猩紅熱(しょうこうねつ)とは

1月 26, 2018
猩紅熱は過去の病気だと思われることもありますが、それは事実ではなく今日でも発症がある病気です。

猩紅熱(しょうこうねつ)は、主に5歳から12歳の子供たちがかかる病気です。しかし大人でもかかる場合はあります。

皮膚、鼻、のどによく存在するA群β溶血性レンサ球菌による感染症で、この細菌は、レンサ球菌咽頭炎の原因にもなります。

猩紅熱は、それ自体は重大な病気だとは考えられていませんが、合併症を起こす可能性はありますから、早期の治療が必要です。今日では早めに対処すれば比較的簡単に治ります。

猩紅熱の原因

A群β溶血性レンサ球菌

  • 猩紅熱は、感染者が咳やくしゃみをした時に飛んだ鼻水や唾液に接触することで感染します。話していて唾液が飛ぶこともあります。
  • 感染者と同じ食器を使うことでも感染します。また、症状として皮膚の発疹がありますが、その発疹を掻いてウイルスが出た部分に触れることでも感染します

子供がかかる病気なので、学校で感染することがほとんどです。子供たちは衛生対策がゆきとどかないことが多いので、他の子と同じ食器から食べたり、感染している子がかじった食べ物を食べたりすることも不思議ではありません。

 

猩紅熱の症状

のどの痛み

この菌に感染した後症状が現れるまでの潜伏期間は1、2日とごく短いものです。初めに現れるのは高熱とのどの痛みです。

その後、細菌が毒素を出し、皮膚に赤い発疹が出始めます。首や胸から始まり、約1週間で体全体に広がります。

発疹だけでなく、脇、ひじ、足の付け根などの皮膚と皮膚が接触する部分が赤くなることもあります。また舌が赤く腫れ、白っぽい苔でおおわれたような状態になります。同時に寒気、腹痛、嘔吐、筋肉痛や全身の倦怠感なども良く起こります。

舌やのどの状態から物を食べにくくなりますので、できるだけ柔らかいものや液体のものを与えるようにしましょう。その他、涼しいところの方が過ごしやすいでしょう。

 

診断と予後

体温計をそばに眠る男の子

猩紅熱は、身体所見に通常溶血性レンサ球菌の検査を合わせて診断されます。この検査で細菌の種類が確定でき、猩紅熱と確認されます。のどの粘液の培養検査ですが、場合によっては血液検査も実施します。

猩紅熱は、適切な治療を受ければ早く治るものですが、すべての症状が全くなくなるには2,3週間かかることもあります。通常、発疹が治ってくると、皮膚がフケのように落ちる落屑(らくせつ)が起こります。落屑は主に手足の指の先や足の付け根に見られ、数週間続く場合があります。

頻繁ではないですが、猩紅熱が長期的に健康上の問題を起こすこともありえます。以下に挙げますが中には重大な病気もあります。

最も重要なことは、これらの合併症を避けるため適切な処置を行うことです。猩紅熱の標準的な治療は、抗生物質の投与で、通常はすばやく効果が現れます。

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