膝の痛みの原因と対策

最初に鋭い痛みを感じたなら、必ず専門家を訪れるようにして下さい。差し込むような痛みにはテーピングなど、有効な方法があります。
膝の痛みの原因と対策

最後の更新: 02 12月, 2018

膝の痛みの原因は、最近の怪我だけでなく、かつての怪我が完治していないなど様々ですが、何が原因であれ、膝の痛みは不快で辛いものです。

膝は、全体重を支えながら、無理な動きや、時には体重超過にも耐えています

本記事では、膝の痛みの原因と、痛みを緩和するハーブやオイルを使った自然な方法をご紹介します。

膝の痛みの主な原因

膝の痛みの原因として考えられるものをいくつかご紹介します:

関節炎;関節の腫れによるもの

・滑液包炎;膝への極度の緊張、または過度の負担が原因となる腫れ

腱鞘炎;ランニング、ジャンプ、また速足であるくことによるアキレス腱への負担による腫れ。(膝の腱鞘炎はアキレス腱断裂の原因にもなる可能性があります)

靭帯の損傷または断裂;多くの場合、ギシギシとした感覚、または鋭い痛みを伴う

半月板の損傷;膝の無理な動きにより起こることが多く、強い痛みを感じることは少ないものの、痛みがすぐ現れる場合もあれば、数日後に現れる場合もある

筋肉のすじ違い、捻挫;多くの場合はねじったことによることが原因で、中には靭帯の損傷が原因の場合も

・ベーカー嚢胞;この場合は不要な液体が膝にたまることによって起こる

また継続的に、原因を見つけられることなく膝の痛みに苦しんでいる場合には、必ず医師の診察を受けてください。

膝は特に腎臓の問題が現れやすい場所だと言われているため、腎臓に健康上の問題が生じると膝の痛みを発症し、腎臓の問題が解消されると痛みが消滅することもあります。

 

無題

膝の痛みにはどう対処したらいいの?

鋭い痛みを感じた場合

・すぐに冷やして様子をみます。できる限り動かないようにしましょう。

・医師に連絡し、医師の指示に従い、必要に応じて診察を受けましょう。

以前から続く痛み、または継続的に続いているもの、また原因がはっきりしない痛みの場合

・必ず医師の診察を受け、医師の指導のもとで、理学療法士などのセラピーを受けましょう。

ここからは家庭でも手軽に取り入れることができる自然療法をご紹介します。必ず医師に相談してから開始してください。

キャベツで湿布する

キャベツは膝の腫れを緩和するのにおすすめの食材で、ドイツのデュイスブルク・エッセン大学のチームが、2016年に「Clinical Journal of Pain」で、キャベツの葉には膝の痛みを緩和する効果があることを発表しました。

キャベツの葉を使った湿布

・必ず通常の緑のキャベツを使用してください。

・キャベツを熱湯で茹で、固く絞って水気を切ります。

・膝の腫れている部分に直接湿布をするか、布などと一緒に巻いて30分程度そのまま当ててください。

オイルをつかったマッサージ

膝が熱を持っているときは、天然オイルを使うとその熱を緩和する効果があります。

腫れがある場合、または赤く腫れている場合

・50ミリリットルのアーモンドオイルとミントのエッセンシャルオイルを15摘

痛みはあるが、熱は特に持っていない場合

・ゴマ油、またはオリーブオイルとしょうがのエッセンシャルオイルを15摘

こちらもご参考に:膝の痛みを和らげる5つの方法

オトギリソウのオイル

オトギリソウのオイルが膝の痛み、打撲、やけど、絆との緩和に役立つと言われています。

オトギリソウは、代謝を向上させる効果や、うつ症状の緩和など様々な効能がある植物です。

・オトギリソウの花をよく叩いて柔らかくした後、オリーブオイルにひたし30日以上戸外においてください。

・オイルが赤みがかってくるはずです。

・出来上がったオイルを、一日に2回から3回マッサージしながら、やさしく膝にぬりこんで下さい。

アルニカ

アルニカはスポーツ選手などが炎症防止のために使用する人気のハーブです。

またアルニカを成分にしたクリームやジェルも販売していますので、膝に塗布してください。

アルニカ

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このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。