高血圧の合併症7つ

· 4月 16, 2017
静かなる殺し屋と呼ばれる高血圧は命の危険を伴う合併症や様々な症状を引き起こす危険な疾患です。本記事で詳しくご説明します。

高血圧は血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態の循環器系の疾患で、高い血圧により全身の血管が障害を受けます。

自覚症状がほとんどない高血圧は「静かなる殺し屋」と呼ばれており、ほとんどの初期症状が見落とされがちなだけではなく、自覚症状が現れたときには症状が悪化しています。

最初は何の痛みもありませんが、時間の経過と共に体内機能に影響を及ぼし、最終的には生命の危険もある疾患へと悪化します。

本記事では「静かなる殺し屋」である高血圧について学び、高血圧が原因で起こる7つの合併症をご紹介します。

1.心臓発作

心臓発作は、高血圧が引き起こす疾患の中でも最も深刻な症状です。動脈が固くそして狭くなり血流に影響を及ぼす心臓発作は死に至ることも多い合併症です。

2.脳卒中

脳に酸素を送る血管の障害により、突然意識を失って倒れるのが脳卒中で、高血圧は脳への血液の流れに直接影響を及ぼすため、高血圧の人は脳卒中を引き起こすリスクが高いといわれています。

3.心臓麻痺


心臓麻痺や心不全は心臓に過剰なストレスがかかることで発症します。

血管の壁が厚くなり、そのため血管の内径が狭くなりますが、その血管を使って血液を送り出すことで心臓麻痺を発症します。

心臓麻痺は心筋に直接影響を与えるため、高血圧の死因の中で最も多いといわれています。主な症状は以下の通りです:

  • 呼吸困難
  • 手足の炎症
  • 腹部の膨満感
  • 尿失禁
  • 疲労感や虚脱感

4.糖尿病

糖尿病は、高血圧が引き起こす他の疾患とは異なります。糖尿病は制御されていない高血圧が原因だといわれています。

血糖値が制御不能となると血液の流れに影響を及ぼします。また動脈の健康にも影響を及ぼすため、心臓への血液の流れにも影響を及ぼします。

他の要因が原因の血圧の問題も血液に同様の影響を及ぼし、糖分がエネルギーとして使われなくなります。また、血圧が代謝、そして膵臓や腎臓の機能に影響を及ぼすため、高血圧を発症している患者の糖尿病は悪化する傾向があります。

5.アテローム性動脈硬化症

アテローム性動脈硬化症とは動脈硬化の一種で、高血圧などにより血管内膜が傷つき、血管のしなやかさが失なわれます。また、脳梗塞、心筋梗塞そして冠動脈などの原因になるといわれています。

6.腎臓の疾患

腎臓は背中の背骨を挟んだ両側に位置し、血液中の老廃物や不要物をろ過して、余分な水分とともに尿として体外に排出する器官です。

腎臓が正常に機能するために必要な血液の流れを制限してしまう高血圧は、これらの機能に悪影響を及ぼします。そして時間の経過と共に、腎臓への酸素や栄養素の供給が減少するため、腎機能の低下を引き起こします。

7.目の疾患

高血圧が目の健康に影響を与えることをご存知ですか?

あまり関係がないと考えられがちですが、高血圧症で血圧が高く、血管の壁が厚くなることで、血管の内径が狭くなり、網膜への血液の供給が悪くなります。その結果、網膜に障害を与えます。

高血圧と診断された人は次第に目の疾患を発症します。目の炎症やかすみ、視力低下などの症状が始まります。

高血圧症への対処法

高血圧の症状を緩和する処方薬の中には、高血圧性網膜症などの疾患の症状を軽減する薬もあります。

高血圧を発症したら、定期的に医師の検診を受けることで、血圧の変化や異常を早期に発見することができます。また体の他の部分にいつもと違う感じや、異常が起こっていないか注意しながら、健康管理を行うことも大切です。