チキンナゲットって何からできてるの?

· 11月 28, 2015
チキンナゲットの問題点は、チキンのどの部分からできているかよりも(いろいろな内臓などを含んでいる場合があります)、製造業者が使う人工保存料やその他の食品添加物にあります。

ファストフードにはいろいろありといえど、サイドオーダーの定番といえば、フライドポテトの次にくるのがチキンナゲット。冷凍食品としても出回っています。カリカリ、アツアツの小さな黄金色のフライ。広告の写真を見ているだけで、よだれが出そうになっちゃいます。

でもチキンナゲットって、一体何からできているんでしょうね? 今回は、その疑問にお答えします。正体がわかったあとで、それでも食べたいかどうかは、あなた次第です。

お腹がすいていなくても、疲れているときなど、無性に食べたくなるチキンナゲット。子どもたちにとってヘルシーなおやつだと思っていたり、医者からコレステロールを下げるため赤身の肉は食べないようにと言われ、まさか中性脂肪を上げるとも知らずにチキンナゲットを選んだりする人も多いのではないでしょうか。

今度ファストフードのお店でメニューを見ているとき、お弁当や夕食のおかずを考えているときなど、チキンナゲットの正体が一体何かを思い出し、正しい選択をするようにしましょう。

チキンナゲットはどうやって作られるか

ハンバーガーよりヘルシーに思われがちのチキンナゲットですが、実はストロベリーフローズンヨーグルトや風船ガムに似た、ピンク色のペーストからできています。このペーストは、チキン丸ごとを機械的に分離し、すりつぶしたものなのです。これについては、Michael Kindt氏が最近、ブログ『Early Onset of Night』で公表しています。

 

ナゲット2

しかし、話はそれだけではありません。こういうプロセスでできたピンク色のペーストには、細菌がウヨウヨしているそうです。それを取りのぞくために、一体どうしているのでしょうか。工場では、このペーストをアンモニア液に浸して消毒するという、シンプルでぞっとするような工程を取っているそうです。ここで終われば、チキンナゲットを料理するたびにアンモニア臭に悩まされることになりますよね。そこで消毒液の味と臭いを隠すために、人工の食用色素と香料を使います(こういった添加物は、毎日私たちが食べている数多くの加工食品にも使われています)。

イギリスの人気シェフ、ジェイミー・オリヴァー氏も、米国のテレビ局ABCネットワークで放映されている自分の番組『Food Revolution (食べ物革命)』で、チキンナゲットの隠された製造工程についての関心を高めるのに一役買いました。オリヴァー氏は、この件への世間の関心を高め、親たちがこの不健康な食べ物を子どもたちに買い与えるのをやめさせたかった、と語っています。でも、この点については成功しなかったようです。

その後、やはり米国のナショナル・ジオグラフィックチャンネルでも、「機械的分離」テクニックを使って製造されている加工食品についての番組を放映しており、チキンナゲットの正体を説明しています。

 

ジェイミー・オリヴァー

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ハフィントンポストが「ニセ」食品を調査

世界的なインターネット新聞であるハフィントンポストの記事『チキンナゲットには一体何が入っているのか』は、ナゲットには本来なら唯一の材料であるべき鶏肉以外にも、内臓・砕いた骨・脂身・血管・神経・軟骨のほか、30種類近くの食品添加物が含まれていることを発表して、国際的な注目を浴びました。この記事によると、チキンナゲットに含まれる鶏肉は50%以下で、残りは混ぜ物なのだそうです。

この記事の冒頭にはこう書いています:「ファストフードを注文するとき、健康的な選択をしていないということは自覚していても、少なくとも食べ物だと思っているもの。チキンはチキンだし、肉は肉だ、そうでしょう?」

ハフィントンポストでは、「にせ」食品について、数多くの調査を行っています。チキンナゲットに関して言えば、その材料の半分だけが本物の鶏肉で、残りは3ダース以上の食品添加物と混ぜ物から成り、そのひとつは硫酸アルミニウムなのだそうです。

ナゲット5

米国の医学雑誌America Journal of Medicineでは、2つの大手ファストフードチェーン(会社名は明記していませんが、この2つがどこの会社かはほぼ推測がつきます)が提供しているチキンナゲットを比較しています。それによると、どちらの会社のナゲットも、含まれている鶏肉は最高50%にすぎず、残りは軟骨・神経・砕いた骨・血管・脂身を混ぜたものだったそうです。

ミシシッピー大学メディカルセンターのRichard D. deShazo博士は、こう述べています:「いくかの会社は、脂肪の少ない胸肉の代わりに、ニワトリの各部分を使った人工的混ぜ物を使用することを選択した。そして、これに衣をつけて油で揚げたものをチキンと呼んでいる。実際には、鶏肉の副産物で、カロリー・塩・砂糖・脂肪をたくさん含んでいる。だれにとっても健康的ではない」。

イエール大学のDavid Katz博士は、研究結果はまだ出ていないが、この混ぜ物は有害である可能性があると述べています。人々にこの製品を食べるのをやめさせるには、ニワトリの神経や血管・砕いた骨などが入っていると伝えるだけでは十分ではなく、味や硬さを変えるために食品添加物が含まれていることも知らせる必要があります。チキンナゲットの問題は、ニワトリのどの部分が使われているかよりも、製造工程で加えられる合成保存料や食品添加物にあるのです。

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ナゲット-3

先出のハフィントンポストの記事によると、チキンナゲットの原料の中に、消泡剤であるジメチルポリシロキサンが含まれているのを発見したそうです。この物質は、車の不凍液にも使われています。これらの添加物は有害であるとは規定されていませんが、私たちの身体にいいというわ

けでもありません。また、頭痛や過剰発汗を引き起こすと言われているグルタミン酸ナトリウム(化学調味料)が含まれているブランドもあるそうです。さらに、いずれの商品にも

、デキストロースという名前で多量の砂糖が含まれているといいます。同時に、ある会社のチキンナゲット10個中には、900ミリグラムのナトリウムが含まれているとか。これは米国の基準では、大人の1日のナトリウム摂取目安量の1/3以上に相当します。

 

今回は市販のチキンナゲットの正体についての情報をお伝えしました。もちろん良心的な製品もあるかもしれませんが、健康のためにも加工食品はできるだけ避けたいもの。手作りナゲットのレシピもいろいろ出回っていますから、どうしても食べたくなったらご自分で作ってみましょう!