リラクゼーション効果のあるエッセンシャルオイル
ヒーリング効果のあるアロマセラピーは、植物、木の樹皮、ハーブそして花から抽出したエッセンシャルオイルを使うことでリラクゼーション効果が高まります。吸入、内服、または浴槽に入れて使用することで心身を改善する効果があります。
エッセンシャルオイルの効果を最大に活用するためには、アロマセラピーやマッサージ、そして他の治療法を組み合わせることが大切です。アロマセラピーを活用するときに大切なのは嗅覚です。
鼻は嗅覚神経で構成されており、味覚が嗅覚に由来するため、口に入る物質を区別します。
私たちはニオイを知覚すると、芳香分子が鼻に浸透して嗅神経を刺激します。 そして肢辺縁系に神経衝撃(インパルス)を送り、ニオイの種類に応じて感情反応を引き起こします。
エッセンシャルオイルの効果
- ストレス、不安、うつ病などの神経系の問題を治療するのに最適
- 呼吸器系機能を強化
- 筋肉の痛みを和らげ、炎症を軽減
- 皮膚の感染症を撃退
- 不眠症を軽減
- 血液循環を促進
摂取方法
- 吸入:エッセンシャルオイルの特性を活用する昔からの方法です。 それらは直接的または間接的にエッセンシャルオイルを吸入します。ハンカチなどに数滴のエッセンシャルオイルを垂らしを、やさしく吸いましょう。 また、熱湯にの中にエッセンシャルオイルを注ぎ、その蒸気を吸入することができます。
- マッサージ:エッセンシャルオイルを皮膚に直接つけてマッサージします。
- アロマバス:お湯を張った浴槽にエッセンシャルオイルを入れます。
- 温冷湿布:皮膚の疾患や筋肉痛を治療するために使用されています。
こちらの記事もご参考に:エッセンシャルオイルをお家で活用する7つの方法
注意事項
- エッセンシャルオイルは、ラベンダーを除き、直接摂取したり、皮膚に直接塗布することはできません。
- マッサージ後、最大4時間は日光に当たることを避けてください。
- 目や粘膜の近くには塗布しないでください。
- 9ヶ月未満の乳児には適しません。 どうしてもエッセンシャルオイルを使用したい場合は、必ず小児科医に相談してください。
- エッセンシャルオイルは熱を発生させるため、人工的な照明から離れた場所に保管してください。
リラクゼーション効果のあるエッセンシャルオイルをご紹介します:
ラベンダー
- ラベンダーは、血圧や皮膚の温度を下げ、神経系を落ち着かせるのに最適なエッセンシャルオイルの1つです。
- ラベンダーオイルの香りが鼻を通じて脳に伝わり、リラックスした気分になります。
- ラベンダーは不眠症と症状や不安感、そしてうつ症状を軽減します。
- 脳の経路を刺激し、さまざまな感情を変化させます。
- エストロゲンと同様の効果があるため、特にアレルギー患者はその使用をコントロールすることが重要です。
柚子
日本をはじめとするアジア諸国で人気の柑橘類である柚子には、弛緩作用、抗不安作用、および覚醒作用があるため、中枢神経系を落ち着かせます。
柚子の皮を蒸気で蒸留することで、リモネン、γ-テルピネン、およびフェランドレンが豊富なこのエッセンシャルオイルが出来上がります。
吸入すると、さまざまな柑橘系の香りが混ざった香りします。
バニラ
バニラは一般的に、南北アメリカの様々な地域、特に熱帯地方で成長します。 多くの場合、料理に使用されますが、実は、抗酸化作用、鎮静作用、リラックス作用、消化促進作用、および媚薬の特性を持っています。
アロマセラピーでは、身体を活性化させ、感情の流れを穏やかにする効果があります。うつ病や不安を和らげ、特に神経系にリラックス効果をもたらします。 一方、創傷や潰瘍の治療にも高い効果を発揮します。
ジャスミン
中国が原産のジャスミンは、 熱帯や温暖な地域で生育し、白または明るい茶色の花が特徴です。ジャスミンの種類は約20種類あります。
ジャスミンは心身の両方を癒すのに役立ちます。私たちの気分を向上させるために使用されることが多く、リラックス効果とストレスを軽減する効果があります。
またジャスミンには収斂作用があるため、美容クリームなどとして使うと、筋肉をリラックスさせ、痛みやけいれんを軽減するのに役立ちます。
ご存知ですか?: 薬を使わず筋肉痛や体の痛みを緩和する方法
ミント
ミントの葉から抽出するミントのエッセンシャルオイルは、ストレスをコントロールしながら、神経障害と精神的な疲労を軽減します。
ミントの高いメントール含有量は、腹部の痙攣に高い効果を発揮する自然療法となります。さらにミントに含まれる去痰作用により、気道に滞留する痰を排出する働きもあります。
また筋肉痛を軽減するミントは、肌や髪の状態を改善するのに役立つ殺菌および抗菌特性を持っています。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Damian, P., & Damian, K. (1997). Aromaterapia: El olor y la psique: Utilización de los aceites esenciales para el bienestar físico y emocional. Inner Traditions/Bear & Co.
- Ryman, D. (1995). Aromaterapia: enciclopedia de las plantas aromáticas y de sus aceites esenciales. Editorial Kairós.
- Sánchez, M. F. O. (2006). Manual práctico de aceites esenciales, aromas y perfumes. aiyana ediciones.
- Shoeb A, Chowta M, Pallempati G, Rai A, Singh A. Evaluation of antidepressant activity of vanillin in mice. Indian J Pharmacol. 2013;45(2):141–144. doi:10.4103/0253-7613.108292