脈拍の簡単な測り方
脈拍を測ることは、自分の心拍数を知ることができるとても便利な方法です。さらに、心拍数の規則性をよく理解するのに役立ちます。脈拍を測るのは、自分の心血管系の機能について知るためのお手軽な方法です。
脈拍とは、体の一部の部位で感じることができる鼓動のことです。これは、心臓と動脈の両方が収縮・拡張することで起こります。
脈拍と心拍数は同じ意味で、通常は1分あたりの拍数で表されます。例えば、人の脈拍を60秒測って70回だった場合、1分間に70回心臓が拍動していることになります。
脈拍を測ることは、心臓に問題があるかどうかを迅速に診断するために必要不可欠な手順ですが、脈拍を測ることが何なのか、どうやって測るのかを知らない人は実はたくさんいます。今回の記事では、脈拍の取り方についてお伝えします。
脈拍は何のために測るの?
脈拍を測ると、心臓が一定時間(通常は1分間)あたりに行う拍動の数を知ることができるので、多くの用途があります。通常の脈拍は1分間に60~100回です。
まず、脈拍を測ることで、頻脈や徐脈を検出することができます。頻脈とは、心臓の拍動が1分間に100回以上になることです。一方、徐脈とは、心臓の拍動が毎分60回以下のときです。
頻脈と徐脈の両方とも、心血管系の何かが正しく機能していないことを示している可能性があります。脈拍が通常範囲内を超えると、心臓に一定のリスクがかかります。
しかし、ほとんどの場合が、心臓が体内の臓器や組織へ血液の供給し続けるために適応した結果の、つまり正常な状態です。
例えば、運動中に脈拍を測ってみて、頻脈になっていることに気づくのは全く普通のことです。また、恐怖や高いストレス、危険を感じている状況では、頻脈になることもあります。同様に、毎日運動をしている人は安静時の心拍数が低い傾向にあります。アスリートの中には、安静時の心拍数が1分間に40回と遅いが全く健康体、という人もいます。
でも、なんで脈拍を測るべきなの?
まず第一に、運動をする際に脈拍を測ることは、自分の身体の状態や運動能力の向上を確認するのに役立つと考えることができます。第二に、運動中に自分が直面している限界をより意識することができるようになります。
さらに、脈拍を測ることで、知らないうちにかかっているかもしれない病気の早期発見に繋がるかもしれないことがあります。例えば、大動脈解離のような深刻な状況では、脈拍に異常が現れることがあります。脈拍を測るという単純な行為は、思わぬことで病気の早期発見に役立ち、命を救うことにもなるかもしれません。
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脈拍はどうやって測るの?
通常時に脈拍を測定するには、理想的には、運動直後を避け、落ち着いてリラックスしている状態がベストです。そういった状態だと、安静時の心拍数を知ることができます。
体の様々な部分で測ることができますが、一般的な方法は首や手首で脈拍を測ることです。初めて自分で脈拍を測るときは、最も強く脈を感じることができる首で測るのが良いでしょう。
まずはストップウォッチを用意しましょう。腕時計や携帯電話でもOKです。ストップウォッチを用意したら、次の手順に従ってください。
- 人差し指と中指をあごの下と首の上部が重なる部分に置きます。心拍を感じるまで、その部分を軽く押してください。ただし、あまり強く押しすぎると、誤った結果が得られる可能性があるので注意してください。
- 脈拍がわかり、はっきりと感じることができたら、ストップウォッチでカウントを開始します。1分または30秒間、拍動を数えましょう。30秒で測った場合は、拍数の合計を2倍してください。
先ほど説明した通り、安静時の脈拍数が60〜100回の間であれば、正常範囲内です。しかし、心拍数が1分間に100回を超えたり、リズムが不規則だと気づいた場合は、できるだけ早く医師に相談してください。
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まとめ
脈拍を測定することはとても簡単で、日常生活の様々な場面で役立たせることができます。例えば、心拍数が大幅に上がるほどの運動をしていることを確認するのに役立ちます。脈拍は、手首、首、腹部などで測ることができます。
指で測るのが難しい場合は、心拍計を購入すると良いでしょう。異常に気づいたときや、安静時の心拍数がいつも以上になっているときは、医師に相談することをお忘れなく。
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