アメーバ症の自然療法
アメーバ症は大腸に生息する寄生虫症です。温帯地方でよく見られる病気ですが、暑い地域でも一般的です。家庭内、公共の場での衛生を徹底することで、アメーバ症の発生を劇的に減らすことができます。
今回は、アメーバ症の症状と治療に役立つ自然療法をご紹介します。
アメーバ症の症状
アメーバ症は、単細胞の寄生虫である赤痢アメーバが、大腸や肝臓など他の臓器に感染して生じる病気です。便秘、痙攣性の腹痛、発熱、そして下痢が見られることがありますが、全く症状が現れないケースも多いです。症状がないため知らないうちに他人に感染していることもあります。
感染すると、大量出血、痙攣、および疝痛を発症します。排泄物は膿、粘液及び血液を含むこともあります。下痢になったり、脱力感、体重減少、貧血を引き起こしたり、時には発熱したり脈拍が早くなることもあります。下痢やその他の症状はたとえ持続的で病気になったとしても良性の場合がほとんどですが、腹部疝痛の再発が見られることもあります。
感染の原因は糞便検査によって簡単に診断することができます。検査によってアメーバやシストが存在しているか確認することができます。
こちらもご参考に:
キスで移りやすい5つの感染症
原因
アメーバ症の具体的な原因は赤痢アメーバと呼ばれる微生物です。この微生物は糞便によって体内に広がり水や食物を介して他人に感染します。腸の粘膜、特に大腸に影響を与えます。
そして膜組織の劣化や、出血等を伴う潰瘍を引き起こします。貧血と脱力感は腸内での出血によるものだけでなく、アメーバが多くの赤血球を破滅させるのが理由です。
最も一般的な合併症は、アメーバ症肝膿瘍です。通常1つですが多く見られるケースもあります。
アメーバ症は適切に治療されなければ何年も、時には生涯続くこともあります。慢性的な症状ですが、それだけで致命的な病気になる事は稀です。免疫力が低下し、衰弱して、結果他の病気にかかりやすくなります。
ご存知でしたか?:
腸内寄生虫が発生している兆候
アメーバ症の自然療法
オレガノ
オレガノは、抗炎症作用、消化作用、治療効果があります。したがって下痢などアメーバ症の症状を抑える手助けとなります。また痙攣を落ち着かせ、腸への刺激を軽減します。
材料
- オレガノ大さじ1
- 水カップ1
作り方
- お湯を沸かす
- 沸騰したら火から下ろして、オレガノを加えて5分間浸しておく
- 食事の20分前に1日3回飲みましょう
かぼちゃの種
抗寄生虫性と洗浄性に優れ、ベータカロチンを多く含んでいる為、かぼちゃによる自然療法はアメーバ症を治療するのに役立ちます。また、消化器系の粘液を調節し、下痢による刺激を軽減します。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸も豊富で、エネルギーを高め一般的に倦怠感を軽減する効果があります。
材料
- かぼちゃの種小さじ2
- 水1カップ
作り方
- お湯を沸かす
- 沸騰したら火からおろして覚ます
- かぼちゃの種と一緒にミキサーに水を入れてよく混ぜる
- 毎日空腹時に服用してください
ターメリック
防腐性、抗菌性、抗炎症性、抗酸化性に優れ、非常に効果的な治療法として知られています。寄生虫を退治し腸を守ります。
材料
- ターメリック小さじ1
- 塩小さじ4分の1
- お湯1カップ
作り方
- 沸騰したお湯にターメリックを加えます
- よく混ぜ5分間浸します
- 毎日空腹時に飲みましょう
ニンニク
抗寄生虫及び抗生物質の特性があります。寄生虫を駆除し、再び寄生虫がつくのを防ぎます。
材料
- ニンニク2個
- 水1カップ
作り方
- ニンニクをみじん切りにして水を入れ火にかける
- 沸騰したら火からおろして20分間置いておく
- 空腹時に1週間ほど続けて飲んでください
アメーバ症は子供からお年寄りまでどんな年齢でも感染する恐れがあることを忘れないでください。子供たちが外で遊んでいるときは、どんなものに触れているか注意深く観察しなくてはなりません。また、果物や野菜を食べる前によく洗うことも重要です。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Pritt, B. S., & Graham Clark, C. (2008). Amebiasis. Mayo Clinic Proceedings. https://doi.org/10.4065/83.10.1154
- Gómez, J. C., Cortés, J. A., Cuervo, S. I., & López, M. C. (2007). Amebiasis intestinal. Asociacion Colombiana de Infectología.
- Fumadó, V. (2015). Parásitos intestinales. Pediatria Integral.