【ベノルトンってどんな薬?】特徴と用途を見てみよう

14 8月, 2020
ベノルトンは通常、成人における下肢の軽度の慢性静脈不全症に伴う症状の緩和を目的として処方されます。
 

ベノルトン(Venoruton)は、血管を保護する全身性血管保護薬のグループに属する薬で、有効成分はヒドロキシエチルルトシドとなっています。

医師により、下肢の軽度の慢性静脈不全症に関連する症状の緩和のために成人に処方されます。

具体的にその病気の症状には、次のようなものがあります。

  • 痛み
  • 重苦しさ
  • 締め付け
  • チクチク
  • 痒み
  • 下肢静脈瘤
ベノルトン 

軽度の慢性静脈不全症とは具体的にどのようなものなのでしょうか?

足が重いと感じるのは、軽度の慢性静脈不全症が原因かもしれません。この疾患がある場合、足の静脈が適切に心臓に血液を送り返すことができず、しばしば静脈瘤と足の疲れが症状として現れます

この状態は、初期段階では健康に深刻な問題をもたらすものではありません。しかし、その症状により、生活の質が低下します。ですので、効果的な治療と健康的な習慣が不可欠になります。

軽度な慢性静脈不全症の危険因子

軽度な慢性静脈不全症の発症を促進する危険因子がいくつかあります。その中には、以下のようなものがあります。

年齢と遺伝

年齢を重ねるごと発症する可能性が高くなります。しかし、軽度の慢性静脈不全症には遺伝的な要因があります。このため、両親が慢性静脈不全症を患っている場合は、自分もかかるリスクが高くなります。

 

妊娠中の方

赤ちゃんが与える圧力だけでなく、妊娠中に起こるホルモンの変化は、静脈瘤や軽度の慢性静脈不全症の発症を促進することができます。

性別

女性であることとこの症状の発症には関係があります。これは主に、女性特有のホルモンの変化の影響によるものです

座りっぱなしの生活

座りっぱなしの生活をしていると、長時間動き回らないだけでなく、血行不良にもつながります。したがって、血圧が上がり、静脈の拡張を引き起こすのです。

体重過多

明らかに、体重が思いほど、脚に大きな圧力がかかり、したがって、静脈にも圧力がかかります。したがって、体重が増えれば増えるほど、リスクが高まります。

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ベノルトンの機能

ベノルトン 

この薬は、成分の3つの効果のおかげで、軽度の慢性静脈不全症の症状を緩和します。その効果とは下記の通りです。

  • 抗酸化作用。血管の壁を強化し、保護する。
  • 足のむくみや痛みを軽減する
  • 微小循環を促進し、局所の酸素化を改善する

ベノルトンは、オレンジ味の内服液で、小袋に入っています。通常の服用量は1日1袋です。通常、2週間以内に改善が見られます。

 

医師の指示があれば、最長で2~3ヶ月間、ベノルトンの治療を続けることができます。ただし、初めの2週間以内に症状が改善しない場合は、すぐに医師にその旨を伝えてください。

ベノルトンの使用禁忌と注意事項

一般的に、ヒドロキシエチルルトシドやベノルトンに対する過敏症は、この薬の禁忌の1つに挙げられます。

妊娠に関しては、ヒドロキシエチルルトシドは奇形や胎児の毒性を生じないことを示すデータがあります。したがって、必要に応じて、妊娠中の使用を検討してもよいでしょう。

しかし、一般的に認められている安全性の推奨事項に基づいて、妊娠最初の3ヶ月間はヒドロキシエチルルトシドを使用すべきではありません。

同様に、心臓、肝臓、腎臓の疾患による下肢浮腫がある患者に対しても、医師は注意を払うべきとされます。これは主に、これらのケースでのヒドロキシエチルルトシドの効果がまだ実証されていないからです。

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ベノルトンの副作用

すべての薬と同様に、この薬にもいくつかの副作用があります。以下のような症状が出た場合は、服用を中止してください。

  • 呼吸困難や嚥下障害
  • 顔、唇、舌、喉の腫れ
  • 発疹やじんましんを伴う強いかゆみ
  • まれに、鼓腸、下痢、胃部不快感、腹痛などの他の症状

まとめ

最後に、ベノルトンは軽度の慢性静脈不全症の症状を緩和します。さらに、より良い結果を得るためには、運動や適正体重の維持など、健康的なライフスタイルを送る必要があります。

 
 
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