嫉妬深いあなたへ:大切な人との関係に悩んでいませんか?
大切な人との関係において、嫉妬心に苦しんでいませんか?
時々嫉妬心が顔を出すのは一般的なことで、二人の関係に悪影響を及ぼすものではありません。
しかし、相手への嫉妬心が制御不能になると、恋人同士や夫婦間においてお互いの心身の健康、特に感情面への悪影響を及ぼすリスクが高まります。
自分の嫉妬心がどのタイミングや状況で現れるのかを特定し、何が引き金となって嫉妬心が止まらなくなるのかを知ることで、苦しむことなく嫉妬心を緩和するのに役立つでしょう。
自分が嫉妬に燃えていることに気づくとは限らないため、事前に状況を認識する方法を学ぶことが大切です。
嫉妬心がどのように高まるのか、そしてどう対処できるのかを理解することで、自分自身が苦しむのを予防することができます。
大切な人との関係において嫉妬心に苦しんでいる兆候
一般論として、愛する人を失うのではないかという恐怖心が嫉妬心を生み出しますが、この恐怖心がより強い嫉妬心を生み出し、二人の関係を壊すという矛盾を引き起こすリスクが高まります。
時間の経過とともに、嫉妬心が高まり悪化する傾向がある人もいます。
本来はお互いを尊重して愛し合うべきふたりが、一緒に生活を送る中で、嫉妬心が引き起こす顕著な問題に苦しむことがあります。
人間関係における嫉妬心の兆候を見ていきましょう。
嫉妬の兆候
相手のプライバシーをコントロールする
嫉妬心により、愛するパートナーについてすべて知りたい、そしてパートナーに関する情報を手に入れたいと感じることがあります。
嫉妬深い人は、パートナーのプライバシーを尊重せず、相手の私生活のすべてを知るのが「正しい」と感じる傾向にあります。
また自分のパートナーには、誰か他に大切な人がいるではないかという不安にかられ、電話やソーシャルメディアをはじめとするあらゆる手段を使って相手の行動を監視しようとすることもあります。
実際にこのような行動は、二人の関係にダメージを与えます。
知人や友人に「こんにちは」と言っただけでも、そして誰かとちょっとした日常会話を交わしただけでも、その痕跡を見つけるだけで、頭がおかしくなったかのように相手を責め、時には脅すこともあります。
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同僚を信用しない
パートナーが友人や同僚と一緒に過ごしているのを目にした時、ちょっとしたやきもちを焼いたり嫉妬深くなるのは正当化されるべき状況です。
問題となるのが、この嫉妬という感情をコントロールできなくなった場合や、妄想がひどくなり、想像だけで相手を責めたり不安になる場合です。
パートナーにとって異性となる人すべてがパートナーを狙っていると考え始めたり、異性と話しているとすぐに腹を立てるなども、嫉妬心がコントロールできなくなっている兆候です。
パートナーの社会生活を制限する
嫉妬心から、パートナーの社会生活をコントロールしたいという欲求が芽生えます。
自分のパートナーが友人や家族と時間を過ごしたり、誰かに電話をかけようとするときなどに嫉妬心が芽生えコントロールが始まります。
「どこにいくの?」
「いつ帰ってくる?」
「誰と話しているの?」
「何の話で笑ってたの?」
などとパートナーに絶えず質問をする傾向があります。
嫉妬深い人の中には、パートナーが友人と過ごすのさえ許せない人がおり、パートナーと自分の予定を常に優先させ、友達との予定をキャンセルするようにいう場合もあります。
絶えず連絡を取ろうとする
1日の中でパートナーに数回電話して、相手が元気かどうかを尋ねるのは問題ありませんが、嫉妬深い人の場合は、相手のいる場所や現在一緒にいる人、そして何をしているかなどのすべてを把握するために絶えず相手に連絡をとります。
その結果、ストレスや不安が高まる結果になるのも嫉妬の兆候です。
浮気を疑い始める
嫉妬深い人は、常に最悪のシナリオを想像します。
例えば、相手が自分のそばにいないというだけで相手の浮気を疑い、嫉妬心が制御不能になります。
不安感を解消することができず、相手を疑い続けることでより嫉妬心が強まります。
嫉妬深い人はライフスタイルを変える
嫉妬深い人は特に、パートナー同士がより長い時間一緒にいれば、浮気を防ぐことができると考えます。
そのため、相手と一緒に過ごす時間を作るために自分のライフスタイルを変えてパートナーの都合に合わせます。
その結果、パートナーにも自分のためにライフスタイルを変えて欲しいと考えたり、相手のスケジュールをすべて把握して、より多くの時間を一緒に過ごすように相手をコントロールしたり責めることがあります。
パートナーの服装に文句をつける
パートナーの服装が原因で嫉妬心が芽生えることがあります。
例えば、自分以外の誰かと出かける時にパートナーが着飾っているとイライラして嫉妬心が生まれます。
「自分とデートをするわけでもないのになんで髪をきれいにセットしているの?」
「友達に会うだけなのになんでお化粧をして可愛い服をきているの?」
「なんでそんなにおしゃれをする必要があるの?」
など、相手の服装に文句をつける傾向があります。
嫉妬に苦しむ人は、自分の行動を愛情だと正当化する
嫉妬心を相手への愛情だと正当化するのは、嫉妬深い人に共通する主な特徴の一つでしょう。
相手を愛しているからという言葉で、自分の不可解な行動をすべて正当化するのが嫉妬深い人の特徴の一つです。
愛している相手を心配しているからこそ、相手に批判的になったり相手に対してイライラするのだというのが嫉妬深い人の意見ですが、実際は相手を支配しようとしているに過ぎません。
愛情とは、相手を尊敬しお互いの自由を尊重するものですが、相手への束縛や支配は愛ではありません。
愛する人への嫉妬心に苦しんでいませんか?
相手への嫉妬心が自分で制御できなくなっているように感じたら注意が必要です。
時々感じる嫉妬心は一般的なことですが、嫉妬心が二人の関係に悪影響を及ぼしていないか、注意深く観察することが大切です。
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