ペストへと繋がることがあります。
  • 肺ペスト:バクテリアが肺に到達すると肺ペストとなります。ペストの中では最も毒性のあるタイプです。すぐに適切な治療を行わなければ死へと繋がる恐れがあります。

 

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肺ペスト

肺ペストは、ペストの中でも一番少ないタイプですが、とても危険なものです。致死率を下げるには、感染したら24時間以内に治療を行わなくてはいけません。

肺ペストって何?ー伝染

症状

肺ペストの潜伏期間は1日〜1週間です。潜伏期間の後、感染した患者に最初の症状が現れます。最初の症状は、急性熱性疾患と同じです。

また、不特定の症状も現れるでしょう。例えば、頭痛、突然の高熱、寒気、体の弱まり、吐き気、嘔吐や一般的な体の痛みなどです。最初の症状が現れてから24時間以内に治療を受けることが重要です。

その症状が肺ペストなのかどうかを決定づけるには、検査を受けることが必要です。一番良いのは、痰のサンプルを取ってペスト菌かどうか調べることです。また、セロコンバージョンでも調べることができるでしょう。

 

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興味深いデータ

前述したように、肺ペストの致死率はとても高いものです。実際、適時適切な治療をしても致死率は50%までしか下げることができません。だからこそ、観察や予防が大切なのです。

肺ペストにかからないようにする一番の方法は、ネズミ対策です。生きているネズミ、死んでいるネズミには触れないようにしましょう。もし、感染した人がいたら、病気がこれ以上広まらないよう隔離されるべきです。

世界保健機関(WHO)は、ペストのワクチンをせ推奨していません。実際、ワクチンが有効であるという証拠がないのです。

もし、ネズミが増えていると気がついたら、すぐにしかるべき政府機間に相談しましょう。