「水分電解質バランス」とは、その名の通り…
吐き気を抑える10のヒント

刺激の少ない食事を摂ることや胃に負担がかかる食べ物を避けることが大事です。
嘔吐は、胃から有害な食品を取り除くための体の自然なメカニズムの一つと考えられます。しかし、吐き気や嘔吐は不快なものですから、避けられるなら避けたいですよね。
嘔吐を催す原因となる可能性のあるものは以下のように様々です。
・胃の感染症
・逆流
・妊娠
・乗り物酔い
・盲腸炎
・インフルエンザ
・アレルギー
・特定の薬の服用
・腸閉塞
次に、嘔吐を防ぐ、また少なくとも吐き気を落ち着かせるために役立つアドバイスをご紹介します。
1、深呼吸する
新鮮な空気があるところで、深呼吸をしましょう。
深呼吸をすると、胃が圧縮し横隔膜を圧迫されます。これにより、胃の中にあるものが口に向かって逆流しにくくなります。
2、ジンジャーティー
ジンジャーティーを2〜3時間おきに飲むと、特につわりの嘔吐を防ぐことができます。
これは、以下の成分のおかげです。
・ビタミンC
・カルシウム
・カリウム
・マグネシウム
生姜の味が苦手な方は、レモン半分を絞ったレモン汁や砂糖を加えてください。
3、カモミールティー
カモミールの花には、痛みを和らげる働き、そして以下の症状を改善する抗炎症作用があります。
・胃の不快感
・吐き気
・嘔吐
お湯の入ったカップに、乾燥したカモミールの花を小さじ1、またはティーバックを2つ入れます。カモミールの特性を生かすために、お茶をしっかり出す必要があります。
準備ができたら、お茶をゆっくりとお召し上がりください。必要に応じて、1日に2〜3回飲んでください。
4、ミントティー
ミントは、腸への刺激を和らげ、同時に消化を助けます。そして、胃の不快感から生じる吐き気を和らげ、予防します。
・毎日3杯のミントティーを飲むと、そのメリットを実感することができます。
・ミント風味のガムを噛むだけでも同じ効果が得られます。
5、ライスウォーター(重湯)
お米を煮ると、その栄養素は全てお湯に放出されます。
・ビタミンB
・カリウム
・亜鉛
・葉酸
ライスウォーターは吐き気を和らげるのに効果的な家庭でできる救済策です。
やり方
・一リットルの水でコップ一杯分の米を20分間炊きます。
・フィルターでライスウォーターを漉して、冷まします。
・それを毎日コップに1〜2杯飲みましょう。
6、氷
氷を口に含んで、噛んだりすることは、即効性があり簡単な自然療法です。
この方法は、便利ですが長続きはしません。
氷や冷たい食べ物は胃をゆっくりと収縮させるため、嘔吐をしにくくなります。
7、アップルサイダービネガー
アップルサイダービネガーでうがい薬が作れます。このうがい薬で息をリフレッシュさせることで、吐き気が抑えられます。
材料
・アップルサイダー 大さじ1(10ml)
・水 100ml
作り方
・水とビネガーを混ぜて、数秒間うがいをします。
・その際に、匂いを嗅がないように注意してください。ビネガーの強い刺すような匂いを嗅ぐことで、吐き気が強くなる恐れがあります。
8、保冷剤と保温剤
・この方法には保冷剤と保温剤が必要です。
・胃の上に保冷剤を置き、2分経ったら保温剤に置き換えます。
・これによって胃がリラックスし、食べ物が逆流するのを防ぎます。
9、刺激の少ない食べ物
吐き気があるときは、普通食欲が起きないものですが、念のため、脂っこく胃にもたれる食べ物を食べないように注意をしましょう。
以下のような消化しやすい食べ物を少量食べるようにしましょう。
・白肉
・トースト
・少量のご飯
・スープ
また、胃にもたれる食品や加工された食品を食べないようにすることで、吐き気を抑えることも大切です。
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10、横にならないでください
吐き気がある時は、動き回ったり、ベッドに横になったりすることは吐き気を強めるため、やらないようにしてください。
・代わりに椅子やベッドの上に座りましょう。できるだけ快適にして座ってください。
・座っていると嘔吐の原因になる乗り物酔いや吐き気を防ぐことができます。
それでも吐き気が収まらない場合は?
ここに紹介した10のヒントは嘔吐を抑えるのに大きな効果を発揮しますが、それでも良くならない場合は、医師に相談してください。
嘔吐の理由がもっと深刻なものであるかもしれません。