罪悪感を捨てる為にできる5つの事
何かに対して罪悪感を感じたのはいつですか?
話しているときの言葉の選び方が良くなかった、誰かとの約束を忘れていた、誰かに対してよくない態度を取ってしまったなど、人間なら誰しもしてしまった行為に対して罪悪感を感じることがあります。
罪悪感を感じるのは、善悪の判断、つまり私達の人格のバロメーター、そして私達の価値観や教育の現れなどと深い関係があります。
罪悪感や後悔は、時に人を成長させる必要な感情であり、精神的や感情面の健康は、そのバランスを保っているとも状態とも言えますが、何かの感情だけがとびぬけているのは、よくない事です。
罪悪感が積み重なると、自分自身で色々な事を制限し、自由に自分を表現できないなどの不健康な状態が現れます。
現代社会に生きる私達は、多くの罪悪感という重荷を胸にしまい込んでいるのではないでしょうか?
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罪悪感を感じない為に
1、ノーと言いたいときにはノーと言う
自己主張をする事は私達の自尊心にとって非常に大切な事です。
ノーと言わなければならない時にノーと言うのは、勇気のいる事ですがこの勇気を持つことこそが私達にとって重要な事なのです。
- 何か嫌だと思う事をきちんと拒否する事は、自分を守る壁を作る事です。さらに、こうする事で他の人へある種の情報を与える事ができ、その相手はあなたへの線引きをどこですべきなのかを理解してくれるでしょう。
- ノーと言う事に対して、罪悪感を感じる事をやめる努力をする事がとても大事です。
2、必要な時には、自分がしたいことをする
私たちは、自分の好きなように、いつでもしたい事ができるほど自由ではありません。
- 制限の中で何かを行うのは自分の判断しだいです
- 一日くらい午後は自分の好きに過ごしたい。何か自分にご褒美が欲しい。何か自分の為にしたい。今日だけは自分を最優先にしたい・・・自分が必要だと思った時に行動する事に躊躇してはいけません。
- 自制心をまず横に置いて、罪悪感を感じずに思い切ってやりたいことをやる必要もあるのです。
3、自分の意見を自由に表現する
私達には、それぞれの価値観、感情そしてそれを人に伝える為の声を持っています。それなのに、どうして意見を言う事に罪悪感を覚えなければならないのでしょうか?
- 人は他の人を傷つける事を恐れたり、他の人が予想している事と違う意見を言ったりすることを恐れます。さらに言うと、私達は誰かを失望されたり、真実を口にする事で落胆させてしまったりすることを恐れているのです。
- 私達は、このような罪悪感に囚われてはいけないのです。真実は、常に言葉にされるべきだという事です。ただし、周りを傷つけない配慮も必要です。
- 真実を述べて、自分の限界を理解してもらう事は非常に大切なことです。
- 今自分が何を思っているのか、何を感じているのか、何を正しくないと思っているのかを口に出してみてください。
- 口を閉ざし、理解しているふりをして、物事を隠す事は大人げない行動であり、そしてそれは少しずつ私達を蝕んでいく事になるでしょう。
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4、自分を傷付ける人には近づかない
現代の日々の生活の中でもっとも問題視されている罪悪感の素となる問題は、社会交流の質の低下です。
- 「有害な人」という言葉を耳にする事があると思います。これは家族や友人が何か特別に「有害」と呼ばれるような事をしているとは限りません。
- 彼らはただ、いい気持ちで関わる事ができない、分かり合えない人達なのです。決して彼らが「悪い人」なわけではなく、彼らと性格が合わないというだけと言えるでしょう。
信じられないかもしれませんが、実はそういった友人や家族とは関わらなくても良いのです。本当は嫌なのに、礼儀正しく優しくしたりせずに罪悪感を失くして、距離を置く事も必要です。
5、誰かの期待に応えられない事に罪悪感を感じない
自分ほど最強の敵はいません。時に人は自分に大きな期待をかけ、自分を苦しめます。
- 私達は皆、一度は周りの為にベストを尽くす事ができずに罪悪感を感じた事があるでしょう。
- 人は、自分の夢だった職を得られなかった、思ったよりも痩せられなかったなど自分の期待に応えられなかった事で罪悪感を覚えます。私達は、自分達で勝手に作った不幸の奴隷となっているのです。
- 私達は、このばかげた繋がりを断ち切り自分達をその鎖から解き放たなければなりません。自分への期待は大きすぎてはいけません。もちろん、夢に向かって頑張る事は大切ですが謙虚になる事、そして自分自身を人として大切にすることが一番です。
罪悪感を感じる事は時には良い事なのは間違いありません。なぜなら、この罪悪感が良心の形成そして人としての成長につながる事があるからです。
ですが罪悪感を感じすぎてそれに固執してしまうと、気持ちが暗くなりうつの原因になってしまう事もあります。
自分にそんな事をしてはいけません。自分に責任を持ち自分を自由にそして幸せにしてくれる選択をして、人として成長していきましょう。