クローン病とは?

10月 22, 2017
周りにクローン病をお持ちの方はいますか? この記事では、クローン病についてご紹介します。

世界中で約500万人がIBD、すなわちクローン病やその他の衰弱性疾患だと言われています。

認知度の低い疾患を社会に広く知ってもらうことは、科学の発達、医療の進歩、社会政策によって患者に新しい治療法と希望が与えられるための入り口となります。

クローン病について聞いたことがない人にとっては、なかなか理解するのが難しい病気でしょう。

  • 口から腸まで、消化器官のあらゆる部分に、慢性的に影響を与える病気です。
  • 小腸の下部や大腸の入り口でよく発症することがあります。
  • その原因はまだ明らかになっていません。しかし、免疫系のシステムに影響を与える遺伝的変化と関係しており、ある要因の反応として炎症を起こしてしまいます。

クローン病に関係する要因

この病気は自己免疫の乱れです。免疫システムが誤って身体を攻撃してしまい、消化器官の健康な組織にも炎症を起こしてしまいます。

さらに、放っておけば一生のものになってしまう炎症が、消化器官の壁を厚くしてしまい、消化機能に影響を与えてしまうのです。

この病気を引き起こすその他要因には下記のようなものがあります:

  • 遺伝や家系: もし親族にクローン病を持った人がいれば、10倍発症の可能性が高くなります。
  • 環境的要因: たばこや大気汚染による有害物質がこの病気と関係しています。
  • ウィルスやバクテリア: 消化器官でウィルスやバクテリアが多く発生してしまうと、免疫システムのメカニズムを乱してしまいます。
  • 食事: 身体に問題がある状態、あるいはある食べ物を消化できない状態
  • 年齢: どの年齢であろうと起こり得ます。15歳から35歳で診断されることが一般的です。

クローン病の症状

この病気の症状は患者によって様々です。消化器官のどの部分に症状が出ているかによります。

症状の軽いものから重いものまであります。一生残るものから、ストレスの具合によって出たり消えたりするものもあります。

このような症状があればクローン病の可能性があります:

  • 激しい腹痛
  • 疲労
  • 食欲減退
  • 空っぽだったとしても腸を動かす必要がある
  • 出血を伴うこともある、水様性下痢
  • 体重減少
  • 発熱

これらの症状は全て医師の診察を受ける必要があります。その他の消化器官の問題と関係している可能性もあります。

次のような症状が出る可能性もあります:

  • 便秘
  • 炎症、関節痛
  • 口内炎
  • 腸の出血
  • 赤く柔らかい出来物
  • 皮膚の出血

検査と診断

お腹をおさえる人

症状がある場合、医師に検査してもらいましょう。次のような検査によってクローン病を発見することが出来ます:

  • バリウム注腸あるいは食道十二指腸鏡検査
  • 大腸内視鏡検査あるいはS状結腸鏡検査
  • 腹部の断層撮影レントゲン写真術 (CT)
  • カプセルの内視鏡検査
  • 腹部の磁気共鳴画像 (MRI)
  • 小腸鏡検査

クローン病の治療

クローン病は多くの場合、腸の影響を受けている部分を取り除く手術が行われますが、ほとんどの患者はそこからの薬物治療やライフスタイルの変化が求められます。

薬による治療

治療には、止しゃ薬や抗炎症作用のある薬などが用いられます。痛みを和らげるのに使用されるアスピリン、イブプロフェン、ナプロキセンは症状を悪化させる可能性があるので、避けなければなりません。

食事

主な栄養素を取り入れた、低カロリーでバランスのとれた食事は、患者の生活の質を高めます。

一般的には、医師は下記のようなことを勧めることが多いです:

  • 加工食品、揚げ物、精製された食品を避ける
  • 水を飲む量を増やす
  • 食物繊維が豊富な食べ物の摂りすぎを避ける
  • 乳糖不耐症であれば、乳製品を摂りすぎないようにする
  • ガスを発生させる食べ物を避ける

 

この病気のような慢性的で痛みを伴う病気を静かに患っている人はたくさんいます。いろいろな状況の人への理解を深め、科学の進展をサポートできるよう、自分にできることから始めましょう。

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