静かに忍び寄る病:低カルシウム血症

11月 15, 2016
低カルシウム血症にはほとんど自覚症状がありません。今回はこの厄介な病気の症状を詳しくご紹介していきます。気になる症状があるようでしたら、かかりつけの医師にご相談ください。

低カルシウム血症は女性が罹りやすい病気です。これは血液内のカルシウム不足が原因で引き起こされる病気ですが、骨粗鬆症よりも多くの疾病の引き金になるという特徴があります。

低カルシウム血症の症状には手足のうずきや集中力の低下、筋肉痛などがあり、動悸が起こることもあります。

しかし、この病気の最も恐ろしいところは、外的な症状が無いにも関わらず生活の質を損なわせるという点にあります。これから低カルシウム血症の基本的な症状をいくつかご紹介いたしますので、ぜひ参考になさってみてください。

もし少しでも「病気かな?」と感じることや不快感があれば、かかりつけの医師に相談することをお勧めします。低カルシウム血症は簡易的な血液検査ですぐに診断が可能です。それではこの病気を詳しくみていきましょう。

低カルシウム血症とは何か?

低カルシウム血症とは、血液内の重要な成分であるカルシウムが不足する病気です。カルシウムは歯や骨を強くするだけではなく、全身の体調を整えるためにも必要不可欠なミネラル成分です。

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・カルシウムは腎臓および腸内で特定のホルモンを活発に働かせる役割を持つ。

・カルシウムは血液を正常に凝固させる。

・カルシウムは神経インパルスの伝達と筋収縮に必要なミネラルである。

・体内で酵素が正常に機能するためにも欠かせない。

・カルシウムによって、細胞膜の酸素と栄養分の交換作用が活発化する。

・カルシウムはB12などの必須ビタミンの吸収を促進させる。

低カルシウム血症の症状とは

・ストレスと不安感: 日常生活で様々な不安を抱えるようになる。物事に集中できなくなったり、考えがまとまらなくなったり、気分が沈んだりする。

・最も一般的な症状は手足のうずきである。顔や手足の末端に起きやすい。痛み方は「皮膚の下にアリが這っているよう」な感じである。

・疲労感、筋肉の痙攣、手に痺れを感じる。

・歯が脆くなったように感じる。

・髪にコシがなくなったように感じる(脱毛症につながる可能性あり)。

・低カルシウム血症の症状は皮膚の表面に現れることもある。一般的には、皮膚の乾燥、湿疹、皮膚炎などの症状が多い。

・爪が割れやすくなる。

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低カルシウム血症の原因は何か

低カルシウム血症はビタミンD不足により発症することが多いと言われています。例えば、ビタミンDが体内で不足すると副甲状腺に影響を及ぼし、体は正常なカルシウム新陳代謝を維持できなくなるのです。

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他にも専門の医師のみ診断できる原因があります。

・慢性的な腎機能障害。

・マグネシウム不足。

・薬の副作用(利尿剤、ホルモン剤、抗生物質など)が原因で体内のカルシウム合成が阻害されていることもある。

・カフェインの摂取過多、炭酸飲料の飲み過ぎも低カルシウム血症のリスクを上昇させる。

低カルシウム血症の治療法

低カルシウム血症に対しては、詳しく検査した後に各患者に合わせた治療法を医師が選択することになります。

しかし一般的には、カルシウム剤とビタミンDサプリメントの経口摂取が主な治療法になります。

・治療の目的は、血液内のカルシウムレベルを正常値まで戻すことです。カルシウム剤の摂取治療で注意すべき点は、長期にわたって服用すると腎臓結石を引き起こす可能性があるということです。

低カルシウム血症は防げるのか?

お話を始める前に、まず覚えておいて欲しいことがあります。それは、医師の指示を受けずにカルシウム剤を摂取してはいけないということです。カルシウム剤が必要かどうかは医師だけが判断することができるのです。自己診断や自己流の治療法は危険ですのでお勧めできません。

医師による血液検査を受けなくては血中カルシウム値を知る方法はありませんし、自己判断で勝手にサプリメント治療を行って症状を悪化させるのは得策ではありません。

体調に異変を感じた時は医師に相談し、症状に合わせた個別治療を行うのがベストです。

・牛乳以外の食品にもカルシウムは含まれていることに注目すべきです。カルシウムは豆類(レンズマメ、ひよこ豆など)にも多く含まれています。卵やナッツ類、ブロッコリーなどにも豊富に含まれています。

・全ての栄養素を含んだバランスの良い食事を摂るよう心がけましょう。

・低カルシウム血症を防ぐには、体内のビタミンDとマグネシウムの貯蔵量を維持することが大切です。

・適度な運動も不可欠です。太陽の下で散歩をすれば、体内でビタミンDが生成されます。

 

重要ポイント:低カルシウム血症とおぼしき症状を感じたら、すぐに医師の診断を受けてください。あなたに治療が必要かどうか正確に判断してくれます。

また、甲状腺機能を正常に保つことも忘れてはいけません。なぜなら、甲状腺は体内のカルシウム濃度を正常に保ち、カルシウムの代謝を促す役割を担っているからです。

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