睡眠時無呼吸症候群の症状と治療法
あなたの身の周りには、睡眠時無呼吸症候群に苦しんでいる人がいますか? 夜ぐっすりと眠ることができない、というこの呼吸器系症状に苦しんでいる人はたくさんいます。夜にぐっすりと眠れない為に日中の疲れが取れず、苦しんでいるのです。今日は、この症状と治療法について詳しく見ていきましょう。
睡眠時無呼吸症候群について
睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている途中に呼吸が時々止まってしまう症状です。眠っている時に大きな音でいびきをかいていたかと思うと、突然何もなかったかのようにいびきが止まってしまうので、わかりやすいでしょう。その瞬間、呼吸が止まっているのです。
無呼吸状態は、通常、レム睡眠に入った時に始まります。理由は解明されていませんが、咽頭が崩壊し、空気が通りが防がれてしまいます。これは一晩の間に何度か繰り返されます。深刻なケースでは、1時間に2度もこの状態になることがあります。
睡眠時無呼吸症候群の症状
前述したように、睡眠時無呼吸症候群の主な症状の一つに、いびきがあります。睡眠時無呼吸症候群に苦しむ人の多くは、眠りに落ちた瞬間に大きないびきをかき始めることが多いでしょう。
睡眠時無呼吸症候群の人は眠っている時、ハッと大きく息を飲むような声につづき、突然静かになることがあります。これが起こると、目が覚めてしまい、その前までのような深い眠りに落ちることはありません。
その他に見られる症状には、以下のようなものがあります。
- 口の乾燥:普通いびきをかいているためです。
- 頭痛:無呼吸状態は通常、頭痛を伴います。呼吸が止まるために、脳に十分の酸素を取り入れることができないためです。
- 倦怠感:質の良い睡眠が取れないために、体は常に倦怠感を感じるでしょう。
睡眠時無呼吸症候群のせいで、仕事に支障がでることもあります。思わぬ場面でうっかりと眠ってしまうことすらもあるでしょう。
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睡眠時無呼吸症候群の治療法
前述した症状のほとんどが当てはまる、という人は、一度医師の診察を受けましょう。様々な検査を通し、睡眠時無呼吸症候群かどうかの診断が受けられるでしょう。診断されれば、ここの症状に合った治療が始まることでしょう。
主治医の推奨事項に加え、以下のようなことを取り入れてみましょう。
1. 悪習慣を断ち切る
これは、睡眠時無呼吸症候群対策としての最初の方法です。悪習慣を断ち切り、健康を改善するような良い習慣を取り入れましょう。
この方法は、薬剤などを使いません。睡眠時無呼吸症候群の軽い症状の人に良いでしょう。
例えば、タバコを止める、体を使ったエクササイズを普段の生活に取り入れる、体重を減らす助けとなるよう食生活を改善する、などです。この方法で睡眠時無呼吸症候群が改善されたというケースは多くあります。
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2. フェイスマスクをする
次の方法は、マスクを(CPAPとして知られている)つけて眠ることで無呼吸にならないようにする、という方法です。
このマスクは、気道上部に圧力を与え、空気の通りが塞がれないようにします。さらに、いびきをかくのも抑えられるでしょう。また、普通は副作用はないと考えられています。
3. 手術
最後にご紹介するのは、睡眠時無呼吸症候群が特別なケースにのみ使われる方法です。例えば、ポリープのある患者に対しては手術が推奨されるかもしれません。マスクを使う方法が取れないからです。また、上気道に傷のある人にも手術が必要でしょう。ですが、最も一般的なものは、やはり、マスクの方法でしょう。
睡眠時無呼吸症候群の治療法は?
現在のところ、睡眠時無呼吸症候群を治す方法というのはありません。前述したような方法や、医師の提示する方法は、あくまでも症状を軽くするためのものです。
ご紹介した方法は、生活の質を改善するためのものです。ぐっすりと眠れるようになるため、日中の活力が湧いてくるでしょう。いびきが止まるだけでなく、呼吸が止まるかもしれないと不安がることもなくなるでしょう。
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