子どもが低体温症にかかったら?

25 2月, 2020
幼い子ども、特に乳幼児の低体温症は、まだ完全に言葉でコミュニケーションを取れないため、発見が遅くなる場合があります。迅速な行動を取り、体温をできるだけ早く回復するために必要な措置を取ることが重要です。

子どもの低体温症は、正常な体温、つまり摂氏35度を下回ると発生します。体の体温調節機能は、それ以下になると機能しなくなるのです。

低体温症は通常、適切な衣服などを着ずに低温に長時間さらされた結果で起こります。この記事では、幼児の低体温症の対処方法について学びましょう。

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子どもと赤ちゃんの低体温症について知っておくべきこと

まず第一に、体が熱を失うには多くの条件があることを知ることが重要です。これらには下記が含まれます。

  • 放熱。体とその周囲の環境の間には温度勾配の差異があります。
  • 伝導。特定の温度の表面との接触によって起こります。低体温症の場合、何か低温の物質との接触を指す。
  • 蒸発。体液が蒸発する際の熱の損失です。たとえば、発汗、荒い呼吸など。

子どもの低体温症の原因

低体温症は、どんな人でも、一年のどの季節でも起こります。赤ちゃんや幼い子どもは、体がまだ発達途中なので、低体温症に見舞われる可能性が最も高くなります。つまり、体温を調節するメカニズムがまだ発達途中なのです。

子どもと赤ちゃんの低体温症における、最も一般的な原因は次のとおりです。

  • 低温に対する不適切な保護(衣服など)
  • 寒い環境下で、赤ちゃんや子どもが濡れた服を長時間着たままでいる。
  • 子どもが発熱しており、親は子どもを冷やすことで熱を下げようとする(熱さましシート、水風呂、扇風機など)。このような急激な温度変化により、体温調節機能にショックを与えてしまうことがあります。

子どもの低体温症

子どもの低体温症は、低温に耐えうるような、十分に温かい格好をしなかったことが原因なことがあります。したがって、症状に注意することが重要です。

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子どもの低体温症

低体温症の症状

  • 震えが出る
  • 皮膚が冷たくなり、青白くなる。赤ちゃんの場合、皮膚はピンク色のままのことが多い。
  • 呼吸と脈拍が遅くなる
  • 反射神経が反応しない

赤ちゃんの肌の温度、行動の変化、食欲不振に特に注意を払う必要があります。赤ちゃんは自分で「寒い」とは言えません。

泣く赤ちゃん 子どもの低体温症

幼児の低体温症の対処方法

低体温症の最初の兆候があれば、直ちに医師に連絡してください。すぐに医師の診察を受けることができない場合は、待機中に次のことを行います。

  • 徐々に部屋の温度を上げ、暖房のかかった部屋に連れて行く。
  • 服が濡れている場合、脱がせる。
  • 頭を帽子や毛布で覆い、胸に抱きしめ、体温が上がるようにする。
  • 素肌に直接熱を当てない。また、火傷につながる可能性があるため、間に布地がない限り、熱湯を入れたペットボトルや湿布などは使用しない。
  • 低体温症が安定した後でも、時々子どものバイタルサインを確認する。同様に、意識がないなら呼吸を確認する。人工呼吸を行う必要がある場合は、子供を回復体位(横向き)にする。そこから人工呼吸を行い、医療処置を待つ間に心臓マッサージを行う。

自分で赤ちゃんの低体温症に対処しなければならない場面では、とにかく徐々に温めることが重要です。症状が悪化したり、明らかに深刻な場合は、できるだけ早く医師に診せるために必要と思われるものなら何でもする必要があります。

子どもの低体温症の対処方法

状況の深刻さによっては、119番に電話する必要があります。症状を確認しましょう。低体温症の深刻な兆候が見られない場合は、次の手順に進みます。

  • 肌の色が正常に戻るまで、子どもを温かい(熱すぎない)ぬるま湯で満たされたお風呂に入れる。その後、お風呂から出し、すぐに体を乾かす。
  • その後、暖かく乾いた服を着て、暖房がきいた部屋に連れて行き、必要なだけ毛布で包む。赤ちゃんの場合と同じように、抱擁して体温で暖めても良い。また、帽子、手袋、靴下を着用させる。
  • さらに、温かい飲み物と食べ物を与える。
  • 症状が悪化する可能性があるため、子どもをひとりにしない。

基本的に、これらの処置を行うと、比較的短時間で体温が正常に戻ります。しかし、もしそうでなく症状が悪化したときは、すぐに急患に連れて行くか、救急車に電話してください。

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