家でできるパイナップルの育て方
えっ?パイナップルって家で栽培できるの?と興味津々の方、続けてお読みください。パイナップル栽培はとてもカンタンで楽しいです!パイナップルのヘタと水の入った容器、植木鉢があれば簡単にパイナップルの栽培ができます。
パイナップルを家で育てる理由
このテクニックは本当にすばらしいです。まず、買って来たパイナップルのヘタの部分をとっておきましょう。いつもバッサリ捨てていたヘタをこれからムダにせずにすむうえ、お子さんにとってもすばらしい学習体験となります。必要なのは、水を入れるガラス容器・植木鉢・そして生育を気長に見守る忍耐だけです。
パイナップルは、とてもヘルシーでさまざまな健康効果をもたらしてくれる果物だと考えられています。天然の利尿剤として体内から毒素を排出する手助けをしてくれるほか、食物繊維が豊富で便秘防止にも役立つと言われています。そのうえ、基礎代謝を高めて脂肪の燃焼を促したり、カリウム、葉酸、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6を含み、消化を助け、腸内寄生虫を駆除する効果もあるとされています。
パイナップルは生で食べるだけでなく、ケーキや菓子パンにも使えますし、フレッシュジュースにして朝飲めば、元気いっぱいで1日をスタートできます。それでは、家でパイナップルを育てる方法をご紹介しましょう!
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家でできるパイナップルの育て方
まず、適したパイナップルを選ぶところから始めましょう。十分に熟したもので、柔らかすぎず、頭に緑の葉がついているものでなければなりません。茶色や黒ずんだパイナップルではなく、ヘルシーな緑色のものを選びましょう。できれば、殺虫剤やその他の化学薬品を使用していない有機栽培のものをおすすめします。
また、トゲトゲが灰色や黒っぽい色でないか、虫がついていないかもチェックしましょう。全体的に、ヘルシーで見かけのよいパイナップルを選んでください。
ステップ1
まず、葉をそのままにしてヘタの部分をもぎとります。ナイフを使うよりも手でもいだ方が、多くの根を残すことができます・
次に、ヘタから残っている実を取り除きます。パイナップルのこの部分は、新しい実が生えてくるところです。ですから、きれいに実をとって、新しい根が生えてこられるようにする必要があります。そのあと、この部分をきれいに拭いましょう。上の写真では、小さな根がすでに生えています。
ステップ2
パイナップルのヘタを水差し用の容器で育てます。葉の部分がゆったり入る大きさのガラス容器を用意しましょう。根が少しずつ生えてくるあいだ、最低3週間は容器にいれておく必要があります。水を毎日替えることと、暖かい場所に置いておくことが大切です。
ステップ3
植木鉢にパイナップルを植え替えます。プラスチック製ではなく、素焼きの植木鉢を使うのが良いでしょう。 植木鉢の底には、 水はけをよくするために軽石を敷きます。
ご存知でしたか?
土は普通の鉢植え用で十分です。特別なケアはあまり必要ありません。湿気が高いところに置く必要がありますが、土がじっとり湿っている必要はなく、絶えず水をやる必要もありません。植木鉢は日当りのよいところに置きましょう。ただし、あまり直射日光があたりすぎるところもよくありません。
あと必要なのは忍耐だけです。パイナップルは、根がしっかり生えるまで6~8週間かかります。2ヶ月待つのが理想的です。植え替えた後は、1週間に2回水やりするだけで十分です。葉が落ちてしまっても心配いりません。それは正常なことで、そのあと自然に新しい葉が生えてきます。夏の暑い時期には成長が早く、涼しくなると成長速度が落ちます。冬は大きくなりません。実がなるまでに最低1年間はかかりますが、待つ価値は十分あります!ぜひお試しください!
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